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新加入4選手記者会見

19日14時から埼玉スタジアムボールルームにて、2012シーズン浦和レッズ新加入選手記者会見が行なわれた。会見には、ポポ、槙野智章、野崎雅也、矢島慎也と、山道守彦強化部長が参加。冒頭で山道強化部長が各選手を獲得、および昇格させた狙いを語った。そしてその後、4選手が挨拶した。

山道強化部長
「先日の監督会見でも申し上げましたが、昨シーズンは非常に苦しいシーズンを過ごしました。その中で考えていた補強の狙いは、経験豊富な選手、海外を経験している選手、そして軸になれる選手、一流の選手をターゲットにして補強を考えていました。
ポポ選手は抜群の安定感があるところに魅力を感じました。Kリーグで得点王になった後、4シーズン日本でプレーし、これまでリーグ戦115試合に出場して24点を取っています。アシストも多く、非常に安定した選手で、そこに魅力を感じて獲得したという経緯です。
槙野選手はご存じのとおり、ケルンで活躍した日本代表の選手です。ミシャ監督とも相談して決めたことですが、チームの成熟と変化を期待しています。成熟というのはミシャ監督ともこれからやっていかないといけないことですが、柏木選手と槙野選手はそれを実行していたわけですから、チームの成熟のためには非常にプラスになる選手だと考えています。チームの変化という点については、彼のポジティブなキャラクター、明るいキャラクター、すごく積極的な姿勢など、昨シーズン非常にネガティブな状況で過ごしたチームにとっては、これらはとても大切な要素で、大きな魅力を感じました。いろいろとこちらに来るにあたって悩んだとは思いますが、このような形でご紹介できることを私自身もうれしく思います。
そして引き続いて、フレッシュな選手ですが、野崎雅也選手と矢島慎也選手です。天皇杯にも出場したのでご記憶にある方もいると思いますが、野崎はボランチ、矢島は前線の選手です。野崎はボランチでパスをつないでリズムを作る選手で、これから攻撃面も勉強していって、成長していって欲しいと思います。矢島選手は天皇杯でクロスバーに当たるシュートも打つなど、非常にポテンシャルがある、期待できる選手です。変わろうとするレッズの力になってほしいと思っています」

ポポ
「浦和レッズというチームに来ることができて、本当にうれしく思っています。良いシーズンを過ごせるように努力していきます。皆さん、どうぞよろしくお願いします」

槙野智章
「ドイツ、1.FCケルンから加入することになりました槙野智章です。僕自身、この移籍に対して、悩んで決断をしましたが、ペトロヴィッチ監督のもと、そしてこの浦和レッズというチームに魅力を感じ、この決断になりました。この1年間、浦和レッズというチームのために、全力を尽くし、近年、結果としてネガティブなものだったので、それを変えるためにやってきたので、頑張りたいと思っています」

野崎雅也
「浦和レッズユースから昇格することになりました野崎雅也です。ジュニアユース、ユースと、レッズというチームでやってきて、僕たちアカデミーの試合にもサポーターの人たちが足を運んでくれるのを見て、間近で浦和レッズというのがどういうチームなのか、というのを感じていました。少しでも成長できるように、1年間を通して頑張っていきたいと思っています。
また、今、ここにいること自体がすごく恵まれていることだと思いますし、家族、監督、コーチ、今まで一緒に戦ってきた仲間、みんなに感謝をしたいと思っています」

矢島慎也
「同じくレッズユースから昇格した矢島慎也です。6年間、ジュニアユースとユースでお世話になってきたクラブで、プロとして試合に絡むことができれば、それが最大の恩返しになると思っています。個人的には、うまい選手がたくさんいるので、いいところを吸収して、レベルアップしていきたいと思っています」


【質疑応答】
(槙野選手へ。いろいろ悩んだとのことだが、もう少し詳しくお願いできますか?)
「まず第一志望として、ヨーロッパでプレーしたいという思いで2011年の1月に旅立ちました。そして、向こうに行ったときに、ドイツの2部クラブのチームの監督、GMと実際に会って話したなかで、自分が思い描いていたイメージと実際に話してのイメージが正直すごく違っていました。その中で、自分がどうしてもヨーロッパでやりたいという気持ちと、自分のプレーをいかに出せるか、そのチームのために自分のプレーを出せるかを考えたところ、浦和レッズに就任するペトロヴィッチ監督のもとでやった方が自分の力が発揮できるんじゃないかなという思いで、自分の中で葛藤はありました。2日、3日と経って、それでもドイツの2部クラブに行ってやった方が自分のためになるんじゃないかと考えましたが、ペトロヴィッチ監督、そしてケルンのGMのフォルカー・フィンケさんの一言でこの移籍を決断しました」

