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「サポーターが我々にはついている」ミシャ監督

Jリーグ第27節 vs柏レイソル後のコメント

「今日は日本を代表するジャーナリストの方がおそろいで、負けていたら批判をされたのではないでしょうか(笑)。今日はラッキーでした。先週、ホームのガンバ戦で、0-5で負けたことで、ああいった敗戦の後だったので、見ている方々は、浦和はそろそろ落ちていくんじゃないかと思われたのではないでしょうか。今日の試合、そういった意味では、チームが強いということを証明しなければいけないゲームだったと思います。
ここまで27節を戦ってきて、我々はしっかりとしたチームになってきました。それはこれまでのゲームで見せられたと思います。ここまで、敗戦したこともありましたが、ただそのあとはさらに強くなって帰ってきました。自分たちの強さというもの、クオリティーが証明できていると思います。
今日のゲームは浦和、そして柏が、両チームとも素晴らしいゲームをした、そういった試合だったと思います。非常に運動量も豊富で球際の争いも激しく両チームにチャンスがありました。我々はなぜこのゲームを勝利できたのか。私は後半、相手よりも、よりリスクを負って攻撃をしたことからこそ、生まれたものだと思います。相手は我々の攻撃を受けてカウンターを狙うという、狙いだったと思います。我々はより、リスクを負って攻撃を仕掛ける、そういった中で、後半、ああいった形で勝利しましたが、内容的に見れば、我々が勝利に価するゲームだったと私は思います。
最後の最後、ゴールが決まった、それに関しては、ラッキーだった部分がありますが、我々がよりリスクを負って攻撃したということが、最後、勝利を与えてくれたのかなと思います。もちろん、サポーターのサポートがあって、この勝利があります。今日はアウェイでしたが、ホームのような、これだけ多くのサポーターが詰めかけて我々を後押ししてくれました。それがあるのは浦和レッズだけです。短い期間ではありますが、チームが今上位で戦っているというのは、日本のサッカー界にとって、私は大切なことだと思っています。これだけのサポーターが我々にはついています。これほどサポーターがいるクラブが上位で戦うというのは日本のサッカー界にとって、私は大切であり、必要なことだと思います」

【質疑応答】
(原口の交代の理由と、その後の彼の態度について監督はどのようにお考えですか?)
「以前、バイエルンミュンヘンでトラパットーニ監督がクリンスマンを交代させたのをご存じでしょうか。ベンチの横にはコーラの大きな模型があったんですが、クリンスマンは交代させられてその模型を蹴飛ばして壊しました。その試合の後でも、なぜ交代させたのかという質問が出ました。ヨーロッパのメディアの方はもっと厳しい質問をされます。トラパットーニはそのとき、『私は見ていなかった』と答えました。原口がどうだったか、私は見ていません。私は集中して試合をそのまま見ていました。彼を交代させた理由に関しては、彼はガンバ戦で足首をケガしていて、今日の彼の状態を見る限り、足首の状態が100パーセントではなかったのかなと私は判断をして、交代させました。
私としてはあのままプレーをさせて、彼の足首の状態が悪くなるよりは、交代させた方が良いと判断しました。なぜなら、札幌戦は彼が必要なゲームになるからです。少し、政治家的な発言でしょうか(笑)」
(矢島選手が良い働きをしましたが、最近の彼のパフォーマンスや状態をどう見ていますか?)
「トレーニングのとおりのシーンでした(笑)。キーパーから長いボールを出して、ヘディングでそらす。セットプレー、コーナーキックなどで得点をすると、監督はよく練習通りだと言います。10試合くらいコーナーキックで点が取れなくても、誰も『なぜ点が取れないのか』と質問はしませんね。ただ、あのシーンは、決していつも練習でやっているシーンではありません。慎也に関しては、リーグ序盤に何度か出場する機会があって、私としてはチャンスをもっと早い段階であげたい思いはありましたが、これまでそういったチャンスがなかなかこないまま、今日まで来てしまいました。今日は与えられたチャンスを生かしてくれたと思います」
(先週、0-5で負けて、その試合から見ても、今日の試合は全員が積極的で前向きにプレーしていたと思います。特に永田、坪井といった選手が積極的にプレーしたと思いますが、それは彼ら自身が変わったのか、それとも監督から働きかけがあってああいうプレーが出てきたのでしょうか?)
「原則的に我々は常に今日のようなゲームをしたい。ただ、相手も我々に対してしっかり対策を取ってきますし、相手がいることなので、それがいつもうまくいくとは限りません。今日は陽介がボランチに入って、質の高いボールを出せるということが、少し、後ろの選手の助けになったのかなと、プレーしやすかったのかなと思っています。陽介に8番の選手がついてきましたが、相手が9人で守ってしっかり守備をしているところに仕掛けていくのはなかなか簡単なものではありません。ああいったところを崩していくのは非常に複雑な部分が絡み合って、攻撃というものが成り立ちます。
もちろん、相手はそこでミスを誘ってカウンターを狙っています。そういったときミスもなく、最後までもっていくのはなかなか簡単なことではありません。ガンバ戦は、相手が、我々の攻撃の組み立てのところで、5対5ではめてくるような形でした。そこで我々が一つ、はがすことができれば、おそらくあのゲームは勝利できました。そこのところで攻撃の組み立てがうまくいかなかった、それがこの間の敗戦の理由として挙げられます。
この間のゲームは間延びした感が真ん中にありました。前線、そして後ろでポゼッションをする5枚の選手、その間に開きがあり、ボールを失うシーンで真ん中がぽっかりあいているシーンが多かった。後ろから質の高いボールを当てることができないと、相手に押し込まれるシーンというのが増えてしまいます。
ただ、そういう試合があって、監督として、そして選手も敗戦から学び、1センチ、1センチ、とにかく成長していきたいと思っています」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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