期限付き移籍で加入し、早々にチームのムードメーカーとなった槙野智章は、ミシャ監督の目指すサッカーの『伝道者』としても柏木陽介と共に大きな役割を果たしてきた。
その槙野は、前節サガン鳥栖戦は警告累積のため出場停止。テレビの前で勝利を祈っていたが、チームは鳥栖に敗れた。同節でサンフレッチェ広島が優勝を決めたこともあり、現在の5位という順位には強い悔しさを抱いている。
「いろいろな思いを抱きながらプレーしてきた」と語る今シーズンも第34節。
リーグ最終戦を前に、槙野が語った。

槙野智章
「前節は出場停止だったということもありますし、この最終節でチームとしてここまでやってきたことをすべて出したいなと思います。
絶対に負けられない一戦だということは誰もが分かってますし、今までやってきたサッカーに自信を持ってもいます。浦和レッズの今後の方向性を出していく意味でも大事な一戦だと思います。
前節は外から見ていて良いところも課題も感じました。後ろからの攻撃参加と精度の高いビルドアップというところを、最終節で出していければと思っています。
レッズに入って僕自身いろいろな思いを抱きながらプレーしてきましたが、ホームでもアウェイでもサポーターのみなさんに後押ししていただいたおかげで、躍動感あるプレーをすることができたと思います。毎試合毎試合が楽しみでした。順位に関してはもどかしいものも感じますが、それは来シーズン以降、しっかりと積み重ねていければと思います。
満員のファン、サポーターの前でプレーするのは楽しみですし、人もボールも動くサッカーを、5万人の心を動かすようなサッカーをできればと思っています。最後笑って終われるようにしますので、『We are Diamonds』みんなで熱唱しましょう！」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】