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ミシャ監督 FC町田戦試合後会見

天皇杯ラウンド16(4回戦) vsFC町田ゼルビア 試合後のコメント

「最後は点差がつきましたが、町田がなぜ名古屋に勝利したのか、福岡に勝利したのかというものが見えた試合でした。技術のある選手、そしてしっかりオーガナイズされたチームだということがよく見えましたし、立ち上がり、我々が町田に対して難しい状況だったことは確かです。

特に立ち上がり、攻撃の組み立てのところで、町田の2トップの選手がチェイシングをしてきて、なかなか思うようなビルドアップができないような状況でした。そういう中で、我々は攻撃の組み立てのところを時間の経過と共に修正して、その後は比較的、自分たちのいつもの展開を作ることができたと思います。

後半の立ち上がりも、我々は若干、いい状況が作れない中で、相手に得点を許し、3-1となってしまいました。その後、選手たちは落ち着いて、攻撃をしっかりと組み立てる中で、得点を重ねることができました。今日のゲームに関しては、我々のチームはボールの動かし方やオフの動き、サイドのローテーションで、いい攻撃の形が作れていたと思いますし、選手たちは強い町田に対して、自分たちも強い気持ちを持って相手を打ち負かしにいく、そうした姿勢を最後まで見せてくれました。非常にいい攻撃の形が多く見られた、素晴らしい試合だったと、私は評価しています」

【質疑応答】

(今日は控えの選手も結果を出したが、故障で心配される選手もいる中で、今後の厳しい戦いでの、選手のコンディション調整をどう考えているか?)
「非常に難しい質問です。リーグの試合があって、2週空いて、またリーグの試合があるようなスケジュールで、このシーズンの終わりを戦っていますが、まず、1試合戦って、間が空いてしまうと、緊張感を保っていくのは難しい状況です。

選手を休ませた方がいいのか、トレーニングをさせた方がいいのか。そうした部分で、この時期は難しい時期です。私自身も、コーチングスタッフ、メディカルスタッフと話をしながら、どういった量でトレーニングをしていくのか、休ませていくのかと話します。我々がコンディションをうまくキープできるような薬があるなら、それを使っていきたいですが、そういうものはないですから、トレーニングと休ませることをうまく調整していくことは、簡単ではありません。

サッカーは非常に厳しいスポーツです。最後のチャンピオンシップの180分で勝利したチームが、すべてのものを手に入れることができます。その戦いに負けてしまったチームはそれまでがどうだったかということは、なかなか評価されません。残念ながら、それがサッカーです。それまでの準備は、もちろんどのチームもベストを尽くして、自分たちが最後に勝利を手にするために戦っています。ただ、最終的には、その準備を含めて、勝利をしたチームが、すべてを含めて称賛されます。それ以外のチームは称賛されない、それもサッカーです。

やはり、勝利したチームが、それまでの過程を含めて、ベストのことができたと称賛を得ることができます。負けてしまえば、それまでが非常によかったとしても、残念ながら否定されてしまいます。それもサッカーです」

(先日、ストッパーにはフィールドプレーヤーの中でも特に多様でハイレベルな能力が求められると話していたが、その観点から、今までチャンスがなかった中で起用された、加賀選手と橋本選手のプレーについてはどう感じたか?)
「橋本選手にしても、加賀選手にしても、今日は非常にいいプレーをしたと、私は評価しています。特に、右サイドの平川選手と加賀選手のところは、いいコンビネーションで、オフの動きの連動性が非常にあって、よかったと思います。

反対サイドの橋本選手も、攻撃的に前に出ていきました。もっと回数が多くてもよかったとは思いますが、私自身の目から見て、2人とも今日は非常に素晴らしいプレーをしました。

どの選手も、レッズに新しく入ってくれば、我々のやり方に慣れるには時間がかかります。加賀選手、橋本選手は、入ってきて1年が経とうとしていますが、やっと、我々のやり方に慣れてきたと言えるでしょう。どの選手も、我々のチームに来れば、時間が必要なわけですが、我々にチームとして求められるのは、常に勝利することです。リーグであれ、ACLであれ、ヤマザキナビスコカップであれ、天皇杯であれ、我々は常に勝利を求められます。その中で、チームは常に戦っていかなければいけません。そうしてシーズンを戦っているわけなので、プレッシャーがありますし、新しく入ってきた選手にとっても、プレッシャーがあると思います。我々自身も、そういう選手をチームの中で起用しながら、馴染ませながら戦っていくというのは、決して簡単なことではありません。以前、武藤選手や高木選手が、どこのチームでどういうプレーをしていたかというのは、我々のチームにくれば、誰もそういうところは見てくれていません。浦和レッズの選手として、彼らは結果を残すことを求められています。我々はそういうプレッシャーと常に向き合いながら、戦っています。

我々は、次の神戸戦に勝利すれば、72ポイントでリーグを終えることになります。優勝した2006年が72ポイントだったと思うので、クラブとしても、一番ポイントを取ったシーズンとして並びます。

もし勝利すれば、21勝9分4敗という成績になります。ただ、我々が万が一、年間1位でなかった、チャンピオンシップで勝利できなかった場合、おそらく、監督が悪く、選手もよくなかったと評価をされてしまうのも、レッズです。

我々のチームは、勝つだけのサッカーをしていないはずです。内容があり、その上で勝つということ、その難しい両方を追いながら、チームとして戦っています。レッズは、特別なものを持って戦っています。それは内容も含めてです。だからこそ私は、自分のチーム、選手たちに誇りを持って、彼らをさらに成長させるために戦っています。

我々のチームが影響を与えてきたことというのは、今、いろんなチームが我々のやり方をしていることを見れば分かります。それは、我々のチームがこれまで積み重ねてきた内容と結果です。

最後に私が言いたいのは、町田は今日もいいプレーをしていたと思いますし、私は心から、FC町田ゼルビアがJ2に昇格してくれることを願っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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