(一言というのは?)
「正直、2部の下位のクラブに行って自分のプレーが出せるかどうか分からないですし、環境面、金銭面でも厳しいということで、それなら浦和レッズという日本を代表するクラブの方が成長、そして自信につながるんじゃないかというアドバイスをいただきました」

(ファン・サポーターにどんなプレーを見せたいか?)
ポポ「やっぱり熱狂的なファンの方々が一番見たがっているのはゴールだと思います。そのゴールを獲得するために、自分のできることをすべてやっていきたいと思います」

槙野「まずは結果にこだわって、イコール楽しいサッカーというものを、サポーターの皆さんに見せられればいいと思っています」

野崎「自分の武器はドリブルなどではなく、チームのために走ったり、仲間と協力してサッカーをしていくというところです。あとは、プレーを複雑にしないで素早くボールを動かすというところを見てくれたらと思います」

矢島「僕は攻撃の選手なので、攻撃のときに見ているサポーターの皆さんが凄いなとか面白いと思うようなパスやシュートを見せられたらなと思います。守備はあまりうまくないんで(苦笑)、頑張ってガムシャラにやってるところを見てほしいです」

(野崎選手、矢島選手へ。昨年からトップチームに合流していると思うが、トップの選手と自身との差や思っていることは?)
野崎「僕が一番感じたのは、止めるとか蹴るというサッカーの基本的なところでミスがない、正確で、そういうところが一番自分とは差があるなと感じました」
矢島「プレーのスピード、身体的なスピード、寄せるプレッシャーのスピード、すべてのスピードにおいて、ユースとトップの差がここまであるのかと感じて、それに慣れることに努めてました」

(槙野選手へ。14日に日本に帰国して以降、ペトロヴィッチ監督や柏木選手に連絡は?)
「正直、僕は広島とケルンしか場所が分からないので、この埼玉という場所のことは柏木にはよく聞いてます。そしてこのチームのことを、柏木本人からも聞いてますし、あとはどういうサッカーをしたいかという話は監督と一昨日直接会って、話はしてます」

(槙野選手へ。昨年1年は苦しい1年間だったと思うが、その中で得たものは?)
「1年間コンスタントに試合には出られませんでしたが、また違った視点で自分という存在を見つめる時間はできたかなと思います。
例えば、広島時代は本当に若いプレーというか、頭を使わないで勢いだけで行っていたプレーが多かったと思いますが、ドイツに渡って、頭を使って、今、何をしなければいけないのか、周りを見てプレーすることができましたし、チームに求められてること、監督から求められてることを理解しながら、この時間に何をしなければいけないのか、そういうことをドイツで学んだかなと思います」

(槙野選手へ。開幕戦で広島と対戦するが、どう感じているか?それと、日本代表への思いについては?)
「まずは開幕戦の相手についてですが、正直、複雑な部分はありますし、いきなり広島という相手とやるのは自分にとっては非常に複雑な思いですが、今は、本当にもう僕は浦和レッズの一員になったということで、浦和レッズのために全力でプレーしたいなと思います。そして、この決断に関しては、やはり日本代表というところを目指してやっていきたいと思っていますし、1年間コンスタントに試合ができなかったということで、自分のコンディションもなかなか不安定な中で、日本代表にも呼んでいただいて、飛行機移動だったり、そういう中で試合に使ってもらったときにベストな自分を出せなかった、そういう悔しい思いがあったので、もう一度コンスタントに試合に出る喜びを感じながら、またザッケローニ監督にアピールしていければと思っています」

(ポポ選手へ。新しいチームに入ってきて、そこで活躍するために大切にしていることは?)
「日本でもいくつかのクラブチームでの経験もありますし、日本で学んだことや経験、仲間を意識することだったり、一生懸命日本で覚えてきた、日本の環境に合わせて、自分を周りの環境に合わせて、良いチーム作りを心がけていきたいと思います」

(槙野選手へ。レッズは最近観客動員数が減ってきているが、それを取り戻すためのパフォーマンスなどは考えているか?)
「お客さんを呼ぶという部分では、まずは結果を出すということが大切です。先ほども言いましたが、結果を出し、それにつながるようなプレーをしていければ、自然とお客さんの数というのは増えてくるんじゃないかと思います。ペトロヴィッチ監督のサッカーというのは人もボールも動くサッカーなので、さらに浦和のスタジアムに来ているお客さんの心も動かせるような見ていて楽しいサッカーを展開していければと思っていますし、僕自身が考えているのは、あれだけのサポーターの前で、しかもサッカー専用スタジアムということで、勝った後は何かみんなでひとつになってやっていければと思いますし、勝利後はサポーターの皆さんが歌を唱うということも聞いたので、そういう意味では今年の浦和レッズは、絆ということでサポーター、選手、クラブがみんな一丸となってやれれば必ずタイトルは見えてくると思います。そういう部分で、みんながひとつになる結束というのを出していければいいかなと思いますし、個人的には最後にみんなでサポーターの皆さんと選手と歌を唱うようなことができればと思ってます」

