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「勝利に価するゲームができた試合」ミシャ監督

「2週間ほど、リーグ戦があいて、その間に気温が非常に高くなってきました。そういった中での今日の試合だったので、どういうふうにチームが今日の試合で反応するか、なかなか予測がつかない部分がありました。
今日、対戦した磐田は非常に難しい相手でした。磐田は素晴らしいチームです。しかしながら我々のチームは立ち上がりから、しっかりと相手をコントロールできたと思っています。攻撃のところでもテンポを変える部分はうまくいったのではないかと思います。相手からボールを奪ったときに早く攻撃を仕掛ける、あるいは遅攻に切り替えてゆっくりとポゼッションしながら攻撃を進める、そういったテンポを変えるところは非常に機能していたと思います。
最終的に、勝利に価するゲームができた試合でした。立ち上がりから最後の最後まで、応援してくれたサポーターの方々には本当に感謝しています。選手たちもそのサポーターの期待に応えて、全力を尽くしてくれたのではないかと思います。今日、良い結果が出ましたが、決して我々は浮かれてはいけないと思います。選手も分かっていると思いますが、我々にはまだまだ改善しなければいけない点が残っています。1ミリたりとも、浮かれてはいけないと思いますし、残りの15節、非常に厳しい戦いが待っていると思います。
試合で良い結果を残すためにも日々、しっかりハードワークをしていかなければいけません。サッカーというのは現実を見失うことが一番、危険であると私はよく言っていますし、繰り返し、言っています。何勝かすると、すぐにリーグ優勝が見えてきた、あるいは狙えるのではないか、と周りの人は思うかもしれません。
ただ、シーズンは長いですし、決して現実を見失うことなく、1試合1試合、大切に戦っていかなければいけません。残りのシーズンも厳しい戦いが続くと思います。我々がやっているプロセスというのも、チームとして非常に難しい作業を今、しています。
良いサッカーをするということ、同時に結果も残していくということ。そしてチーム内では選手のセレクションも行ないながらチームを作っています。何人かチームを離れた選手もいます。補強に動いているチームも多いと思いますが、我々はこのチームでいこう、という思いで、戦っていますし、選手への信頼というのも日々、本当に高まっています。
我々はこのチームで、引き続き、残りの15試合も全員で力を合わせて戦っていこうと思っています。私にとっても難しい仕事になりますが、目指すところに向かって、しっかりとやっていきたいと思います」

【質疑応答】
(レッズは攻撃的な守備ができていて、前線の3人が機能している。それがポイントだと思うが、それ以外に監督が考えている、向上させたい点とは?)
「おっしゃるとおり、前の3人と、良い守備をするというところは非常に大事です。良い守備をしたところからいかに早く攻撃に切り替えるかは大事なところであり、ボールを奪ったときに、ほかの選手がすでに動き出しているという、次の展開を予測した動き出しは非常に求められます。3人の攻撃のコンビネーション、あるいはそれにプラスして、サイドの選手の攻撃参加というのは、切り替えの部分も含めて、非常に機能してきています。もっと改善しなければいけない点として挙げるならば、サイドからのクロスの精度です。今日は何回もサイドからクロスを上げるシーンがありましたが、中の選手に合わなかったり、中の選手の走りが悪かったり、と、ラストの精度はもっと高めなければいけません。厳しいところ、難しいところに関してはすでに大きな前進を遂げています。前でのコンビネーション、サイドの選手が切り替えを早く飛び出す、そこはどちらかといえば、難しいところであり、厳しいところであると思いますが、残りの部分である最後の精度をもっと突き詰めなければいけません。
私の見方ですが、我々は、前半30分くらいにすでに試合を決めておかなければいけないような、チャンスを作れていたと思います。そこのところで、精度が低い故に最後の最後までギリギリの戦いを強いられる。そこをもっと高めていけなければいけないと思います。前半で3-0くらいにしていてもおかしくないような、展開は作れていたと思いますし、そうすれば我々は試合を終えることができていたと思います。ただ、最後の最後まできわどい戦いを強いられるということは、そういった部分が足りない証拠です」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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