9日(土)、浦和レッズは埼玉スタジアムにて、明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第2節 柏レイソル戦に臨む。今シーズンはなかなか出場機会に恵まれない中、直近の2試合で先発フル出場を果たし、前節の福岡戦ではセットプレーから鮮やかなヘディングシュートを決めてチームの逆転勝利に貢献した那須大亮。昨夜産まれた第2子となる女児の誕生を励みとし、頼れる背番号4が、明日も闘志を前面に出したプレーで勝利をつかみ取る決意を語った。

「明日は柏レイソルとの対戦になりますが、レッズは攻守において全体をコンパクトにすることが大事になります。そのためには、ディフェンスラインの押し上げももちろんですが、後ろからだけでなく、全体がコンパクトにする意識を共有することが必要です。そこは普段の練習から意識して取り組んでいますし、繰り返し行ってきたので、トレーニングで積み重ねてきたことを、明日の試合でも出したいです。コンパクトにできないと、全体が間延びして空いたスペースを相手に使われてしまい、相手選手の特徴が生きる形になってしまうので注意したいです。

これから夏場を迎えて、気温や湿度が高い中で試合を行うことになりますが、暑さの中で選手たちの疲労も溜まりやすくなったり、集中も欠きやすくなりがちです。そういうときこそみんなで声を掛け合っていかなければいけません。声を出すことは、気持ちをつなぎ止める意味でもとても大事です。僕が声を出すことで、他の選手も刺激されて声を出すようになったり、それがチームだと思います。苦しいときこそ声を出してラインを上げたりして、みんなで支え合っていきたいです。

今シーズンはなかなか出場機会が少ない中で、直近2試合の神戸戦と福岡戦は90分試合に出ることができました。福岡戦ではゴールも決めることができましたが、僕にとっては、全ての試合が最後だと思っています。それくらいの危機感を持ってやっていますし、もう走れないというくらい走って、試合が終わったらその場に倒れるくらいの気持ちを持ってプレーしています。それくらい闘う気持ちを出さないと、勝利は引き寄せられません。

私事ですが、昨夜、第2子となる女の子が産まれました。母子ともに健康で、出産にも立ち会えて本当にありがとうという気持ちです。チームメイトのみんなからも祝福の言葉をもらって本当にありがたかったです。これを励みにまたがんばろうという気持ちですし、何よりも次はホームゲームなので負けられません。相手のことよりも、まずはレッズらしいサッカーをして勝利をつかみ取りたいです。

みんなでしっかりとハードワークして、コンパクトなサッカーができれば、明日はいい戦いができると思います。埼玉スタジアムには多くのファン・サポーターのみなさんが足を運んでくれると思いますが、みなさんと笑顔で喜び合えるように、チーム一丸となって全力で闘いたいです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】