2月15日に大原サッカー場にて行われた会見でのコメント

[質疑応答]
(ここまでの準備は順調だったか？)
「とても順調です。計画通りに進めることができました。武藤と青木は去年からケガを抱えていて、それが完全に治っていないという状況はあるものの、この期間中に新たなケガ人が出ることはありませんでした。手術をしたファブリシオを含めた彼ら以外は、全員が試合に挑める状態になっています」

(明日の川崎フロンターレ戦で選手たちに求めることは？)
「去年、アイデンティティーを見せた二つのチームの対戦になりますが、新たなシーズンで、異なる特長を持つ大会での試合になりますので、リーグとは違ったものになるかもしれません。フロンターレは去年と変わらずに強いチームだと思いますので、そこに勝とうと思えば、自信を持って試合を支配するつもりでいかなければいけません」

(去年は川崎フロンターレにリーグで2勝しているが、明日の試合も去年の試合を再現するイメージか？)
「違った試合になると思っています。ただ、強いチームと対戦するときの戦い方はありますので、そういったものは継続してやっていきたいと思っています。強豪と戦う時にはまず集中力が求められます。注意深くプレーをしなければいけません」

(今日は非公開でのトレーニングだったが、言える範囲でどのようなことに取り組んだのか？)
「セットプレーの練習をしました。セットプレーは試合の中で決定的な場面ですし、我々の強みでもあります。90分間で決着がつかなければPK戦になりますので、最後にみんなでPKを蹴りました」

(セットプレーではレッズには杉本選手が新たに加わり、川崎フロンターレにはレアンドロ ダミアン選手がいるが？)
「レアンドロ ダミアンもセットプレーで決定的な仕事ができる選手です。こちらには杉本が入りましたので、両チームとも同じ分野で強みが増したと思います。両チームともセットプレーでのポテンシャルが高まりました」

(武藤選手と青木選手にはいつごろまでに復帰してほしいか？)
「ともに練習をスタートさせて、明日の試合でも彼らを使えることが理想でした。不運なことに彼らは復帰していませんので、彼ら以外のオプションで戦います。青木はかなり良くなって、練習もかなりこなしています。チームは明日の試合に向けて前泊しますが、青木はその準備のところまでやっていました。今回は外れることになりますが、その目的はもう少し練習を重ねて、リーグの開幕に向けて準備を進めていくためです。できればリーグ開幕のメンバーには入れたいと考えています。武藤は去年の後半に大きく成長し、決定的な仕事をしてくれた選手ですので、あまり長引かないことを祈っています。中心選手の中でも重要な選手だったと思います。ですので、できるだけ早く使える状態になればと思っています」

(明日の試合では見ている人にどういったところを注目してほしいか？)
「まずはシーズンの立ち上がりだということです。実際、何かが懸かっている公式戦としては初戦になります。もちろん、いろいろ見せたいとは思っていますが、まずは第一歩をお見せします。全員が最大の努力をして練習を積んでいるところですが、その選手たちが試合で全力を尽くし、今シーズンをポジティブに捉えられる明るい材料となり、その後のタイトル獲得につながればと思っています」

(全体練習後に個別トレーニングも行っていたが、アンドリュー選手やマルティノス選手に期待することは？)
「アンドリュー、マルティノス、阿部、柴戸、彼らだけではなく、レギュラークラスの選手が何人もいます。彼らはシーズンの中でスタメンに入る可能性の高い選手たちです。これから彼らにも情報を与えながら、それが浸透し、他の選手と遜色ないプレーができるようになることを望んでいます」

(公式戦だから得られるものは何試合程度こなすと培えるのか？)
「サッカーは相手の影響を直接受けます。ですので、経験的に何試合程度こなせばいいということは言えますが、実際にどうなるかは分かりません。連勝スタートのシーズンもありましたし、そうではないシーズンもありました。確実なことは何も言えません。ただ、ほとんどの選手を把握しており、去年からの経験がありますので、そこはポジティブに考えています。新加入選手の姿を見ていても、大きな意欲を持って練習をしていて、試合に出たいという気持ちが感じられます。私はそこをポジティブに捉えていますが、正確なことは言えません。明日の試合では『もうレッズはピークではないか？』という姿を見せられたらいいですね」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】