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ミシャ監督 柏レイソル戦試合後会見

明治安田生命J1リーグ1stステージ第1節 vs柏レイソル 試合後のコメント

「みなさんがご覧になったとおり、Jリーグの試合は、どの試合も非常に拮抗している、どちらが勝ってもおかしくないような展開になります。今日のゲームもそうでした。

前半は積極的に、前線から相手にプレッシャーをかけて、我々のいい流れを作れていたと思います。相手にほとんど攻撃チャンスを与えることなく、我々が得点してもおかしくないシーンを、いくつか作れたと思っています。

前半、かなり飛ばしていたので、そのテンポを90分間継続するのは難しいと思っていました。後半に入って、いい形で得点した後、少し相手に押し込まれる時間帯ができてしまいました。その中で、不運な形で失点し、追いつかれてしまいました。ドリブルしている選手に対して2人が対応にいき、中に上げたシュート、あるいはクロスがGKに当たったのが相手に転がり、打たれたシュートもまたGKに当たって、詰められたというシーンでした。運もなかったかなと感じています。ただ、1-1に追いつかれた後、私には、我々は必ず残り時間で得点して勝利するという、確信がありました。選手たちも、そうであったと思います。選手たちは、必ずどこかで得点して勝利するという、自信と勝利への気持ちがあったと思います。そういったことが、今日の勝利につながったと思います」

【質疑応答】
(ACLの試合から4人を代え、ポジションも入れ替えていたが、手応えは?)
「私は単純に、ターンオーバーという言葉を使いたくはありません。連戦だから、単に体力的な部分を考慮して選手を入れ替えていくという、ターンオーバーという言葉は、私は好きではないし、私がやっていることは、ただ単にターンオーバーをしているわけではありません。

シドニーFC戦と、今日の柏戦は、違う相手との、質の違うゲームです。そして、次の浦項戦も、質の違うチームとの戦いです。どの選手が、どの戦いにおいて、我々のチームに必要なのかどうか、そこを見極めた上での選手の入れ替えになります。だからこそ、我々には23人のフィールドプレーヤーがいて、全員が非常にいいトレーニングを積んでいます。選手たちが、試合の状況、あるいはチーム状況の中において、次の試合に起用されていく。だからこそ、ターンオーバーという言葉ひとつでは、なかなか片付けられません。

まだ、日本の選手たちの中には、あるいは観ている側も含めて、スタートではないと、それを面白く思わない選手などがいます。スタートで出場しないと、『スタートじゃないから』という評価をする人たちもいます。ただ、例えばバイエルン・ミュンヘンであれば、レヴァンドフスキやロッベンとか、レギュラークラスで出ている選手が、時としてベンチスタートのこともあります。

私自身、選手に訴えかけていきたいことは、よりプロフェッショナルになってほしいということです。何を意味するかと言えば、自分に与えられた役割を100パーセントこなしていく、それが求められることです。チーム状況は、毎試合、その瞬間で変わっていきます。その中で、監督である私の決断によって起用された選手が、チームとしての役割をしっかりとこなしていくことが必要でしょう。

日本人の選手は、まだ、先発にこだわりを持っている選手が多いのは確かです。そこは選手と話し、納得してもらいながら進めればいいと思います。健全な競争というものをチーム内に与えていきたいと、思っています。

明後日には、我々は浦項に向けて出発しなければいけません。浦項でのゲームは、非常にハードなぶつかり合いのある、厳しいゲームになるでしょう。その後の磐田戦は、我々がホームで、相手を崩していかなければいけないゲームになります。2つの試合は、非常に違いのあるゲームです。質の違うゲームを、いかにチームで乗り越えていけるかどうか。それは選手の起用、チョイスも含めて考えていかなければいけないし、選手にもそれを理解してほしいです。

試合に勝利すれば、私が何を決断したとしても、すべてOKでしょう。ただ、負けてしまえば、選手、メディアから袋だたきに遭うのは私自身です。我々が勝利できたことは非常に良かったですけど、まだたったの2試合しか終えていません。ただ、勝利したことで、少し落ち着いて、次への決断ができます」

(今日も武藤はいいパフォーマンスをしていたが、彼のパフォーマンスについては?)
「おっしゃられた通り、いいプレーをしていたと思います。私は、個人の選手を取り上げてコメントするようなことはあまりしない人間です。なぜかと言えば、私にとって大切なのは、とにかくチームが機能すること、チームがいい活躍をすることだからです。今日の得点シーンで言えば、(李)忠成がボールをうまく収めて、ターンして打ったシュートが弾かれたところを武藤が詰めました。それは武藤選手のゴールですけど、その前のシーンがなければ、それは起こらなかったと思います。私は、我々のチームには、1人で試合を決定づけてしまうような、突出した個人の能力を持った選手はいないと思います。だからこそ、我々はとにかく、チームで戦います。そして私は、チーム全体のことをコメントします。みなさんはメディアなので、ある選手を特出して評価してもいいと思います。ただ、私自身は、そうではありません。

皆さんが、ひとりの選手をクローズアップして記事を書いてもいいと思いますけど、私はチームの全体をしっかりと見て、評価する人間です」

(途中出場した那須が昨年までプレーした3バックの中央に入らず、ボランチでプレーしたのは、ミシャ監督の指示か、選手の意向か?)
「ボランチのポジションに、そのまま入るように指示をしたのと、最終的に、相手が前が3枚になるという攻撃的な布陣をとってきたので、阿部か那須が、そこを捕まえるように指示しました。那須があそこのポジションに入ったのは、私の指示通りです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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