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埼スタを真っ赤に染め、勝利の凱歌を

Jリーグ第11節鹿島アントラーズ戦は11日(土)19時2分より、埼玉スタジアムで行なわれる。リーグ戦2連敗の後、6日の第10節セレッソ大阪戦で引き分けた浦和レッズは、現在3試合白星なしという状況。ホームのファン・サポーターを前に行なわれる次戦は、開幕ダッシュの良い流れを取り戻して今後につなげていくために、絶対に負けられない重要な一戦だ。
鹿島とは“オリジナル10”同士として、1993年のJリーグ開幕からしのぎを削ってきた間柄だ。1993年サントリーシリーズ(後のファーストステージ)最終戦において目前で優勝を決められたのを皮切りに、幾多の印象深い試合を演じるなど、ライバル同士の激突は、常に特別な緊張感を伴って、Jの歴史を彩ってきた。
例えば2002年ヤマザキナビスコカップ決勝ではレッズが0-1で敗れ、悔し涙を流した。しかし、再び決勝での対戦となった翌年は、レッズが怒とうの攻撃を仕掛けて4-0と大勝。悲願のクラブ初タイトルを獲得した。そして2009年最終節には、悔しいことに埼スタでリーグ優勝を決められている。
Jリーグで最も火花の散る試合。これは、この対戦カードが11日に行なわれる全9試合の中から「Jリーグ20th アニバーサリーマッチ」に選定されたことにも表れている。今シーズンの両者も、互いにタイトル獲得のために打ち破らねばならない大きな存在として認識し合っており、一瞬も目の離せない壮絶なものとなるのは確実だ。
鹿島は今シーズン、2000年から2005年まで指揮を執っていたトニーニョ・セレーゾ監督と、昨シーズン、ヴィッセル神戸でプレーしていたMF野沢拓也を呼び戻した。システムは4-4-2。素早い攻守の切り替え、組織と個人技の絶妙な配合など、徐々に“らしさ”を見せており、前節まで6試合負けなしで順位も3位と上位につけている。
スピードのあるダヴィと、FWとしての仕事をオールラウンドにこなす大迫勇也が組む2トップには、タイトなマークが必要だが、その前に最大限の警戒を払うべきは、彼らへの配球を断つこと。試合巧者の小笠原満男、アイデアのある柴崎岳のダブルボランチに自由に持たせないことだ。それがかなえば野沢、ジュニーニョの個人技によるサイドアタックの威力も軽減できる。もちろん、セットプレーにも細心の注意が必要だ。
ただ、相手が奇襲を仕掛けてくるようなことはおそらくない。レッズがやるべきことは、しっかりボールを保持し、機を見て人数を掛けた攻めに出ること。そして、ゴール前では勝負強さを出すことだ。
今シーズン、鹿島からレッズに移籍してきたFW興梠慎三にとっては、古巣との初対決。1トップとして攻撃全体を機能させるためのタスクを完璧にこなしつつ得点を決めるのは容易ではないが、今回はやはり興梠に期待したい。
チームは現在、リーグ3試合勝利がないが、試合内容が悪いわけではない。順位も他チームより1試合少ないながら4位につけている。ハードワークという基本を怠っている者はおらず、コンディションも良い。埼スタを真っ赤に染め上げ、フルパワーで鹿島を圧倒し、みんなで勝利の凱歌を高らかに奏でよう。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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