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ミシャ監督と阿部が、シドニーFC戦前日の公式会見に出席

23日、埼玉スタジアムにて、AFCチャンピオンズリーグ2016 グループステージMD1、シドニーFC戦前日の公式会見が行われた。レッズからはミシャ監督とキャプテンの阿部勇樹が出席し、試合や大会への意気込みを語った。


ミシャ監督
「まずは、我々浦和レッズが、日本を代表してAFCチャンピオンズリーグに出場できることを栄誉に、嬉しく思っています。

この4年間で、3度目のACL出場になります。我々にとって、特に昨年のACLに関しては、グループステージ敗退という、いい結果で終われなかった大会でした。だからこそ、今シーズンにかけるモチベーションは非常に高いです。今シーズンは昨シーズン以上にこの大会でいい試合をし、いい結果を残していきたいと思っています。

ただ、我々のグループは、4チームすべてが強いチームであり、力は拮抗していると思っています。決して簡単なグループステージではないと思っていますが、我々の力を存分に発揮し、グループステージを突破していきたいと思っています。その第一歩の戦いは、明日のシドニーFC戦です。シドニーFCは、非常に質の高いプレーをするチームだと評価しています。それに加え、シドニーFCは既にシーズンを戦っており、公式戦のリズムを持っているチームです。我々は公式戦初戦で、そういった難しさはもちろんありますけど、明日はいいゲームができるように、全力を尽くしたいです。

やはり、シドニーFCのほうはある程度、チームとしての戦い方が定まっています。なぜなら、彼らはシーズン中だからです。我々は約2ヶ月間、キャンプを通して新シーズンへの準備をしてきましたが、練習試合は練習試合であり、公式戦が始まってみないと、分からない部分はもちろんあります。そういう意味では、シドニーFCにアドバンテージがあるように感じられますけど、我々に、そういった言い訳は必要ないと思っています。とにかく、自分たちが準備してきたことを、明日のゲームですべてぶつけたいと思います」

阿部勇樹
「こんにちは。リーグ戦より先になりますが、いよいよ始まるなという気持ちです。キャンプが終わってから、だんだん気持ちが昂ぶってきている中で、明日の試合は非常に重要な一戦だと思うので、最高の結果が得られるように全力を尽くしたいです。それだけです」


【質疑応答】
(昨日のトレーニングでは柏木を温存したような形を試していたが、明日の起用については?)
ミシャ監督
「私は決して、柏木を温存したわけではありません。どちらのチームがレギュラー組で、どちらが控えなのかとか、どういう感じで見られているのかは分かりませんが、どちらがベターということもないと思います。今日も我々は短い時間、紅白戦をやるかもしれませんけど、もしかしたら、昨日とはメンバーが変わるかもしれません。レッズにいる23人のフィールドプレーヤーはすべて、力が拮抗している選手たちです。そして彼らは、試合に出場したいという強いモチベーションを持って、明日の試合に臨むでしょう」

(最初からリーグと連戦になるが、メンバーは固定していくか、変えながら戦っていくのか?)
ミシャ監督
「サッカーというのは、なかなか計算の立たないスポーツです。もし、明日のゲームで何人かケガ人が出てしまえば、私のプランも変えなくてはいけないでしょう。もちろん、連戦を同じメンバーでずっと戦うのは不可能です。だからこそ、我々には23人のフィールドプレーヤーがいます。必要なことは、目の前の相手に全力を尽くすことです。次の試合に関しては、木曜日以降に考えていきます。

サッカーというのはなかなか、長いスパンでプランできないスポーツです。1ヶ月先に、何が起こっているか分かりません。チームによっては、1つの敗戦で監督がクビになることもあるでしょう。そういう意味で言えば、我々の仕事は、一日一日の勝負であり、それを全力で戦い、勝利するべく努力していかなければいけません。

