明治安田生命J1リーグ 1stステージ第10節 ガンバ大阪戦 試合前日のコメント

「2戦連続で、ナショナルダービーと言ってもいいカードです。前節、我々は鹿島に敗戦し、ガンバも今シーズンこれまで思ったような結果を出せていないという状況での対戦ということで、非常に難しいゲームになると思っています。

トレーニングで何かを修正する時間がほとんどない連戦の中で、選手とはミーティングで話をしました。ここ最近、自分たちが結果を出せていない中で、結果を出せていたときの調子ややり方に戻していかなければいけないという話をしました。

すべてが順風満帆にいかないのがサッカーです。我々は長い期間、コンスタントに、いい内容のゲームをして、結果を残してきました。もちろん、うまくいかない、結果が伴わない時期は必ず来ます。その中で、いかに自分たちが努力をして、がんばりの中でひとつの結果を残し、好転させていけるかが非常に大事です。明日のゲームもいつも通り、チームとして、全力で勝利を目指して戦いたいと思っています。こういう時期だからこそ、何かを慌てて作るのではなく、しっかりと自分たちのやることを見つめて戦いたいです」

【質疑応答】
(出場停止の森脇は、Jリーグでも希有な攻撃センスを持ったDFだが、代わりの選手に求めることや、代わりの選手を選ぶ上で重視することは？)
「自分たちの戦い方もありますけど、相手の戦い方も分析した上で判断することになるでしょう。相手の左サイドには右サイドよりも攻撃的な選手がいますし、左サイドを中心に攻撃を仕掛けてくるのは、相手の強さだと思っています。その上で、自分たちがどの選手を起用し、どのような対応をとっていくのかは、充分に考えた上での選手起用になると思います。その辺に関しては、まだ決めていません」

(ガンバとは昨年に5回対戦し、これまでにはタイトルをかけて争っている。ガンバへの特別な思いは？)
「特別に何かという思いはありませんけど、ガンバという素晴らしいチームとの対戦ということで、お互いが五分に渡り合う、厳しい、面白いゲームになるのは間違いないでしょう。ただ、ガンバが昨年と比べて戦い方を変えたとは思っていません。これまでのように、厳しいゲームになるという印象を持っています。とは言え、五分に渡り合った中で、昨年はほとんどの戦いで負けてしまっています」

(ここ3試合で無得点だが、前3人の選手を入れ替えるなど、対策を練る考えはあるか？)
「ここ3試合で続けて得点ができていないのは、私がこのチームの監督になってから、記憶している限りでは、なかったのではないかと思います。ただ、起こったことは事実です。大事なことは自分たちが、何ができていて、何ができていないのかをしっかり見極めることです。点が取れていないからといって、闇雲に、自分たちが本来できているところまでを否定するのは、違います。前の3人だけでなく、チーム全体として、自分たちの狙いとしているところができていない部分も、もちろんあったと思います。得点できないことについて、3人だけに責任があるわけではありません。自分たちが何をしなければいけないかを確認することと、何を改善しなければいけないのかを、頭に入れてプレーすることが大事です」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】