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第16節 vs鳥栖「終了間際に意地を見せるも、アウェイで痛恨の敗戦」

25日、19時4分より、ベストアメニティスタジアムで明治安田生命J1リーグ 第16節 サガン鳥栖戦が行なわれた。

試合の約2時間前まで強く降っていた雨が上がり、ボールがよく滑る状態のスタジアム。アウェイゴール裏から「浦和レッズ!」の声が大きく響き渡る中、試合はレッズボールでキックオフされた。

レッズはラファエル シルバがリーグ戦4試合ぶり、公式戦7試合ぶりの先発。宇賀神が負傷のため今季リーグ戦初の欠場となった。

立ち上がり、後ろからしっかりとビルドアップするレッズに対して、自陣に敷いたブロックで網をかけて奪い、DFラインの裏を突くロングボールからFWビクトル イバルボのカウンター攻撃に託そうとする鳥栖。

レッズは何度か裏を取られかけながら防ぐ展開の中、ビクトル イバルボにボールが渡った22分にはGK西川が1対1を止めたこぼれを拾われ、大ピンチに見舞われたが、必死のカバーに入った駒井がGKのいないゴール前でビクトル イバルボのシュートを防ぎ、事なきを得た。

慎重に攻撃を進めるレッズは、10分過ぎから徐々にリズムをつかんでいく。鳥栖は4-4-2のフォーメーションながら、レッズがサイドに展開したときはサイドハーフの選手が下がってDFを5枚にする対応策を見せる。

18分には柏木から中央に美しいスルーパスが通るが、興梠が惜しくもトラップミス。41分には柏木の右CKに槙野が頭を合わせて強烈なシュートを見舞うが、これはGK権田に防がれ、0-0でハーフタイムを迎えた。

後半、ラファエル シルバ、興梠が次々とシュートを打ち、ゴールの匂いを感じさせたが、65分にレッズ陣内左からのCKで、ファーサイドから中央に飛び込んだ小野にヘディングでねじ込まれ、先制された。

1点を追うレッズは72分、武藤から李に交代し、81分にはラファエル シルバに代えてズラタンを投入した。先制点を入れた直後にFW小野を下げてDF藤田を入れるなど、守備を一層固めた鳥栖に対し、なんとか1点を返したいレッズ。しかし、ゴールが遠い。

焦りも出た90分には不用意なパスからボールを失い、2失点目を喫した。

レッズは終了間際の90+5分にPKを獲得し、これを李が冷静に決めて意地を見せたものの、1-2で敗れ、リーグ3連敗を喫した。

レッズの次戦は7月1日(土)19時より埼玉スタジアムで行われる明治安田生命J1リーグ 第17節 サンフレッチェ広島戦となる。

【阿部勇樹】
「コメントがパッと出てきません。今日の試合だけではなく、一度整理しなければいけないところもあると思います。もちろん、やっている以上は結果を出していかなければいけないチームであるし、結果を求められています。結果を受け入れて進んでいかなければいけないと思います」

(慎重に試合に入るなど、前半は悪くなかったが?)
「悪くなくても勝っていない。結果がすべてです。

今は言えることがなくて申し訳ないですが、ここで僕らは立ち止まって終わるわけにはいかない。ここから打開していかなければならない状況です。それを少し難しく考えすぎているのかもしれません。もっとクリアにしていくのが必要なのではと思います。

どうしても結果が出ないとチームとしてネガティブになるのですが、それをポジティブに打開していかなければならないと思います。あとは、こういう状況を変えていけるのは自分たち。自分たち次第です」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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