NEWS
天皇杯準決勝 vs柏 プレビュー「2015年最後の一戦を勝利で飾り、2016年元日決勝へ」
『第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会』準決勝・柏レイソル戦は、12月29日(火)13時5分より、味の素スタジアムでキックオフされる。9年ぶりの戴冠まであと2勝。チームは勝利への意欲にあふれている。
浦和レッズは26日に行なわれた準々決勝・ヴィッセル神戸戦に3-0で完勝し、優勝した2006年度の第86回以来9大会ぶりのベスト4に駒を進めた。
立ち上がりは5バックを敷いてきた神戸に対し、ボールを回しながら慎重に様子を見ていたが、パス交換をしながら徐々にペースをつかんできた22分、美しい先制点が生まれた。
自陣から細かくパスをつなぎながら、ここぞのタイミングで前線の武藤、興梠、李が連動。最後は興梠がGKの位置を確認して巧みに左足シュートを決めた。
勢いに乗ったレッズは25分に李、44分に宇賀神が追加点を決めると、後半は相手のカウンターをきっちり防ぎ、安定した戦いで9月11日の2ndステージ第10節柏戦以来となる無失点勝利を収めた。準決勝はその柏との対戦となる。
今シーズンの柏は、J1リーグでは10位と振わなかったが、ACLではベスト8に進出。準々決勝でACL優勝の広州恒大と対戦し、ホーム1-3、アウェイ1-1で敗退した。
そして天皇杯では、4回戦のヴァンフォーレ甲府戦で退場者を出しながらも延長戦で粘り勝ちすると、26日の準々決勝・ベガルタ仙台戦も、相手より1人少なくなりながらPK戦の末に勝利を収めてベスト4に進んできた。
柏の中で今最も警戒すべきはFWクリスティアーノだ。仙台戦ではすべて直接FKからハットトリックを達成。Jリーガーとして史上初の記録をつくった。
中でも3点目は、2-3で迎えた116分という土壇場に決めたもの。キックのフィーリングは残っているものと見た方が良く、危険なエリアで不用意なファウルを犯さぬよう、細心の注意を払いたい。
クリスティアーノは4回戦の甲府戦でも120分に決勝点を決めており、最後まで集中力を切らさずにケアしていくことも重要になる。
対するレッズは神戸戦を見て明らかなように、Jリーグチャンピオンシップ準決勝ガンバ大阪戦以後の約1ヵ月間のトレーニングで、良い準備をすることに成功した。
前線トリオと司令塔の柏木、そして宇賀神と関根の両ワイドは好調を継続中。柏戦は中2日での試合になることで体力的には厳しいが、延長をこなして勝ち上がってきた柏よりコンディション面では優位に立っていると言えよう。選手は必ずや最後まで走り勝ってくれるに違いない。
柏戦は、悔しいことの多かった2015年最後の一戦でもある。有終の美を収め、2016年元日の決勝に進みたい。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】
浦和レッズは26日に行なわれた準々決勝・ヴィッセル神戸戦に3-0で完勝し、優勝した2006年度の第86回以来9大会ぶりのベスト4に駒を進めた。
立ち上がりは5バックを敷いてきた神戸に対し、ボールを回しながら慎重に様子を見ていたが、パス交換をしながら徐々にペースをつかんできた22分、美しい先制点が生まれた。
自陣から細かくパスをつなぎながら、ここぞのタイミングで前線の武藤、興梠、李が連動。最後は興梠がGKの位置を確認して巧みに左足シュートを決めた。
勢いに乗ったレッズは25分に李、44分に宇賀神が追加点を決めると、後半は相手のカウンターをきっちり防ぎ、安定した戦いで9月11日の2ndステージ第10節柏戦以来となる無失点勝利を収めた。準決勝はその柏との対戦となる。
今シーズンの柏は、J1リーグでは10位と振わなかったが、ACLではベスト8に進出。準々決勝でACL優勝の広州恒大と対戦し、ホーム1-3、アウェイ1-1で敗退した。
そして天皇杯では、4回戦のヴァンフォーレ甲府戦で退場者を出しながらも延長戦で粘り勝ちすると、26日の準々決勝・ベガルタ仙台戦も、相手より1人少なくなりながらPK戦の末に勝利を収めてベスト4に進んできた。
柏の中で今最も警戒すべきはFWクリスティアーノだ。仙台戦ではすべて直接FKからハットトリックを達成。Jリーガーとして史上初の記録をつくった。
中でも3点目は、2-3で迎えた116分という土壇場に決めたもの。キックのフィーリングは残っているものと見た方が良く、危険なエリアで不用意なファウルを犯さぬよう、細心の注意を払いたい。
クリスティアーノは4回戦の甲府戦でも120分に決勝点を決めており、最後まで集中力を切らさずにケアしていくことも重要になる。
対するレッズは神戸戦を見て明らかなように、Jリーグチャンピオンシップ準決勝ガンバ大阪戦以後の約1ヵ月間のトレーニングで、良い準備をすることに成功した。
前線トリオと司令塔の柏木、そして宇賀神と関根の両ワイドは好調を継続中。柏戦は中2日での試合になることで体力的には厳しいが、延長をこなして勝ち上がってきた柏よりコンディション面では優位に立っていると言えよう。選手は必ずや最後まで走り勝ってくれるに違いない。
柏戦は、悔しいことの多かった2015年最後の一戦でもある。有終の美を収め、2016年元日の決勝に進みたい。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】