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ミシャ監督 FC東京戦前日会見

明治安田生命J1リーグ 第7節 FC東京戦 試合前日のコメント

「明日のFC東京との対戦は、ここ数年いい結果が出せています。ただ、一試合一試合を振り返ってみると、非常に際どくハードなゲームが多かったように思います。明日のゲームも過去の試合と同じように、非常に厳しいハードなゲームになるでしょう。

FC東京は、前節、北海道コンサドーレ札幌に敗れ、今節は何が何でも勝利したいという強い気持ちで臨んでくると思います。浦和に対しては、どのチームも高いモチベーションと強い気持ちで臨んできますが、前節が、負けたということもあって、東京の今節に懸ける思いというのは非常に強いと思います。FC東京はすばらしい選手がいるチームです。特に、今シーズンは質の高い選手を補強し、昨シーズンよりもさらに強くなっている印象を受けます。

我々は、火曜日に上海上港との非常に厳しいゲームを戦った後での連戦となり、相手はミッドウィークの試合がありませんでした。我々にとって重要なことは、最後まで運動量を落とさずに戦うということです。その運動量を高いレベルでしっかりと持ちながら、最後までやり切ること。そこが、明日の試合で非常に重要なポイントになってくると思います」

【質疑応答】
(FC東京は、ピーター ウタカ選手や大久保嘉人選手が出られるか分からないという情報があるが、それは浦和にとって追い風となるのか?)
「もちろん大久保選手あるいはウタカ選手は、質の高い選手ですけれど、これまであまり出場機会のなかった前田遼一選手も元日本代表の選手ですし、ネイサン バーンズ選手もオーストラリア代表の選手です。非常に質の高い選手がいますので、ウタカ選手や大久保選手が出られないからと言って、我々にとってそれが追い風になるかと言ったら、決してそうではないと思います。みなさんがその選手たちをどう評価するのか分かりませんが、私はそう見ています。

東京には、非常に質の高い選手が揃っています。もしアドバンテージがある状況を想定すると、FC東京がフィールドプレーヤーを9人で戦ってくれればアドバンテージだとは思います」

(なぜ毎試合FC東京との対戦は打ち合いの試合になるのか?)
「特にイタリア人のマッシモ・フィッカデンティ(現サガン鳥栖監督)さんが、東京を率いていたときは、非常に守備の堅いチームでした。試合の中で、それほど多くの点をお互いが入れ合うという展開は、誰もが想像しづらかったと思いますが、それが起こるのが、サッカーの面白さなのかなと思います」

(すぐに浦和のサッカーに馴染むのは難しいと思っていたが、ラファエル シルバ選手が活躍し、これだけ早く溶け込めている理由は何だと思うか?)
「彼が出場しているリーグ戦4試合、非常にいいプレーを続けてくれています。ただ、彼が本当にチームの戦術にしっかり溶け込んでいるのか、あるいは、それを理解してやっているのかということに関しては、まだ4試合です。評価するのはまだ早いでしょう。

もちろん、クラブとして、我々の戦い方に合う選手なのかを、スカウティングをもとに見極めて、彼を連れてきています。彼は、非常に技術的な部分、あるいは、スピードだけでなく非常にインテリジェンスな選手です。そこはやはり長く彼を見てきた中で、判断して獲得した選手です。ただ、長いシーズンの中での4試合という短いスパンでは、彼がどうか評価するには、まだ早いと思います。今は非常にいいですが、我々はそれに浮かれてはいけないと思いますし、しっかり地に足を付けていかなければいけないと思います。

浦和のサッカーというのは、選手一人ひとりが、その戦術の中で、自分の役割を全うしていく必要があります。そういうチームプレーヤーが浦和には合います。一人のビッグネームである選手が来て、その選手に周りの選手が合わせていかなければいけない戦い方というのは、そこに抱える問題を、みなさんも他のチームを見てお気づきになるかと思います。浦和のサッカーの強さ、戦い方というのは、やはりしっかりとチームとして、みんなが戦術を理解しながら、それぞれのポジションでその役割を全うしていく。それが我々がやっているサッカーであり、それらをできる選手を獲得しています。だからこそ、ラファエル シルバ選手がいない試合でも何得点もして勝っていますし、慎三選手がいない試合でも、あるいは、陽介がいない試合でも得点して勝利しています。

今、世界中を見渡しても、一人で試合を決定してしまうような選手は、それほど多くないだろうと思います。例えば、メッシ選手がいますが、メッシ選手を獲得するようなお金は、日本のチームにはどこにもないでしょう。ただ、みなさんが思うであろう、この選手だったら一人でなんでもできるのではないかと思う選手は、私は日本には来ないだろうと思います。また、そう思う選手がたとえ来たところで、起こり得ることは、みなさんが何試合か見た中で、がっかりする気持ちになることが多いのではないかと思います。その選手自身も、うまくいかない中で、チーム内での不協和音が起こるだろうし、あるいは、そういった失望感から、いろいろなものがうまくいかなくなってくるというのは、これまでのJリーグのチームを見ても、多くあった事例なのではないかと思います。だからこそ、私は、チームで戦うことを大事にしていますし、それこそが今の浦和の強さであると思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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