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「ベストを尽くして、勝利を奪いに行く」ミシャ監督

Jリーグ第8節 清水エスパルス戦 前日のコメント

「明日はリーグ戦の前節大宮とのダービーで、非常に痛い敗戦をした後の試合になります。その痛い敗戦のあとのゲームですから、とにかく清水戦はベストを尽くして勝利を得たいと全員が考えています。対戦する清水は、開幕当初はあまりいいスタートがきれていませんでしたが、ここのところ公式戦5試合、リーグ、ナビスコカップと負けておらず、非常によい状態にあります。清水というチームは非常に若くてよい選手がいますし、運動量とアグレッシブさを持ったまとまりのあるチームです。今は非常に結果が出ていて、勢いのあるチームで、我々にとっては簡単なゲームではないと思います。ただ、前節負けていますから自分たちのためにも、ファン・サポーターのためにもよい結果を得られるように全力を尽くしたいと考えています」

【質疑応答】
(痛い大宮の敗戦から広州恒大戦では、チームのメンタル面の成長を感じましたが、監督はどのような印象を持っていますか?)
「その評価をするのはまだ早いと考えています。リーグとACLは違う大会です。彼らが大宮戦の敗戦のあとに見せた広州恒大とのゲームでの強さ、気持ちの切り替えというのはすばらしいものがありました。ただ、それが本当に彼らのメンタル的な成長なのかというのは、明日の清水戦で彼らが広州恒大と戦ったときのように見せられるかで判断ができると思います。大宮での敗戦のあとに彼らはよい仕事をしましたが、それだけでは本当の評価はできないと思います。清水戦でも広州恒大戦と同じようにできるのであれば、ひとまず彼らはOKだと思います」

(清水というチームは、実は最近完封が多く、守備のチームではないかと思いますが、そこをどう崩していきますか?)
「我々と対戦するチームは、どのチームも我々の攻撃をいかに止めるかというのを考えてきていると思います。それはサイドへのボールを防いだり、くさびのパスを警戒したり。そういう意味では、清水もこれまで対戦してきたチームと変わりません。いかにそうした対応をしてくるチームに対して自分たちのサッカーをしていくかというのが大切だと思います。私自身、日本でチームを率いている間に、常にそういう戦いをしてきました。広島でも、浦和でも。いかに私たちの攻撃を止めるかという狙いを多くのチームがしてきます。我々を攻撃で圧倒する、打ち負かすというスタンスで臨んでくるチームというのは、あまり記憶がありません。そういう意味では、それは私の監督としての宿命なのかなと考えています。やはり、試合の結果が出たあとは、我々が負ければ相手が我々をうまく分析したと言われるでしょうし、我々が勝利すれば、相手のこことここがうまくいかなかったという話になるでしょう。この間の広州恒大戦に勝利できたのは、喜ばしい出来事ですし、広州恒大の監督さんは世界的な監督ですし、その彼が我々を研究していなかったとは思いません。そして、Jリーグでこれまで対戦し、我々に勝利した監督さんが、彼以上に我々を分析したとも思いません。結果だけでと
らえてしまうと我々に勝利した監督さんは、リッピさんよりも評価をしなければならなくなります。私自身は相手がどうこようと自分たちのサッカーをできれば、突破できると思っています。必ず崩せると考えています。ただ我々の選手たちもロボットではありません。みなさんと同じように調子の悪いときもあれば、うまくいかないこともあります。彼らの日ではない日もあるということです」

(明日は山田暢久選手の20周年を記念したイベントが予定されていますが、山田選手は監督から見てどんな選手ですか?)
「まず、ここにいるみなさんは私よりも長く山田暢久を知っているかもしれませんね。ただ私が知る限りの山田暢久は、まず人としてすばらしい人間であり、そしてJリーグで20年プレーする、それがすべてを物語っているようにすばらしい選手でもあります。監督としてそうした選手を指導できることは、指導者として非常に幸せに思っています。ヤマが20年目を迎えているということで、我々も、プレーしている選手たちも、応援している方たちも明日は勝利して3ポイントを取りたいと考えているでしょう。ただ、そういうゲームで起こりうるのは、気持ちが空回りして、強くなりすぎて間違った方向に向かってしまうと言うことがあります。とにかく冷静に戦い、自分たちのやるべきことをして3ポイントを取りたいと思います。そういった記念試合は、自分たちの思いとは違った結果が出てしまうことがおうおうにしてあるのですが、それでも我々は明日必ず勝利して、山田暢久の記念となる試合に、花を添えたいと思います」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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