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ミシャ監督 横浜F・マリノス戦試合後会見

明治安田生命J1リーグ1stステージ第6節 vs横浜F・マリノス 試合後のコメント

「非常に大きなスタジアムで、歩くのが大変でした(笑)。現役時代に、1試合を終えた後くらいの疲れがあります。試合後はインタビューや記者会見など、休むことなく仕事をしなければいけないので、なかなか落ち着けないです。大変でしたけど、こうして会見場に来られて、嬉しく思っています。

今日のゲームで、何をコメントすればいいかと考えていました。ゲームに関して言えば、我々レッズがボールを持って仕掛ける時間が非常に長かったです。横浜F・マリノスも、非常に大きなクラブだと思っていますし、F・マリノスに対しても、リスペクトを持っています。ただ、ホームで戦っていたのはF・マリノスでしたけど、ゲーム内容に関しては、みなさんがご覧になったとおりです。私はレッズの監督なので、レッズがどうであったか、というコメントをしますけど、我々のチームは、非常にリスクを負って、全員が自陣に帰って守備をする相手に対してしっかり攻撃を仕掛け、コンビネーションや、外を使いながら、チャンスを作れたと思っています。中と外をうまく使い分けながら、選手たちは意図を持って、攻撃を仕掛けてくれていたと思います。その中で、決定的なチャンスもありましたけど、唯一、今日の試合で足りなかったのは、得点だけでした。

F・マリノスとレッズという、日本を代表するクラブ同士の戦いですので、もっとスペクタクルな、お互いが攻撃し合うことを期待していた方も多いのではないかと思います。ただ、片方のチームだけがサッカーをしようとしても、ゴールは生まれません。

ボールを動かしながら、縦への仕掛けやサイドチェンジからの仕掛け、あるいは遠藤からの、相手の裏を狙うようなロングフィードからの得点チャンスなど、非常に多くの攻撃のバリエーションを、選手たちは狙いを持ってやってくれました。引いた相手を崩すのは簡単ではないですけど、そういう相手を、選手たちはしっかりと意図を持って崩してくれていたと思います。

モンバエルツさんはフランス人の監督ですけど、フランスは、非常に素晴らしいサッカーをする国だと思っていますし、素晴らしい監督がたくさんいる国でもあると思っています。彼も、非常に質の高い、素晴らしい監督だと、リスペクトしています。ただ、今日に関しては、ちょっと守備的過ぎるという印象を受けました。

明日のメディアの記事に、F・マリノスが1ポイントを取ったというポジティブな記事が出て、レッズは1ポイントしか取れなかった、というネガティブな記事が出ないことを祈ります。試合を観ていない方がその記事を見れば、レッズの出来が悪く、F・マリノスは戦術的に良かった、と思うかもしれません。

今日、私は、両チームが攻め合うような好ゲームになることを期待していたんですけど、そうならなかったことは、サッカーを愛する私としては残念です。

日本のサッカーを引っ張るべきチームは、観る人たちを魅了するサッカーを見せていかなくてはいけないと、私は自負しています」

【質疑応答】
(ACLの試合から時間がない中での試合だったと思うが?)
「火曜日のゲームから中4日ということですけど、プロのチームであれば、本来は中4日あれば充分に状態を整えられると思います。

ただ、この間の広州恒大戦は、我々はファイナルのつもりで戦おう、という意気込みで戦いました。それくらい、ACLのグループステージを突破するためには大事な試合でした。あの試合で、選手たちはフィジカル的には非常にパワーを使ったと思いますし、気持ちも非常にこもった戦いだったと思います。そして、身体のぶつかり合いや走ることだけでなく、いろいろなことを考えてプレーしなければいけませんでした。それも疲労につながります。大一番を戦い、たくさんの労力をかけたが故に、回復にもいつもより時間が必要なのは確かであり、それも今日の試合に影響したのも、間違いありません。

相手には、3人の特別な外国籍選手がいました。そのチームに対し、我々の選手は、非常にインテリジェンスに、なるべくファウルをしないように相手を抑えていました。今日のゲームも同じように、ペナルティーエリア付近、20から25mのエリアでファウルをすれば、中村選手の非常に素晴らしいFKが、我々を脅かすことにつながるでしょう。だからこそ、今日の選手たちは、なるべくそのエリアでファウルをしないように戦ってくれたと思いますし、それにあたって、非常にインテリジェンスに戦ってくれたと思います。そうした予測や、インテリジェンスに戦うことを、疲労している中でやるのは、非常に頭が消耗するものです。

広州には、ジャクソン マルチネス選手やリカルド グラル選手、パウリーニョ選手という、素晴らしい選手たちがいます。その選手たちに対し、ファウルをしないでボールを奪うのは、決して簡単ではありません。だからこそ、選手たちはあの試合でかなりの労力を使い、疲労したと思います。ただ、それは対峙した選手たちだけががんばったわけではありません。チーム全体がコレクティブに戦ったからこそであると思っていますし、サッカーは、いろいろな要素が組み合わさって初めて結果が出るものなので、一言二言では、語れないものでもあります。

今日、狙いを持って、武藤はスペースに飛び出してくれたと思いますし、遠藤は狙いを持って、ロングボールを入れたと思います。もし、武藤がもう少しフレッシュであれば、得点になっていたかもしれません」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

ミシャ監督 横浜F・マリノス戦試合後会見

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