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第18節 vs新潟「劇的な逆転で2試合ぶりに勝ち点3を手にする」

9日、18時33分より埼玉スタジアムにて、明治安田生命J1リーグ 第18節 アルビレックス新潟戦が行われた。

レッズは2試合ぶりに3-4-2-1で試合をスタート。出場停止の遠藤の位置に那須が入り、武藤が2試合ぶりに先発に復帰した。

猛暑到来を思わせる蒸し暑さの中、試合は新潟ボールでキックオフ。立ち上がり、前線が勢いよく相手を追うアグレッシブな攻撃姿勢を見せたレッズは、リーグ4試合ぶりに右ワイドに入った関根の位置から次々とチャンスをつくり、10分には関根のクロスに武藤が右足を合わせ、シュートを打った。

これは惜しくもGKの正面となったが、13分には左ワイドの宇賀神のクロスにラファエル シルバが頭を合わせ、33分には相手DFの裏を狙った柏木の浮き球のパスに中央でラファエル シルバが合わせるなど、バリエーション豊かな攻撃で新潟を揺さぶっていく。

だが、新潟は4-4-2の基本フォーメーションで中央をがっちり固めながら、浦和のサイド攻撃に対してサイドハーフが落ちて対応し、ゴールを割らせない。

すると、レッズが優勢に試合を進めながらも徐々に膠着ムードが漂い始めた35分。敵陣でボールを保持し、前掛かりになったところで奪われてカウンターを受けると、一度はゴール前でDFの人数がそろったものの、最後は小泉に流し込まれて0-1とされた。

後半は互いに同じメンバーで試合を開始したが、1点を追うレッズが先に動き、57分に武藤を下げて駒井を投入。駒井が右ワイドに入り、関根がシャドーに上がった。

攻勢を強めたいレッズは、サイドから突破口をつかもうと試みるが、時間を追うごとに守備意識を高めていく相手に対して焦りも見え始め、パスが合わないなど、なかなかよい攻撃を見せられなかった。

しかし、レッズは執念を見せた。敵陣でボールを回しながら相手の守備ブロックを徐々に押し下げていた74分。森脇のミドルシュートが右ポストに弾かれたところに阿部が詰めて同点とする。

ゴール裏の歓声を受けながらも選手たちは冷静を保つと、ベンチは75分、宇賀神を下げて高木を入れ、高木がシャドー、関根が左ワイドへとシフト。フレッシュな選手を入れて攻撃を活性化していくと、劇的なシーンが79分に訪れた。

柏木の左CKに合わせたラファエル シルバのヘディングシュートはGKに弾かれたが、自身で詰めて右足でねじこんだ。4月22日の札幌戦以来リーグ戦10試合ぶりのゴールは貴重な勝ち越し点となった。

2-1とした後、ラファエル シルバに代えてオナイウ阿道がピッチへ。オナイウにとってはレッズでのリーグ戦初出場、埼玉スタジアム初登場となった。

新潟はアディショナルタイムに田中達也を入れて1点を返そうとするが、レッズは全員が必死に足を動かし、2-1のままタイムアップ。レッズは2試合ぶりに勝ち点3を手にした。

次戦は天皇杯3回戦 ロアッソ熊本戦。7月12日(水)19時より浦和駒場スタジアムで行われる。なお、リーグ次節は7月22日(土)19時よりヤンマースタジアム長居で行われる明治安田生命J1リーグ 第22節 セレッソ大阪戦となる。

【柏木陽介】
(試合を振り返って)
「試合の入りは良かったと思いますが、ちょっとしたことで失点してしまって雰囲気も悪くなりかけました。しかし、みんなで鼓舞して戦っていこうと話していましたし、そういう強い気持ちが後半の逆転につながったと思います。そういった気持ちの部分だけが足りなかったのかなとあらためて思います」

(得点してからの戦い方について)
「先制されるとこちらが攻めていかないといけない厳しい状況になりますが、キックもフィーリングよく蹴れていましたし、チャンスにもつながっていました。それが点につながったことは良かったです。そこからは、守り切るというよりも、1点を取りに行きながら、失点をゼロに抑えることを心掛けて全員がプレーできていたと思います。集中力を切らさずに最後まで戦えていました」

(失点の場面について)
「カウンターを受けて全員がしっかり戻れていましたが、クロスを上げられて、パンチングが相手に当たって、こぼれ球も相手のところに行くような、『来た来た、これはいつもの流れだ』と、正直心の中で笑いそうになったくらい『またか』と思いました。でも前を向いて戦って、ホームでファン・サポーターに何かを届けたいという気持ちも強かったので、後半は自分たちらしく戦って逆転できたので良かったです。どんな形であれ、勝利していくことが浦和にとって必要なことです。泥臭くても1-0で勝つような試合をしていかないといけないと思っています。これで次のセレッソ大阪に勝てれば、気持ち的にも上がってきますし、順位も上に食らいついていけると思います。しっかり連勝で乗り切れるように、チーム一丸となって、今日戦った気持ちを持って臨んでいけたらと思います」

(森脇選手のミドルシュートからゴールが生まれたが?)
「今日はできるだけ自分が下がるのではなく、僕が引っ張ることで那須さんや阿部ちゃんがボールを運んで行けると思っていました。モリ(森脇)も高い位置が取れますし、自分が出たところで相手が引いてくるとか、そういう形も取れると思っていました。見ている人は、僕がそれほどいいプレーをしたとは思わないと思いますが、自分としてはいいところでいい役目ができたと思っています。そういう部分は今後も必要になってくると思います」

(ミシャ監督が前節にファン・サポーターに向けてメッセージを伝えたことは、選手としてどのように感じていたのか?)
「ミシャ監督も僕も、浦和が日本の中で一番大きいクラブだという自覚を持っています。僕が浦和に行くときも、監督は『浦和なら行ってこい』と背中を押されました。監督が来た時も『浦和だから行きたい』と言って来てくれました。そういう気持ちがある中で、不甲斐ない思いをしていたので、監督も何か伝えたいものがあったのではないかと思います。それをファン・サポーターも受け取ってくれたのかなと思います。

ミシャ監督に育てられた選手がほとんどですし、戦術どうこうではなく、選手たちがミシャ監督のために何ができるのかを考えることが、勝利につながっていくと思います。僕はチームが弱い時期に浦和に来ましたし、ミシャ監督がチームに来てからずっと上位で戦えているということは、そういうことだと思います。ミシャ監督のサッカーと自分たちを信じて、人のミスをみんながカバーできるような雰囲気作りをしながら試合を運んで行ければ、よりいい方向に進んでいくと思います。負けている時期は、『また失点したよ』という気持ちがありましたが、今はそれがありません。チームとして全体で戦えているので、これからもそういう気持ちを持って戦っていきたいです」

(ファン・サポーターに勝利を届けられたが?)
「不甲斐ない試合が多かったですし、それに対して苛立つ気持ちもあったと思います。ホームでしっかりと勝利を届けることが、自分たちの役目だと思っていたので、これを機に連勝を続けて、最終的には自分たちがトップに立っていられるように、精いっぱい努力していきたいです。

次節まで少し試合の間隔があきますが、ドルトムントとの試合もありますし、いい刺激をもらって、セレッソ大阪、コンサドーレ札幌と連勝していけるようにがんばっていきたいです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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