まずは最初の相手であるシドニーFCに対し、集中力を持って、そこに向かって準備をしていき、戦わなくてはいけません。その次の戦いは、木曜日以降に考えていきます。それがサッカーだと思います」

(過去の経験を踏まえ、グループステージ突破に向けて、何がポイントになってくるか?)
阿部勇樹
「まず、グループステージを突破する上で、明日の初戦が大事だと思っています。そこでしっかり勝つことで、その後につながっていくと思います。初戦の重要性が大きいと思います。各国の本当にいいチームばかりなので、その中で、球際や、キャンプでレッズが取り組んできたことをゲームで出せるかどうかが、関係してくると思います。トレーニングでやってきたことをゲームで出す、それは簡単なようで難しいと思いますので、そこをチームとして出して行ければいいと思います。先を見ても仕方ないので、一戦一戦、全力でがんばりたいと思います」

ミシャ監督
「ACLのグループステージは、6試合で突破できるかどうかが決まります。6試合すべてが大切なゲームですけど、私は特に、最初の試合が非常に重要だと思っています。そのゲームで勝利することが、その後のグループステージの戦いを占っていく上で、大事だと思っています」

(前回、前々回はグループステージで敗退したが、何が足りなかったと考えているか?)
ミシャ監督
「前々回の大会に関しては、我々は10ポイントを取ったんですけど、それでは足りず、グループステージで敗退してしまいました。あの大会に関しては、ゲームの内容、結果共に、比較的に良い部分が出せたと思います。その意味では、グループステージを突破できていてもおかしくないだけの内容と結果が得られた大会でした。

昨年のACLに関しては、我々は初戦、アウェイの水原三星戦で逆転負けしました。自分たちのミスがらみによる失点がありましたし、初戦に負けたことで、その後の戦いで、何か歯車がかみ合わないことが続いたのが、昨年の大会だったと思います。ああいった強い相手、拮抗した相手との戦いでは、ちょっとしたことが結果につながるもので、ゲームの中での集中力や規律が、最終的な結果に結びつくことが多いと思います。相手に崩されてやられた失点より、自ら与えてしまった失点が多かったと思いますし、そういうちょっとしたところの集中力や規律の部分は、今年のキャンプで突き詰めてやってきました。そういったものを持って、この大会に臨んでいます。

先ほども言ったように、自ら犯してしまったミスで失点することは、できるだけ少なくしないといけません。もちろん、そういうことが起こるのもサッカーですが、それをできるだけ少なくするためには、集中力や規律、そういった部分をしっかり持ってやっていかないといけません。そこが改善できれば、昨年よりもいい結果が得られると思います」

(昨年のACLで、日本勢ではG大阪がベスト4まで進んだ。レッズもそこまで行ける力があると思うが、ベスト4、あるいは優勝という目標は持っているか?)
ミシャ監督
「まず、ここ最近の2大会で、我々はグループステージで敗退しています。それが、我々の置かれている現実です。その現実を見据えた上で、現実的に掲げた具体的な目標が、グループステージ突破です。もちろん、我々はアジアの戦いにおいて、さらに上を目指す気持ちは持っていますし、その夢を現実にしていきたいという強い思いはあります。そのためには、まずはグループステージを突破しなければいけません。

我々がグループステージを戦う4チームの内、3チームはアジアチャンピオンになったことがあるチームです。各国を代表するチームであり、簡単に勝たせてくれるような相手ではないはずです。だからこそ、まずはグループステージを突破することが目標です。そして、我々は日本を代表するクラブとして、アジアでさらに上を目指すということについては、強い思いを持っています。

浦和レッズは、常にスタジアムに4万人、5万人が集まる、多くのサポーターを抱えるクラブです。我々は常に高い目標を持って、そういった多くの方々の期待に応えたいという強い思いを持って取り組んでいます。それは浦和レッズとして、当然のことです」

阿部勇樹
「話せることは特にありません。ミシャ監督がすべて話してくれました(笑)。そのように戦っていきたいです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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