MENU

NEWS

ミシャ監督 鹿島戦前日会見

明治安田生命J1リーグ 2ndステージ第12節 鹿島アントラーズ戦 試合前日コメント

「鹿島は調子を上げていますし、明日も難しいゲームになります。勇気を持って全力で戦い、勝利を目指していきたいです」

(可変的なシステムがここまでうまくいっている理由と、その中で阿部選手がいい動きをしているが?)
「私はシステムをいつもと大きく変えているつもりはありません。阿部もこれまでと同じように守備のところで重要な働きをしてくれています。皆さんの見方次第ですが、これまで通りしっかり相手の攻撃を予測して、柔軟に対応していきたいです。

日本はシステムを数字で表現したがりますが、私はシステムは一つしかないと思っています。ボールを奪われた瞬間に全員が守備をし、奪ったら全員が攻撃することが唯一だと思っています。チームがどういう狙いをもって戦うのかが大事です。浦和には典型的なディフェンダーはいないはずです。浦和はボールを奪って簡単にクリアする場面は稀ですが、他のチームは蹴り出すことが多いです。なぜその違いが生まれるのか、そこがサッカーを見る上で興味深いところだと思います。また、広いピッチをどう使っているのか、誰がどこにポジションして、選手たちがどういうバランスで戦っているのかを語る方が、内容のある話しだと思います。トレーニングはいつもオープンにしていますが、次の日には誰が何色のビブスを着て、どこのポジションでプレーをしていたかといった記事がよく出ますが、大事なことはどういう狙いを持って練習をしていたかです。数字の羅列を語るよりも、そういうところに注目した記事を読む方が面白いと思います。

明日は鹿島が守りを固めてくるような試合の流れになると予測しています。浦和は常に相手の一歩先を行きたいという思いで戦っています。そして、全員が守備と攻撃の意識を持って戦うことを目指しています。そういうトータル的なフットボールを目指して、日頃からトレーニングを積んでいます。

サッカーはラグビーとは違います。今も昔もサッカーはサッカーです。サッカーはとてもシンプルなスポーツです。時代の変化と共に見方も変わってきますが、変わらないものもあります」

【質疑応答】
(鹿島の警戒すべき点と、勝敗を分けるポイントについては?)
「前線にはスピードがあって能力の高い選手がいて、カウンターを得意とするチームです。相手は守備からカウンターを狙ってきます。こちらのボールの取られ方が悪ければ、カウンターから相手のゲームになってしまうでしょう。その中で浦和が得点できれば、我々のゲームにすることができると思います。いかに相手にカウンターをさせないかが鍵になります。

五分に渡り合うゲームはどこかで数的優位を作らなければいけません。俗に言う、鍵となる選手から数的優位は生まれやすいものです。自分たちの強い部分と相手の弱い部分を考えて、自分たちが優位に立てるようにプレーすることが勝敗を分けるポイントだと思います。

監督として大事なことは、選手に自分たちは好きなようにプレーしていると思わせることです。しかしそれは、監督の意図のもとに動いている状況です。指示を出しすぎると、選手はそればかりになってしまうことが多いですが、そうではなく、練習の中でそう仕向けることが大事です。日本では比較的細かく指示を出しますが、選手は、監督の手の内で自由にやらせてあげるのが一番居心地のいい状態なのです。

浦和のチームはそのようにできています。他とは違う興味深いサッカーをしています。もちろん勝つことも負けることもありますが、皆さんが自分の目で見て、浦和がどういうサッカーをしているのかを考えるのも面白いことだと思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

ミシャ監督 鹿島戦前日会見 ミシャ監督 鹿島戦前日会見

PARTNERパートナー

  • ポラスグループ
  • Nike
  • 三菱重工
  • 三菱自動車
  • エネクル
  • DHL
  • ミンカブ・ジ・インフォノイド
  • チケットぴあ