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リーグ戦ホーム4連続完封勝利で首位に浮上

3日、浦和レッズはホーム・埼玉スタジアムでJリーグ第11節のFC東京戦を戦った。レッズは梅崎が右アウトサイドに入ったほかは、前節と同じメンバーでスタートした。試合時間のころに雨が降るという予報もあったが、穏やかな晴天に恵まれた。ウォーミングアップに出てきた西川にゴール裏のファン・サポーターからチャントが送られるなど、4万3,564人の観衆が集まり盛り上がった雰囲気の中を16時4分にレッズボールでキックオフされた。

立ち上がりこそFC東京の出足の早いプレスの前に、ボールを落ち着かせることができない時間帯が続いたが、次第に後方から丁寧につなぐレッズらしさを出せるようになっていく。前節に続いて阿部が左サイドに降りる形で後方を組み立て、柏木がボランチの位置で左右に捌きながら攻撃の舵を取った。

ボール保持率を高めるレッズだが、5バックでマンツーマン気味に後方を固めるFC東京の前に決定機を生み出すには至らない。ともに球際での当たりが激しく、ボールの周辺は肉弾戦の様相を呈した。そんな中で、両チームともチャンスにつながる形はカウンターの場面から生まれ、レッズは原口、FC東京は渡邉がミドルシュートでゴールを脅かしたが得点には至らず、スコアレスのまま前半を終えた。

後半立ち上がりはFC東京ペースとなり、ゴールポストを叩いた徳永のミドルシュートや、抜け出した平山のシュートがわずかに外れるなど、ヒヤッとするシーンを迎える。

その中でも失点せずにゲームを進めて徐々にリズムを取り戻すと、ミシャ監督は梅崎と森脇に代えて関根と啓太を投入。単独でも突破力のあるドリブルを持つ関根の後ろに阿部が入り、右サイドからの攻撃が活性化した。

0-0のまま進んだ79分、カウンターの場面で柏木が長い距離をドリブルで運んでコーナーキックを得ると、柏木の左コーナーキックにニアサイドで飛び込んだのは阿部。狙い澄ましたヘディングが決まった。3試合連続で柏木のコーナーキックから得点を挙げ、レッズは待望の先制点を手に入れた。

1点リードしたレッズは、原口に代えて濱田を3バックの右へ。阿部と啓太のダブルボランチに加え柏木がシャドーに入る布陣で、ゲームを締めに掛かる。6分のアディショナルタイムを含めた残り時間、同点ゴールを目指すFC東京の攻撃を高い集中力で跳ね返してタイムアップを迎えた。このまま1-0でレッズが勝利を収め、試合後の埼玉スタジアムには歓喜の『We are Diamonds』が響き渡った。

今日の勝利で、他会場の結果によりレッズは2010シーズンの4月18日第7節川崎フロンターレ戦以来、1476日ぶりにリーグ首位に立った。連戦が続くゴールデンウィークの次戦は中2日。国立競技場改修前の最後のJリーグ開催となる第12節・ヴァンフォーレ甲府戦は、5月6日(火・祝)の16時にキックオフされる。

【阿部勇樹】
「得点シーンは、ニアに行くのは読まれていたので、前に行くか、その選手と平山選手の間に行こうか迷いました。一瞬前に行くふりをして、ストーンとの間に入りました。久々にセットプレーで誰にも当たらずに入って良かったです」

(良いボールだった?)
「陽介が自信を持って蹴ってくれています。ニア、ファーと使い分けてくれている中で、今年僕はニアで少しでもそらして誰かが決めてくれればという思いでやっています。苦しい試合こそセットプレーが決まると楽になります。1-0で勝ったのが良かったですが、もっと押し込まれる前に防げる部分もあったと思います。改善できるところがあると思います。悪い時間帯をいかに自分たちの時間帯に持って行けるかが課題だと思います」

(左サイドに行くシーンが多かったが?)
「難しいですけど、ポジションが替わるのが僕だけなので、それでチームがやりやすければいいです。全部は開けないですから、そこで流動的にやっていくことも必要です。大変ですが、なかなかやれない役割なので、楽しんでやっているつもりです。中に入ったり、外に出たり…。ケガ人がいる中でいろいろなことができると思って、ポジティブにやっていけています」

(いろいろなポジションを与えられるのはまさに自分らしい?)
「今まで、サッカー人生でいろいろなポジションをやってきて、指導者に恵まれていたからいろいろなポジションでやれることを教えてもらいました。それは強みだと思っていいでしょうし、もっといろいろなポジションを高いレベルでやっていかないといけないですし、それを求められると思います。そういうのも楽しんでやってきました。

浦和に来て、ミシャ監督がサッカーの楽しさを改めて教えてくれたので、そのためにやりたいし、それがモチベーションのひとつです。頑張ります」

(ミシャ監督にとって浦和で初の首位になるが?)
「みなさんもサポーターもワーっと盛り上がっていましたが、まだこの先何試合もありますから。でもこの位置をキープしながら戦えたら幸せですね。この試合だけで終わらないように、上の位置をキープしながら中断前まではいきたいですね」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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