20日(土)、浦和レッズは埼玉スタジアムにて、明治安田生命J1リーグ 2ndステージ第9節 川崎フロンターレ戦に臨む。前々節の湘南戦ではセットプレーからゴールを決めるなど攻守に渡ってチームの勝利に貢献した槙野智章。ここまでチームの要として闘志あふれるプレーを見せてきた背番号5が、必勝を期して、ホームで年間勝ち点1位・川崎との直接対決に臨む決意を語った。

「明日は川崎との対戦になりますが、甲府、湘南、名古屋と下位チーム相手に3連勝を収めることができ、勢いを持って明日の試合に臨むことができます。下位チームとの対戦は、決して簡単ではありませんでした。興梠選手と遠藤選手がいない中でもチームが一丸となって闘い、高い士気を持って臨んだからこその結果だと思います。そういう意味では、今のチームは闘う集団になっていると思います。

相手が川崎だからといって特別視するわけではありません。もちろん今の状況や、明日の試合の重要性は理解しています。チームは、毎試合やるべきことをしっかり準備して試合に臨めていますが、気負いすぎてもよくないので、明日も平常心を保って戦いたいです。

川崎の前線には、Jリーグ屈指のタレントが揃っています。一つのミスが命取りになるので、そこは十分に警戒しなければいけません。川崎というと攻撃が注目されがちですが、その裏にはしっかりとした守備があります。総失点数はレッズと同じ21ですので、あの攻撃を支えているのは、守備陣の貢献が大きいです。

そして、どちらが相手の良さを消していけるかといったところもポイントになります。チームとして、相手の危険な選手たちの長所を消して、自分たちのペースで試合を進めていくことが大事です。そういった意味では、前回のアウェイ戦は、相手の良さをうまく消して勝利できたと思います。明日は川崎も同じ相手に2連敗はできないという強い気持ちで試合に臨んでくると思います。

川崎もこちらの良さを消してくるような策を練ってくると思いますが、レッズの攻撃は、前だけでなく後ろからでも点が取れるほど多彩な攻撃のバリエーションを持っているので、相手の方がこちらの良さを消す作業は大変だと思います。セットプレーなどのチャンスを生かしながら、早い時間帯で先制点を取って、優位に試合を進めていきたいです。セットプレーでは、自分もしっかりとゴールを狙って、チームの勝利に貢献していきたいと思っています。

明日はホームなので、アドバンテージはレッズにあります。ファン・サポーターのみなさんの力強い後押しを力に変えて、一緒に勝利を目指して戦いたいです。そして、明日の試合には、広島から僕の家族もスタジアムに駆け付けてくれます。去年も家族が観戦した試合で、自らゴールを決めて勝つことができたので、その点では心強いです。レッズを応援してくれるすべての人たちのために、全力で闘って勝ち点3を取りにいきます」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】