3月17日、ランコ・デスポトビッチは埼玉スタジアムで柏レイソルのゴールネットを揺らした。チームが待ち望んだ先制点であり、それ以上に長い時間、デスポトビッチ自身が欲してやまなかったリーグ戦初ゴールでもあった。
だが、その得点によって何かを成し遂げたなどと、彼は思ってはいない。
当然だ。まだシーズンは始まったばかり。
彼の胸のうちには、まだまだ満たされていない勝利への渇望が溢れている。
明日のコンサドーレ札幌戦を前に、ランコ・デスポトビッチが語った。

デスポトビッチ
「まだまだ勝利が必要です。札幌でもやらなければいけないことが、たくさんあります。それは、可能な限り力強く戦い、３ポイントを勝ち取らなければならないということです。
柏レイソルとのリーグ戦でゴールを挙げ、練習でもゴールを挙げることができていますが、ゴールというものはチーム全体が良く動いたことの結果です。チームが良かった故のゴールであって、得点をした人が良かったからではありません。毎週土曜日、あるいは日曜日に誰かがＧＫの後ろにあるネットを揺らしますが、それはその前に誰かがファイトしていたからであり、誰かが素晴らしいラストパスを出していたからだと、私は考えます。
私自身は、札幌との対戦は初めてで、彼らのことをよく知りません。それは、マイナスかもしれません。難しいゲームになるでしょう。ですが、私1人で戦うわけではありません。私の仲間たちは、彼ら札幌のことを、私よりもよく知っています。私はベストを尽くし、仲間をサポートします。彼らも私をサポートしてくれるはずですし、熱いサポーターたちが力を貸してくれることも、私は信じています」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】