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アウェイ勝利で良い流れを掴む

20日、浦和レッズはザスパクサツ群馬との天皇杯3回戦に敗れた。ショックの大きい敗戦だが、連戦の最中にあって落ち込んでいる暇はない。中2日で23日(土)には、アウェイ・味の素スタジアムにて18時30分キックオフとなる第21節FC東京戦が待つ。

リーグ戦第20節終了時で9勝5分6敗の数字を残し、5位のFC東京。現時点での失点数15は、レッズの14に次ぐリーグ2位の数字だ。特に中断期間明けの8試合で喫した失点はわずかに1、現在は公式戦6試合連続完封中と、強固な守備力を背景に結果を残し続けている。

ただ、それは権田修一や森重真人といった日本代表を経験する実力者たちの力のみによるものではない。チーム全体が運動量を保ちつつ、前線の選手から積極的にプレスをかけてくるというアグレッシブなスタイルが浸透してきたからこその賜物であり、レッズも5月3日のホームゲームでは勝利こそしたものの、FC東京の戦い方にはずいぶん苦しめられている。今回の試合も長い時間にわたって我慢比べを強いられる戦いとなることが予想される。アウェイ、そして夏の厳しい暑さの中での試合とはいえ、最後まで集中力を保ち続けることが、守備だけでなく勝利に必要な得点を挙げるためにも重要だ。

また得点という観点で言えば、ここ数試合のレッズの課題として挙げられるのが追加点だ。中断期間明けからすべての試合で前半のうちに先制点を奪っているが、そこから相手を突き放す2点目を決めきれないがために苦しい展開を強いられるという試合が続いている。1点という点差は、展開に関係なく相手に与えたワンチャンスで消えてしまうものであり、それは群馬戦で嫌という程痛感したはず。チャンスをいかにものにするか、決めきれるかが重要なポイントとなる。その意味でも、群馬戦でメンバーを外れ、休養充分である興梠慎三や梅崎 司らアタッカー陣には大きな期待がかかる。

天皇杯は敗れてしまったが、リーグ戦で首位に立っていることに変わりはない。ミシャ監督も群馬戦の内容には一定の評価を与えた上で、既に次の戦いへと目を向けている。敗戦のショックを本当の意味で払拭できるのは勝利のみ。まずは敵地でのFC東京戦に勝利し、リーグ制覇に向けてもう一度良い流れを掴んでいきたい。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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