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負けられない戦い、アウェイ勝利を

豪雨の埼玉スタジアムで劇的な逆転勝利を飾った6日のジュビロ磐田戦(2-1)から中2日。16日間5試合のまっただ中にいる浦和レッズの連戦4試合目は、9日(火)19時より、韓国・全州ワールドカップスタジアムで行なわれるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第4戦・全北現代モータース戦だ。
3日に埼玉スタジアムで行なわれた全北との初戦は、悪夢のような展開だった。試合開始6分に原口元気のゴールで先制したレッズだったが、その後は山のようなチャンスをことごとく逃し、逆転負けを喫した。その結果、グループステージ突破ラインの2位にいたレッズは全北現代に抜かれ、3位に後退した。
だが、平日ナイターにもかかわらず足を運んでくれた多くのファン・サポーターに対し、槙野智章らは「勝ち点3をプレゼントできなくて申し訳ないという気持ちでいっぱいになった」と唇を噛みしめ、6日のジュビロ戦では、執念の勝利をつかんだ。
そして、迎える全北とのアウェイでの試合。選手たちは口々に「勝つしかない」「ここで勝たないと決勝トーナメントに進めないという気持ちで戦う」と燃えている。
全北現代といえば、2007年9月のACL準々決勝が思い出される。レッズはホームでの第1戦を2-1でものにし、アウェイでの第2戦では2-0で完勝してベスト4入り。勢いは最後まで衰えることなく、ACL優勝、そしてクラブワールドカップ3位という成績までつながっていった。
あれから6年。当時もいた選手は互いに少なくなっているが、わずか6日前に対戦した相手ということで、互いに選手の特長を把握し合っての試合となる。
注意すべき選手はやはり、李東国(イ ドングッ)だろう。韓国代表としても活躍し、ドイツブンデスリーガやイングランド・プレミアリーグでもプレーしたベテランは、3日の初戦でセットプレーから1ゴールを決めており、33歳になっても高さと強さに陰りのないことを見せつけられている。まずは彼への供給を絶つこと。そして、ゴール前の競り合いになった場合はしっかりと体を寄せて、思うような空中ポジションを取らせないことが肝心だ。
会場のある全州には多くのサポーターが日本から駆けつけてくれるだろう。そして、ホームである埼玉スタジアムからはパブリックビューイングを通じてレッズに声援が送られるはずだ。
「絶対に負けたくない」。こう話すのは現在公式戦2試合連続得点中、今シーズン公式戦8試合で5得点と絶好調の原口だ。
絶対に負けてはいけない。熱い戦いで勝ち点3を手にして、さいたまへ帰ろう。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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