3日午後、埼玉スタジアムにてAFCチャンピオンズリーグ2015 グループステージ第2戦、浦和レッズvsブリスベン・ロアーの前日公式会見が行われ、出席したブリスベン・ロアーのフランシスカス・タイセン監督とトーマス・ブロイヒ選手が、メディアからの質問に答えた。

フランシスカス・タイセン監督
「非常に厳しい戦いになると思います。浦和レッズのAFCチャンピオンズリーグの試合を1試合見ていますが、すごく強いチームですし、かなり厳しくなることを予想しています。ただ、我々もいいチームを連れてきていますので、明日はたくさんのお客さんに見に来てもらいたいです」

トーマス・ブロイヒ選手
「監督が言っていたように難しい試合になると思います。相手は組織的で個々に優れた選手も多くいますが、我々もかなり調子がいいですし、先日のAリーグの試合もいい結果を出していますので、このままの調子で明日の対戦に臨みたいです」

（オーストラリアのサッカーというと、去年はACLやAFCアジアカップ2015で優勝したが、監督自身はオーストラリアの成長をどう感じているか？）
フランシスカス・タイセン監督
「私はオーストラリアのチームの監督になって数ヵ月ですので、この質問に対しては、トーマス・ブロイヒ選手の方がいい回答ができると思います。見る限りでは、Aリーグには個々に良い選手がいます。私はオランダ出身なのでオランダのサッカーと比べてしまうのですが、かなり近いところまで実力が上がってきていると思います。ヨーロッパで言えばイングランドやドイツがトップだと思いますし、UEFAチャンピオンズリーグでも活躍していますが、それにひけをとらない良い選手がたくさんいます。ただこの質問は、長年オーストラリアで活躍してきたブロイヒ選手に質問した方が良いと思います」

トーマス・ブロイヒ選手
「アジアのサッカーというと、どうしても日本が基準になっていると思います。戦術もそうですが、プレースピードについても日本がトップであると感じています。それでもオーストラリアは、AFCのチャンピオンの座を掴んでいますので、その標準を上げていきたいと思います」

（浦和レッズのサッカーの印象については？）
フランシスカス・タイセン監督
「素晴らしいチームだと思っています。我々がプレーし慣れているのとは違うシステムですので、その辺に気をつけたいと思います。特に組織力があってディフェンスも厚いですし、中盤の選手も活躍しています。ズラタン選手などは危険な選手だと思っていますが、とにかく試合開始の1分から集中を切らさずに、どんどん戦っていかなければいけないと思います」

（11月に監督に就任し、1月のアジアカップで1ヶ月の中断期間があったが、現在のチームの好調について注力したポイントは？）
フランシスカス・タイセン監督
「シーズンのはじめは厳しいスタートでしたが、中断期間が終わって故障した選手が帰ってきたり、新しく加入した選手もいますので、そういった意味ではかなり改善してきていると思います。しかも結果も出ているので、このまま好調を維持していきたいです」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】