14日、浦和レッズは埼玉スタジアムで、JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第2節、ガンバ大阪戦に臨んだ。

平日のナイトゲームに足を運んだ21,897人の前での、YBCルヴァンカップ。レッズは武富の加入後公式戦初ゴールが生まれたが、1-4で敗戦を喫した。

立ち上がりからG大阪の鋭い出足に押し込まれて劣勢となり、10分には縦に速い攻撃から右サイドを破られると、泉澤のクロスに飛び込んだファン ウィジョに先制ゴールを許してしまった。

その後、レッズは15分すぎから徐々にサイドを使った攻撃を見せはじめ、35分には右サイドでのパスワークから最後は柏木が惜しいシュートを放つ場面を作った。しかし41分、自陣左サイドからのオ ジェソクのクロスをG大阪の長沢にヘディングで決められ、0-2で前半を終えた。

堀監督はハーフタイムで遠藤に代えて青木を起用。アンカーに青木、右サイドバックに阿部を配置する布陣で後半をスタートさせた。追い上げたいレッズは、52分には埼玉スタジアムデビューとなった荻原が、鋭いミドルシュートでスタジアムを湧かせる。しかし54分にはG大阪のCKの流れから、再びG大阪の長沢にヘディングシュートを決められ、スコアは0-3となった。

とにかくゴールがほしいレッズは、61分にはマルティノスが長澤に代わってピッチへ。73分には菊池に代わって李が入り、攻撃的な選手を増やしていくと、79分には自陣からのフィードに抜け出した武富がG大阪ゴールに迫り、相手DFともつれながら泥臭くシュートをねじ込んで1点を返した。しかし、87分には途中出場していたG大阪・中村にゴールを許し、4失点目。試合は1-4で終わった。

次戦は3月18日(日)16時4分に埼玉スタジアムでキックオフされる、明治安田生命J1リーグ 第4節、横浜F・マリノス戦となる。

【柏木陽介】
(今日の試合を振り返って)
「最悪でした。試合の入りも悪かったですし、全部相手にボールを取られて2次攻撃、3次攻撃になった中で、攻守ともに自分がまとめあげることができなかったことが、一つあると思います。ガンバ大阪も試合に勝てていない中で、レッズも勝てていない状況でしたが、どちらかというと自分たちの方が臆病になって試合をしてしまったところはあると思います。逆に失点したらいけないという思いが大きかった分、ポゼッションもうまくいかなかったですし、簡単に収めたらよかったところを、ワンタッチして取られたりしていました。

守備に関しては、いつもゴーを掛けて行けるところも後ろがついて来れなかったりして、非常にバランスの悪い試合をしてしまったと思います。自分がまとめきれなかった責任をとても感じています。自分が何とかしないとという気持ちもありましたが、自分一人でサッカーをすることは難しいと感じましたし、そういうプレーヤーではないと思います。自分一人で何かをすることは難しいですが、みんなが一つになってまとまってやれれば、また一つ上に行けると信じています。

今日は誰が悪かったという問題ではなく、チームとして悪かったところを真摯に受け止めたいです。一つの勝利が自分たちを前に進ませてくれると思っているので、これがリーグではなかったことがポジティブに捉えられるのかなと思います。ポゼッションサッカーを目指している中で、そこを意識するところと、無理なときは背後で時間をつくってあげる、弾かれたとしてもセカンドボールを拾って2次攻撃できるような時間もつくっていかなければと思います。守備に関しても、行けないのなら後ろも声を掛けて今は行けないと言わなければいけないですし、前も今は行ってはいけないのかなとか、しっかりコミュニケーションを取りながら、ブロックをつくるところ、ここからはゴーを掛けられるよというメリハリはやっていかなければいけません。

本当は自分たちがボールを持ってプレーすることが理想ですが、去年ACLで戦ってきたように、自分たちが勝つためには、一度しっかりとブロックをつくって守備をして、失点しないことがチームが浮上するきっかけになるかなと思います。そこら辺を意識してやっていけたらと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】