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ミシャ監督 名古屋戦前日会見

明治安田生命J1リーグ 2ndステージ第4節 名古屋グランパス戦 試合前日のコメント

「名古屋は能力の高い選手が揃う危険なチームですが、いいゲームをして勝利を掴み取って帰ってきたいです」

【質疑応答】
(敗戦後のゲームで大切になることは?)
「私は広島戦で、"負けた"とは思っていません。広島は成熟したアイデアあるサッカーができるチームですが、その広島を相手に同点に追いつかれるまでは、まったく相手にサッカーをさせない圧倒した内容で上回れていました。内容の濃い素晴らしいゲームでした。試合結果として負けましたが、ポジティブなものが見えたゲームでした。3ポイントを失いましたが、どこかで必ず取り返しにいきたいです。

本来であれば3点、4点と差をつけて勝ってもおかしくないゲームでした。残念な敗戦でしたが、負けてしまうと、メディアは勝ったチームを賞賛するような記事だけになってしまうのは残念なことです。広島戦では、監督として浦和レッズで優勝した経験もあるギド・ブッフバルトさんが観戦に来ていらっしゃいましたが、彼が試合後に『これだけ素晴らしい試合が日本で見られるとは思っていなかった』とおっしゃってくれました。選手としてワールドカップで優勝し、監督としても浦和でタイトルを獲ったこともある彼の口からそのような言葉が聞けたのはうれしいことです。

先日、鹿島のトニーニョ セレーゾさんが解任されましたが、とても残念です。かつてのブラジルを代表する選手であり、日本でもタイトルを獲った素晴らしい監督でした。日本のサッカーから離れてしまうことは、大きな損失だと思います。若い日本人選手を育てることができる指導者でしたし、日本人選手をとても評価している監督でした。そして、日本サッカーのために戦っていた監督でした」

(浦和レッズから日本代表に5選手が選ばれたが?)
「もちろん浦和レッズから5選手が選ばれたこと、そして、自分の指導している選手が選ばれたことは喜ばしいことです。反対に、東アジアカップが開催されている期間は、5人の選手がいない中で練習を重ねていかなければいけません。彼らは次の公式戦である新潟戦の2日前に帰ってきます。実質1日で次の試合の準備をしなければいけません。そういう難しさがあります。そこの日程に関しては、受け入れていくしかないと考えてますが、チームを準備する上で、監督として難しさを感じています。

2週間の間、自分のもとに選手がいないことは、寂しさがあります。彼らが抱えてくる疲労度を考えれば、もしかしたら新潟戦に起用できない状況もあり得るかもしれませんし、そういうことを計算にいれながら考えなければいけません」

(前節でPKを外した高木選手が自分を責めていたが、今後、どのようなことを大事にしてプレーすべきか?また、監督として接する時に気をつけたいことは?)
「高木が悪いプレーをしたとは思っていません。むしろ、素晴らしいプレーをしてくれたと思っています。武藤が活躍して日本代表に入るまでになりましたが、彼と同じくらいに活躍できる選手だと思っています。

私は広島戦の前も後も、変わらず信頼しています。まだ学ぶべきことはありますが、武藤や高木は、これからもチームのために活躍してくれると思っていますし、彼らの今シーズンの成長が、今後の浦和レッズの力になっていくことは間違いないです。我々が得たこれまでの結果以上に、彼らの成長は、我々が手にした勝利だといえます。シーズン前は、武藤がこれほど活躍するとは皆さんも思っていなかったと思います。ただ、監督は皆さんが思うよりも先に察知して、仕事をしなければいけません。

日本人の選手のレベルが上がってきているので、Jリーグは、海外の選手が来ても、決して活躍できるリーグではありませんし、メディアの皆さんもその辺をもう少し注目していただきたいです。日本人の選手は十分に世界で戦えます。お金を掛けて海外の選手を連れてくれば活躍してくれるという考え方は、一昔前の話です。

試合後に私が思うような記事はなかなか出てこないですが、私のアイデアとしては、広島戦の後に、『試合に負けたけれども浦和はもう一人の若い選手が出てきた』とか、『試合に負けたけれど一つの勝利だったのではないか』、そういう記事が出てきたらと期待していたのですが…。それも一つのアイデアです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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