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阿部勇樹が県立浦和高校で講演を実施

13日、埼玉県立浦和高校で、阿部勇樹が同校サッカー部を対象に、考えて行動することの大切さなど、これまでのサッカー人生で学んできた経験を伝える講演を行った。

この取り組みは、浦和レッズ理念の根本的な活動方針の一つである「社会の一員として、青少年の健全な発育に寄与する」活動として行われ、浦和高校サッカー部の生徒90人あまりが参加した。

阿部は、講演の中で、プロになってからも話すのが苦手で、泣き虫で、自分の意見を言わない性格だったが、ジェフユナイテッド千葉時代に出会ったオシム監督(当時)に、キャプテンを任されて変わることができたエピソードを披露した。

その上で、「オシムさんからは『考えて走れ』ということも言われました。いつ、何のために走るのか。それは今まで、ただサッカーをやっているだけだった自分が変わるきっかけにもなりました。それはピッチを離れても生きています」「今でも、すごく大切にしていることは、考えて行動すること。それは今の僕のすべてです。誰でもできることだし、みなさんも練習や日々の生活の中で取り入れてみてください」と考えることの重要性を説いた。

また、質疑応答の時間では、生徒から、ミスをすると重ねてミスをしてしまう、という相談がなされた。

阿部は「自分もキャプテンをやる前はミスをして切り替えられなかった。ミスをするとすごくマイナスに考えていました」と、自身もそうした経験があることを明かした上で、「でも、今思うと、その時間というのは、すごくもったいなかったと思っています。ヨーロッパで活躍している選手たちだってミスをする。誰でもミスをします。そのときにその一回で終えられるか、続けてミスをしてしまうか、その差はあります」「だから切り替える。仕方ないと。学校で言うと、みんながテストで零点をとったとして、いやあ、零点とっちゃったな、仕方ないな、と(笑)。そのくらいの切り替えが大切です。ミスをしたときのプレーには戻れないから、仕方ないと考える。それで次に同じような状況でミスをしなければ、それはそのときのミスが生かされているということだから、ミスをしてよかったとなる。だから、ミスをしても引きずる必要はないと思います」と、阿部自身の考えを披露し、アドバイスをしていた。

講演は約1時間に渡って行われ、阿部は生徒からの質問に時折冗談を交えながら、真剣に、丁寧に答えていた。

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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