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ミシャ監督 新潟戦前日会見

明治安田生命J1リーグ 2ndステージ第6節 アルビレックス新潟戦 試合前日のコメント

「約2週間の中断期間を終えて、明日から再びリーグ戦が始まります。ここ4試合は、いい内容でゲームを進めながら、勝利から遠ざかっていますが、明日も決して簡単な試合ではありません。新潟は過去3試合で7ポイントを取っており、調子を上げています。ハードワークしながら攻撃的なサッカーをするチームとの対戦ですので、難しいゲームになります。ただ、我々は中断期間でいいトレーニングを積むことができましたし、練習の中でチャンスを得点につなげるという部分もやってきたつもりです。そこはまだ改善しきれていない部分でもありますが、明日は全員が力を合わせてベストを尽くして勝利のために戦うだけです」

【質疑応答】
(明日の代表組の起用法については?)
「興梠と武藤はコンディションを見極めての起用になります。槙野は代表で3試合フル出場しているので、明日のゲームまでに疲労がどれほど回復するかを見極めなければいけません」

(柏木選手の状態については?)
「状況はまだあまりいいとは言えません。出場はメディカルスタッフと相談してからの判断になります。4日後には湘南戦も控える中で、難しい判断をしなければいけません」

(日本代表監督が今回の東アジアカップの大会日程について意見していたが、Jリーグの監督から見て思うところはあるか?)
「代表チームにとっては、今回の日程は決してやりやすい日程ではないことは確かですし、クラブ側としても難しい状況でした。日本のサッカー界では、ヤマザキナビスコカップは大きい大会の一つですが、ナビスコカップは代表選手がいない中で準々決勝、準決勝と戦わなければいけません。世界的に見てもカップ戦を代表選手抜きで戦うのは稀だと思います。それは天皇杯にしても同じ状況です。ただ、代表選手がいないのであれば、それなりに自分たちがしっかりとチームを作って戦うだけです。

一つ言えることは、日本は代表というものを非常に重要視しています。日本サッカー協会が代表の予定を決めて、クラブ側にこういう予定なのでお願いしますという形が多いと思います。

ただ、必要であれば、2週間でも3週間でも代表チームに時間を取ってもらって構わないと思いますが、Jリーグの日程については、特に夏の暑い時期は連戦ではなく、各週1試合にしてほしいと思います。そうしなければ、自分たちがしっかり準備をしてから試合に臨むことが難しい状況になります。夏場の連戦は、選手にとっても大きな負担になります。どちらかが妥協しなければいけないのであれば、2週間の中断期間をやめて、各週で試合をするという状況も、一つの選択肢としてあると思います。

日本代表のメンバーは、海外でプレーする選手が多くを占めています。彼らはFIFAのルールに従って選手を代表に出す判断をしています。ただ、そこはクラブと協会という括りで考えるならば、日本はそこのルールが曖昧になっているような気がします。

浦和の代表選手で言えば、昨日日本に帰ってきて、今日移動して、明日は試合という予定になっています。現実的に見て、代表選手を起用することは微妙なものであることは誰が見ても明らかです。代表チームにとっても、今回の大会のような日程で試合を進めていくことは不満であるというコメントが出ています。代表監督も不満ですし、我々クラブ側も難しいと感じています。どちらも、この日程でいいと思っていない状況であるならば、どちらかが妥協しなければいけません。

代表チームがいい結果を残すことは、日本サッカー界にとって大切なことです。もし今回の東アジアカップで日本がいい結果を残していれば、それがいい宣伝になり、よりたくさんのファン・サポーターがスタジアムへ来てくれるでしょう。

例えば大会で優勝していたら、西川、槙野、武藤、興梠らの代表選手を見たいと思うファン・サポーターがスタジアムに足を運んでくれると思いますし、次のホームゲームの湘南戦は、1万人くらいファン・サポーターが増えるのではないかと思っています。日本サッカー界にとって、一番良い宣伝になるのは代表チームがいい結果を残すことです。それがJリーグにも還元されると思います。

いま代表チームに関してネガティブは記事が多いですが、その記事を読んでファン・サポーターたちがサッカーを見たいと思って、Jリーグに興味を持つかどうか疑問です。予定を詰め込んで、水曜、土曜と連戦が続けば、サポーターにとって経済的な問題も出てくるでしょう。

各週の試合の方がファン・サポーターもスタジアムに見に来やすくなると思いますので、1週間あけた試合をやっていくことが大事ではないでしょうか」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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