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ミシャ監督 松本山雅FC戦試合後会見

明治安田生命J1リーグ 2ndステージ第1節 vs松本山雅FC 試合後のコメント

「試合の内容に関しては、特にこれといってコメントするようなことはあまりありません。

前半は相手が6バックというより、8バックに近いような形で守備をしてきました。その中で、我々はそうした相手を崩して得点し、リードを奪うことができました。その後、リードされている展開になったホームチームは、全くボールを取りに来ませんでした。我々のチームがボールを保持し、GKにバックパスをしても、相手はリードされているにも関わらず、取りにくるような場面はなかなか見られませんでした。その中で、我々は機を見て相手の陣内に進入し、得点のチャンスをいくつか作れたのではないかと思います。

後半はボールが芝の上を転がるより、空中に浮いている時間のほうが長かったと感じられました。その中で、2-1になってからは相手が主導権を握るような形になり、我々はそれにつきあうような展開になってしまいました。

自分のチームの出来に関しては、決していいとは言えないような内容でした。ただ、最終的に我々が勝利できたことは、評価していいと思います。なかなか、分析もしづらい展開の試合でしたが、我々としては、アウェイの地である松本で勝利して帰れることは、本当に良かったと思います。

相手もセットプレーやロングボール、ロングスローで、得点でき、2-2に追いつけるチャンスももちろんあったと思います。ただ、最後まで得点を許さず、リードを守って勝利できたことは、良かったと思います。

私からみなさんへのお願いは、浦和を相手に2-1というきわどい勝負に持ち込んだことを、決して良しと思わないでほしいということです。今日、およそ1万8,000人のサポーターがスタジアムに来て、両チームを応援してくれたと思いますが、今日のサッカーは、あまりサッカーとは思ってほしくない内容だったと思っています。

我々はこのような相手に対しても、もっと内容を高めて勝利しなければならないと思っています。ただ、サッカーは相手があってのものです。

いろんな考え方があると思います。私はただ、日本のサッカーはもっと内容のあるものを見せていかなければいけないと思っています。それぞれの方が、それぞれの考えの元にサッカーをされていいと思っていますが、これは私個人の意見として発言させていただきました」

【質疑応答】
(相手の守備組織を崩した動きの評価は?)
「ボールのないところでの、オフの動きは非常に大事です。そして、オフの動きが、お互いに関係性のあるものでなければいけません。味方が動き、空いたスペースを他の選手が突いていく。それが同時に複数の選手で起こると、ああいう形が作れます。得点シーンだけでなく、得点が入らなかったシーンでも、似た形で何回か相手陣内でチャンスが作れていたのではないでしょうか。そうしたオフの動きは、あのように守備を固めてくる相手には大事です。

サッカーは、状況に応じて選手がピッチの上で判断しなければいけないスポーツです。そういう意味では、システマチックに、『この選手はこの選手についていく』というような守備の仕方をしてくれば、我々はそれを利用してスペースを突いていきます。今日は関根に17番の選手が、梅崎に5番がついていましたが、それを引っ張りだせば、裏のスペースは空いてきます。そういう形で、我々はスペースを突いていきました。守備においても、システマチックに動くのは大事ですが、サッカーの状況の中で、選手が考えてプレーするというクリエイティビティは、サッカーにおいては非常に大事な要素だと私は思っています。

トレーニングの中、あるいは試合に向かっていくにあたって準備していったことと、違うことが起こるのがサッカーです。だからこそ、そういう状況がピッチ上で起こったときには、選手たちが考えてプレーすることが非常に大事な要素です。そうしたことは、普段のトレーニングの中で養っていくことが非常に大事だと思っています。

日本人の選手は、しっかりとトレーニングすれば、クリエイティブに考えてプレーする頭を持てる選手たちだと思います。日本のサッカーがこれからさらに強くなっていくためには、そういった部分を、今後しっかりとトレーニングしていく必要があると感じています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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