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リーグ勝利で勢いをつけ、いざ国立へ

27日、浦和レッズはホーム・埼玉スタジアムでJリーグ第30節、柏レイソルとの一戦を戦った。レッズは前半5分と11分に柏木が立て続けに2ゴールを奪うと、柏の反撃を直後の1点に抑え、ホーム埼スタで勝利を手に入れた。
興梠と森脇を出場停止で欠くレッズは、3バックの右に坪井、1トップに阪野をスタメン起用。阪野はこれがリーグ戦初スタメンとなり、他は前節の鹿島戦と同じメンバーでスタートした。柏が『3-4-3』の布陣を採用したため、ピッチ上で両チームの選手がマッチアップしやすい状況となった。
北西からの強い風が吹き抜ける中を柏ボールでキックオフされたゲームは、立ち上がりからレッズが一気の攻勢を見せる。5分に左サイドのコンビネーションで生まれたスペースに槙野が飛び出すと並走した原口にパス。ドリブルで運んだ原口が強烈なミドルシュートを放つと、相手GKがセーブしたこぼれ球を柏木が頭で押し込んだ。
先制点を奪ってなお攻撃の手を緩めないレッズは、11分に追加点を奪う。前線でキープした阪野が柏木につなぐと、ボールは啓太を経由して左サイドの槙野へ。ドリブル突破した槙野が中央にグラウンダーのクロスを送ると、柏木が丁寧に左足で流し込んだ。腰痛により出場が危ぶまれた『浦和の太陽』だったが、埼スタで輝きを放った。
しかし、徐々に攻撃が最後までつながらない場面が増え始め、柏の攻撃を受ける時間帯が長くなる。14分にショートカウンターから工藤に1点を返されると、大谷のシュートがポストを直撃する場面や、ギリギリのところで阿部がブロックするシーンなどピンチを迎えた。膠着した前半の残り時間を無失点で乗り切ったレッズは、1点リードで前半を折り返した。
ミシャ監督はハーフタイムに「相手より走り、アグレッシブに戦うこと」と指示を出して選手たちを送り出した。後半も柏の攻撃を受ける時間帯が長くなる展開となったが、レッズの選手たちがタイトな守備を見せて柏の攻撃をブロックしていく。
時間の経過とともに前線にスペースができ始める展開の中、ミシャ監督は65分に関口、69分に梅崎とスピードのある選手をピッチに送り込んだ。1点リードの中、77分には坪井に代えて山田暢久をピッチへ。これでJ1通算500試合出場達成となった。
両チーム合計6枚のイエローカードが出る激しい戦いの中でレッズは攻撃の糸口をなかなか見出せない苦しい時間帯もあったが、ホーム・埼玉スタジアムに駆け付けたファン・サポーターの大きな後押しも受けながら、山岸を中心に最後まで粘り強い守備を見せて後半も無失点で乗り切り、大きな勝ち点3を手に入れた。
試合後には、勝利と同時に山田暢久のJ1通算500試合出場の喜びをスタジアム全体で分かち合った。レッズ一筋20年、38歳のベテランの記録達成に、ファン・サポーターから温かい拍手とコールが送られていた。
レッズの次戦はヤマザキナビスコカップ決勝戦。レッズにとって10年ぶりのナビスコカップのタイトルを懸けた戦いは、今日に続いて柏レイソルと11月2日(土)、13時5分に国立競技場でキックオフとなる。

【阿部勇樹】
(ゲーム全体の印象は?)前半の早い時間帯に2点を取れた中で、3点目を取れるか取れないかというのが重要だったと思います。そういう中で1点を返されてしまいましたが、そういうのを減らしていければいいと思います。3点目を取れるかどうかでだいぶ変わると思います。そこで取れれば相手もトーンダウンすると思いますし、2-0は一番危険な状態だと思います。

素晴らしいスタジアムの雰囲気でしたし、昨日もすごく雨が降っていた中でも、それを感じさせないような素晴らしいピッチを準備していただき、普段の僕らのサッカーができたので、サポーターの方たちの応援もそうですし、スタジアム全体で一緒に戦っているんだなと感じました。そういうところから力をもらっていると思うので、1試合1試合全力でそれに応えないといけないと思いますし、そういう中で難しいゲームになりましたが何とか結果を出せてよかったです。

(出場停止が注目されたゲームになったが?)ウチはどの選手が入っても、同じようにサッカーができます。人が代わってもサッカーが変わらないのが浦和のサッカーの強みだと思います。周りが言っていたことではありますが、一緒に戦っている仲間なのでチームが勝つためにやっているのは同じです。そういう中でしっかり勝ち点3を取れたのは良かったと思います。

(来週は同じ柏とのヤマザキナビスコカップ決勝になるが?)今日はリーグ戦の柏レイソルに勝ちました。来週はナビスコカップの決勝ですから、チーム名は同じでもハッキリと言えば違うチームとの戦いになるということを、みんな気をつけておかなければいけないと思います。同じ相手ではありません。今日勝ったことは今日だけ喜んで、明日からはナビスコカップで柏を倒すために一生懸命準備をしたいと思います。

ナビスコカップはJリーグと並んで昔からある大きな大会です。この前、フロンターレを倒して決勝へのチケットを取っただけで、まだ何も成し遂げていません。1試合ですが、ここからが簡単ではありません。タイトルを取ることや雰囲気を僕らもそうですし、若い選手も経験して大きくなっていきます。浦和レッズの未来を考えれば素晴らしいゲームになると思いますし、そうしたいと思います。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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