5日(火)、レッズは、埼玉スタジアムにて行われる、AFCチャンピオンズリーグ2016 グループステージ MD4 広州恒大戦に臨む。シーズン開幕から全ての公式戦でフル出場を果たしてきた槙野智章。連戦の中でもハードワークをいとわず、溢れる闘志を前面に押し出すプレースタイルで、常にチームの要として勝利に貢献してきた。そんな背番号5が、広州恒大との大一番に向けた意気込みを語った。

「明日は相当面白い試合になると思います。近年はお金を掛けて有名な選手を多く獲得している広州恒大に対して、浦和レッズが、日本を代表して戦う一戦です。結果はもちろん、どれだけできるかというところが試されています。金銭的な部分では相手が上回っているかもしれませんが、それに負けないくらい、ミシャ監督の目指すサッカーも質が高いことを証明したいです。

もちろん広州恒大に対してリスペクトはしていますが、リスペクトしすぎることは危険です。自分たちと相手の置かれている状況をしっかり理解した上で戦わなければいけません。レッズも広州恒大も勝たなければいけない状況ですが、こちらはホームです。プレッシャーはありますが、ホームのアドバンテージを生かして、そのプレッシャーを跳ね返していきたいです。

アウェイでは2点差を追いついて勝ち点1を持ち帰りましたが、広州恒大が危険なチームであることに変わりはありません。時間とスペースを与えれば一瞬でゴールを奪う質の高い選手が揃っているので、90分に加えて、ボールがアウトしたときに、いかに集中を切らさないかが大事になります。

広州恒大とのアウェイ戦での手応えとして、僕と森脇選手のところからの進入がカギになると思います。そこからいかに縦パスと、後ろからの攻撃参加ができるかがポイントです。ジャクソン･マルチネス選手とリカルド･グラル選手をゴールから遠ざけることと、守備に回すことが、自分たちにとっての思い通りのゲームプランです。怖がって後ろにいるのではなく、ボールを前に運ぶことが大事です。

あとはゴール前に顔を出すことと、それこそペナルティーエリアの中でオーバーヘッドをするくらいの熱い攻撃力を見せることができれば、ゴールも近づいてくると思います。ホームですし、守って勝ち点1を取ろうとは思っていません。時にはリスクを負って攻めることも重要だと思っています。

明日は広州恒大のファン・サポーターも多く訪れると聞いています。一人でも多くの方にスタジアムに来て、浦和レッズを後押ししていただきたいです。レッズを愛する、すべてのみなさんに応援していただくこともそうですが、日本サッカーを応援するという意味でも、他クラブのファン・サポーターの方にも来ていただきたいです。今までレッズを知らなかった方にも、『またあのチームの試合が見たい』と思ってもらえるような試合を見せていきたいです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】