明治安田生命J1リーグ 2ndステージ第5節 鹿島アントラーズ戦 試合前日のコメント

「明日は、伝統のある鹿島アントラーズという日本を代表するクラブとの、ダービーと言っていい試合だと思います。それに加え、年間勝ち点でも2位と3位で非常に拮抗した上位を争うチーム同士の戦いです。鹿島は、非常に運動量が多く、規律を持って戦ってくるチームだと思います。決して我々にとって簡単な試合になるとは思っていません。ただ、今週を通していいトレーニングが積めました。必ず良い試合をして、勝利をもぎ取って帰ってきたいと思います」

【質疑応答】
(興梠選手と遠藤選手が、オリンピックのためにチームを抜けたが、どのような気持ちで送り出し、2人がいない間はチームとしてどう戦っていくのか？)
「大宮戦の後、クラブ、チームスタッフ、選手、サポーターみんなが、2人のオリンピック選手に対して、いい活躍とメダルを獲り、病気や怪我なく健康に帰ってくることを全員が願ったと思います。とにかくそういった思いです。

チームとして彼らがいないからどうだと話しても仕方がありません。我々はいるメンバーで戦っていくしかありません。浦和レッズは、自分たちがやるべきことがはっきりしています。その自分たちのやるべきことを、とにかく今後の試合でやっていくだけです。これまで通り、しっかりとチームとして自分たちの戦い方を貫いていくだけです」

(明日の試合結果が、今後の勝ち点にどう影響が出てくると考えているか？)
「勝利することが、1番上を狙うのには良い状況になると思います。負ければ、年間1位を狙うのは難しい状況になるかもしれません。ただ、まだ勝ち点の計算をしていくには、シーズンの途中なので早いと思います。難しくなりますが、まだ試合はたくさん残っているので、チャンスは十分残している状況です。明日の試合結果が、シーズンの最終的な結果を決定づけるわけではありません」

(Jリーグは10年間、約2100億円で放映権契約を結ぶという話があるが、大きなお金がリーグに入ることに期待することや気をつけることは何だと思うか？)
「今のサッカーの世界において、お金は非常に大きな役割を占めているのは確かです。その中で、日本がそのような大きな契約をしたことは、今後のJリーグを考えるうえで、興味深いです。ヨーロッパであれば、各クラブに分配される金額が、クラブの経営の中で大きな割合を占めます。Jリーグの場合、どれくらい各クラブに分配されるのかということは、私自身わかりません。Jリーグが大きなお金を持っていくのか、しっかりクラブに均等に配分されるのか、各クラブに違った金額を分けていくのかはわかりませんが、少しでも多くの金額がクラブに分配されるといいのではないかと思います。

今後、そのお金をどのように分配していくのかが、ディスカッションのテーマになってもいいのではないかと思います。それぞれのクラブが、今よりも放映権から得られる収入が増えればいいと思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】