3月1日、韓国・浦項市内のホテルにて、AFCチャンピオンズリーグ2016 グループステージMD2、浦項スティーラーズ戦前日の公式会見が行われた。レッズからはミシャ監督と槙野智章が出席し、試合への意気込みを語った。

ミシャ監督
「浦項がアウェイで広州恒大との初戦に引き分けた結果が何を意味するかと言えば、それは浦項が非常に強いチームであるということだと思います。その浦項に対して、我々はリスペクトを持って戦わなければいけません。グループHは各チームの力が拮抗した難しいグループです。4チームの内、3チームが過去の大会においてアジアチャンピオンになっています。毎試合が拮抗した厳しいゲームになるでしょう。明日も厳しいゲームになることが予想されます。

浦項は、運動量、球際の強さ、そして規律のあるチームです。それは前節の試合でも見ることができました。ただ、我々も、初戦で非常に難しい相手であるシドニーFCに勝利し、勢いを持ってこの試合に臨むことができます。明日の試合はとにかく集中力を持って、全力を尽くして勝利をもぎ取って帰れるように全力で戦いたいです」

槙野智章
「みなさんこんにちは。非常に素晴らしい相手と対戦できることを心より楽しみにしています。個人的には、このスタジアムで、そしてこの相手と対戦するのは2回目です。広島に在籍していた2010年にもここに来ました。時が経っても、このチームの素晴らしさ、戦い方、このチームのクオリティーを尊敬しています。ただ、僕たちは旅行をしにきたのではなく、試合をするために、そして勝ちに来ました。明日は素晴らしい結果を出したいと思っています」


【質疑応答】
(AFCチャンピオンズリーグでは、2大会連続、韓国のチームに負けているが、なぜ韓国のチームに勝てないのか？)
ミシャ監督
「その答えが簡単に分かれば誰も苦労しないでしょう。ただ、一つの理由として挙げられることは、これまでの韓国のチームとの戦いにおいて、球際で勝てていなかったことが考えられます。ただ、そこはこれまで取り組んできたことですし、前回のシドニーFC戦でも、体の大きい相手に対して球際で勝っていけることは示せたと思います。明日も、ぶつかり合いの中で相手を上回れるだけの力を発揮できると思います」

(公式戦2試合で守備の手応えを掴んでいると思うが、特に試合後半の守備で、手応えや自信、去年からの改善点については？)
槙野智章
「今シーズンは特に、トレーニングキャンプから守備に関して時間を割いてやってきました。公式戦2試合に臨んできた中で、メンバーが変わっても、チームとしてしっかりとしたベースの中で守備ができていると思っています。

昨年までの反省でもある60分以降のゲーム運びについては、監督が投入した3枚のカードの選手も理解した上でプレーできています。自分のプレーもそうですが、60分以降での反省を生かしたゲーム運びの中で、選手各々がやらなければいけないことを理解した上でプレーできたと思っています。一人一人が自分の良さを出すことはもちろんですが、チームの勝利のために走って戦うことができていることが、いい守備ができている要因だと思います」

(浦項はフィジカルだけでなくパスも強調したチームであることについては？)
ミシャ監督
「ACL初戦の広州恒大との試合では、非常に守備的に戦っていましたし、守備からのカウンターを狙った戦い方だったと思います。仮に浦項がパスサッカーをするのであれば、我々としては望ましいことです。我々もパスサッカーをするチームですし、パスサッカーに関しては、どのチームよりも自信を持っています」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】