20日、シーズンを通じてJリーグで活躍した選手、監督、クラブ、審判などの功績を称える『2016 Jリーグアウォーズ』が横浜アリーナで開催され、YBCルヴァンカップを優勝した浦和レッズから、ミシャ監督とトップチーム選手(※)が出席して表彰を受けた。また、ベストイレブンには、レッズから西川周作、槙野智章、阿部勇樹、柏木陽介の4名が選出された。



Jリーグの村井満チェアマンの挨拶でスタートした表彰式は、横浜アリーナでファン・サポーターを招いて行われ、華やかな演出の中で、各賞ごとに受賞者がステージに上がって表彰を受けた。YBCルヴァンカップの表彰では、ミシャ監督と選手たちが登壇し、会場から祝福の拍手が送られた。



チームを代表してキャプテンの阿部は、「優勝は本当にうれしかったです。長く長く、真っ赤な大勢のファン・サポーターの方々を待たせてしまったと思っています。ギネスブックにも認定されているこのYBCルヴァンカップの第1回に優勝することができました。連覇に挑戦できるのは僕たちだけです。チームとファン・サポーターのみなさんが一つになって、またこの場に返ってきたいです」と、優勝の喜びと来季のルヴァンカップへの意気込みを語った。



その後、2016Jリーグ優秀選手賞の受賞者33名の中から選ばれるベストイレブンの表彰式が行われた。レッズからは、西川、槙野、遠藤航、阿部、柏木、関根貴大、武藤雄樹、興梠慎三の8名が優秀選手賞に選出され、その中から、GKの西川、DFの槙野、MFの阿部と柏木の4名がベストイレブンに選ばれた。西川は5年連続5回目、槙野は2年連続3回目、阿部は9年ぶり4回目、柏木は初のベストイレブン選出となった。





ベストイレブンには、正賞としてブック型盾と賞金100万円が、副賞としてクリスタルオーナメントと、タグ・ホイヤーの腕時計が贈られた。プレゼンターは、リオデジャネイロオリンピック男子短距離日本代表の桐生祥秀氏と、タグ・ホイヤー バイスプレジデントのリュック・ドクロワ氏が務め、桐生氏からクリスタルオーナメントを、ドクロワ氏から腕時計を、西川がベストイレブンを代表して受け取った。

また、表彰式では、反則ポイントの年間合計数が34ポイント以下のJ1クラブに贈られる『フェアプレー賞』がチームに贈られたほか、ホームの埼玉スタジアムは、4回目の『Jリーグベストピッチ賞』を受賞した。そして、Jリーグと日本サッカーの発展に多大な貢献をしたと認められる者を表彰する『2016 Jリーグ功労選手賞』を受賞していた浦和レッズOBの鈴木啓太氏の紹介もあり、会場からは温かい労いの拍手が送られていた。

最後は出席した選手全員で場内を一周して締めくくられ、『2016 Jリーグアウォーズ』は盛況の内に幕を閉じた。

※加賀健一、梅崎 司、ズラタン、イリッチ、伊藤涼太郎は欠席

■受賞リスト
【2016 Jリーグ優秀選手賞】
GK 西川周作
DF 槙野智章
DF 遠藤 航
MF 柏木陽介
MF 阿部勇樹
MF 関根貴大
FW 武藤雄樹
FW 興梠慎三

【ベストイレブン】
GK 西川周作(5年連続5回目)
DF 槙野智章(2年連続3回目)
MF 柏木陽介(初選出)、阿部勇樹(9年ぶり4回目)

【フェアプレー賞】
浦和レッズ J1(2年ぶり2回目)

【Jリーグベストピッチ賞】
埼玉スタジアム(3年ぶり4回目)

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】