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アウェイで上位対決となる重要な一戦

前節のヴィッセル神戸戦で引き分け、総得点差によって5試合ぶりに首位の座を明け渡すことになった浦和レッズ。しかしリーグ戦では第10節以降、9試合にわたって無敗を続けるという、負けない粘り強さを見せている。そして次の第19節はアウェイ・等々力陸上競技場に乗り込み、19時キックオフでの川崎フロンターレ戦。最後まで優勝を争うであろうことが予想される、強豪との直接対決となる。

川崎は第18節を終えた時点で、10勝3分5敗の勝ち点33でリーグ戦3位につけている。ここ数年は攻撃力に強みを持つチームカラーを誇り、今シーズンもここまでにリーグ2位の31得点を記録。昨年のJリーグ得点王である大久保嘉人は得点ランクトップタイの10得点を叩き出し、その大久保とコンビを組む小林 悠も7得点と、前線に怖さを持つFWが揃っている。しかし今年4月に行われたホーム・埼玉スタジアムでの対戦時には90分間にわたって集中した守りを見せ、川崎を完封することに成功。夏の厳しい暑さもあるが、この時と同様に最後までチーム全員で戦い抜く姿勢が、勝利のために何よりも求められる要素だろう。特に、中盤で攻撃を操る日本屈指の司令塔・中村憲剛に対しては、一分の隙も見せることはできない。

また、川崎は前節こそ4失点したものの、中断期間明けのリーグ戦では3試合連続で相手を無失点に抑えるなど、守備に関しても一定の安定感を示している。そうした相手を打破するポイントに、高い位置でボールを奪ってのショートカウンター、そしてサイドアタッカーの動き出しが挙げられる。特にサイドの選手がダイナミックな動きでゴール前に侵入する動きは相手の守備の虚をつくことにもつながり、実際に前回対戦時の決勝ゴールは、ボールを大きく右サイドに開いたタイミングで、逆サイドの宇賀神友弥が相手ゴール前に走り込んだことで生まれたゴールだった。その宇賀神は川崎戦ではこれまでに3得点を決めるなど相性が良く、またFWでは興梠慎三もリーグ戦3戦連続ゴール中と好調な上、昨年のヤマザキナビスコカップ準決勝では川崎相手に2戦で3得点を決めている。彼らに多くのチャンスが訪れる試合展開を作れれば、自ずと勝利をたぐり寄せることにもつながるだろう。

神戸戦では、終了間際の同点ゴールで失いかけた勝ち点を1つもぎ取った。しかし試合後に何人かの選手が口にしたように、この引き分けは川崎に勝つことで初めて大きな意味を持つようになる。アウェイでの重要な一戦、浦和レッズの総力を結集し、何としても勝ち点3を浦和に持ち帰ろう。
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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