(ポポ選手へ。柏レイソル、ヴィッセル神戸に在籍していた際のレッズへのイメージは?また、先ほど「ゴール」ということを言っていたが、自分がどういうプレーをしたいか、より具体的に教えてもらえますか?)
「2008年に柏レイソルの選手としてはじめて日本に来たのですが、浦和というチームに対しての印象はもの凄く怖かったです。怖くて、サポーターの方々の力は凄く偉大なものがあって、正直、対戦する相手としてはやりづらいチームでした。その後、神戸でプレーしてるときも同じイメージで、満員のサポーターの中で試合をしていくというのは難しいことでした。
先ほども言いましたけど、チームのために自分が結果を出していくというのは努力をしなきゃいけないのですが、努力はひとつではないと思うんです。いろんな努力があると思いますが、チームのために自分を変える必要があるのであれば、自分を変えつつ、チームを少しでもよくするために、チームが必要としているようなプレーを心がけていきたいと思います」

(全選手へ。今シーズンの個人的な目標と、チームとしての目標を教えてください)
ポポ「まずこのようなビッグクラブでサッカーができることに心から感謝します。本来、浦和があるべき順位に戻すために自分のすべてを尽くしていきたいと思いますし、ぜひ、皆さんには応援してほしいと思います」

槙野「個人的な目標は、今年1年にかける思いは誰よりも強いと思っていますし、その中で浦和レッズというクラブを変えることです。それはサッカーにしろ、サポーター、選手、クラブの絆を深めること、そして今までにない浦和レッズの楽しいサッカーをし、浦和レッズのサッカーは日本のサッカーと、そこがイコールになるように、そのピースになった一人の選手として頑張っていければと思っています。そしてチームの目標は、タイトルを取ることです」

野崎「個人的な目標としては、まずプロサッカー選手になった以上は、試合に出るというところを目標にしないといけないと思いますが、自分はまだまだ未熟で、技術的にもメンタル的にもフィジカル的にもすべてにおいて成長しないといけないというふうに思っているので、1年間を通して、少しでも成長できるように日々の練習から努力を積み重ねることが目標です。チームとしては、1試合でも多く、勝つことが大事だと思いますし、それに向けて最善の努力を尽くすことが必要だと思います」

矢島「個人の目標は、1年目ということは関係なく、どんどんうまくなって試合に絡めるようになっていきたいです。チームの目標としては、一つ一つ、目の前の試合を全力でやる、僕としては若々しい感じでいって(笑)、試合に出たいと思います」

(槙野選手へ。広島時代、浦和と対戦するときにサポーターにどんな印象を持っていましたか?)
槙野「よくブーイングをされたな、というふうに思っていますし、僕も埼玉スタジアムでゴールを決めているので、非常に雰囲気のあるスタジアムだと思っていますし、独特のサポーターの中、独特のスタジアムの中でやれることは非常にうれしく思っています。対戦相手としては非常にやりにくい場所だなというふうに思っていました」

(槙野選手へ。目標としてチームを変える、と話していたが、その点についてレッズとの対戦経験を踏まえてより具体的に教えてください)
槙野「対戦したときのイメージについては、そのときの監督が求めていたサッカーというものを、僕は分からないので何とも言えないですが、僕個人が抱いている浦和レッズというチームのイメージは、非常に個々の能力が高い、そして代表経験もある選手も多いし、若い選手も非常に名前のある選手が多いという印象を抱いています。ペトロヴィッチ監督は、名前のある選手ではサッカーはできないと常に言っています。やはりサッカーの基本である、走ること、戦うこと、それができれば良いチームになると思っています。広島時代、監督のサッカーが浸透するまでに1年という期間がかかりましたが、僕自身が見る、浦和レッズでのペトロヴィッチ監督が掲げるサッカーというのは、あまり時間がかからないという印象を受けています。なぜなら、フィンケさんがやっているサッカーが少しまだ残っていると、正直、思っているからです。後ろからつなぐ、前でのコンビネーションという部分では、後ろの選手のタレントも豊富ですし、特に前の選手なんかは非常に能力が高い選手が多い中、ドリブルが多い選手がたくさんいるので、その中で、このパスサッカーがうまく入っていけば、非常に面白いチームになるんじゃないかなという印象を抱いています」
【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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