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ミシャ監督 指宿トレーニングキャンプを振り返って

16日のトレーニングマッチ・蔚山現代FC戦後、ミシャ監督はトレーニングマッチの内容や、キャンプ全体を振り返った。

「キャンプの後に言うことはいつも同じです。キャンプが終われば、監督は、『いいキャンプだった』というものです。ただ、本当によかったかどうかは、なかなか分からないところです」

【質疑応答】
(今日のトレーニングマッチを振り返った感想は?)
「途中までは2-0でリードしていましたが、残念ながら、90分を通して失点をゼロに抑えることはできませんでした。失点するまでは、アグレッシブに前からボールを奪いに行くシーンを見せることができました。その中で、自分たちの狙いとするプレーは出せたと思います。残りの30分くらいになってから、全体的に運動量が落ちてしまい、狙いとする守備や攻撃がうまくいかず、失点を重ねてしまいました。運動量が落ちた時間帯で、選手を交代させていれば、試合結果も違っていたかもしれません。しかし、トレーニングマッチですので、なるべく交代させずに、選手に90分プレーさせたいという思いがありましたし、今の疲労がある状況の中で、選手たちがどのくらいできるのかを見極めることができたと思います。

1、2本目も3、4本目も共通していたことは、後半の途中から足が止まってしまい、失点を重ねたことです。昨シーズンを振り返っても、後半は前半ほどの勢いがなくなってしまう傾向が見られました。そこはチームの課題として取り組んでいかなければいけませんし、90分を通してアグレッシブに前からプレッシャーをかけられるかは、今後も選手たちと話し合いながら進めていきたいです。試合の中で疲れてくる時間帯は必ずあります。疲れた状況でどのような選択肢があるのかを、選手たちともっと話していかなければいけません。もっとプロフェッショナルな戦い方の選択肢が必要だろうと思います。

トレーニングキャンプの時期は、いいところとそうでないところの両方が出てきます。課題が出ることは決して悪いことではありません。いいものを伸ばしながら、出てきた課題に取り組んで、さらに良くなっていくために努力していくことが大切です。前線からのアグレッシブなプレスができている部分もありましたし、反対にできない部分も出てきました。そこはしっかり詰めていきたいです」

(前線からのプレッシャーは、キャンプの途中から特に強調して指導されていたが?)
「我々は戦術的に前に人数をかけて攻撃するチームです。以前は、ボールを失ったあとの切り替えのところでカウンターを受けて、全体が下がらなければいけない状況が多かったです。全員が早く攻守を切り替えて、相手陣内でボールを奪うことができれば、さらに走る距離も節約できますし、相手の守備が整う前に攻撃を仕掛けられるので、今年は特に前線からのプレッシャーを強調して取り組んでいます。

ボールを失った瞬間は攻撃に人数を割いているので、そこで早く切り替えなければ、相手は落ち着いてカウンターを仕掛けられる状態です。そこをいかにさせないかが、我々の狙いです。いかに選手が素早く攻守を切り替え、相手のボールホルダーにプレッシャーを掛けられるか、そして、もう一度ボールを奪い返して2次攻撃、3次攻撃を仕掛けていけるか、そのための狙いです。

物事には善し悪しがありますし、リスクを負う部分ももちろんあります。ただ、レッズは多くのファン・サポーターがスタジアムに足を運んで応援してくれるクラブです。見る者を魅了する何かを常に求めてやっていかなければいけません」

(今回のキャンプで特に心に残ったことは?)
「今年高卒で新加入した伊藤、あるいはユースから参加した橋岡など、16~18歳くらいの若いタレント性のある選手を、このキャンプで確認することができました。浦和の未来を背負っていく選手をこの目で見られたことは、いい思い出です」

(リーグとACLへの意気込みを)
「いよいよ始まるという楽しみな気持ちでいっぱいです。公式戦はACLからスタートしますが、決して簡単なグループではありません。浦項、シドニー、広州と、3チームともアジアを制したことのあるチームです。このグループの中でいかに勝利できるか、とても楽しみです。

昨シーズンを超えることが我々の目標ですので、ACLは、まずはグループステージ突破が目標になります。リーグでは、昨シーズンのポイントを超えていくことが目標です。簡単な目標ではないですが、我々はそれを実現できるチームだと自信を持っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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