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完封勝利で中3日のホーム連戦へ

29日、浦和レッズはホーム・埼玉スタジアムでJリーグ第10節の横浜F・マリノス戦を戦った。レッズは永田が3バックの左、平川が右アウトサイドに入ってスタート。一方のF・マリノスは、富澤が出場停止のボランチに三門と小椋が入り、齋藤はベンチスタートとなった。

今にも雨が降り出しそうな曇り空が広がり、冷たい風が吹き抜ける肌寒い中16時4分にキックオフ。レッズは阿部が那須と永田の間ではなく左サイドに降りる形で後方を組み立て、阿部からは左サイドへショートパス、永田からはサイドチェンジのロングボールが供給されていった。

レッズは両サイドを広く使って相手を揺さぶりながら攻め、平川のクロスに原口が頭で合わせる場面などゴールに迫る。しかし、徐々に両チームとも攻撃で相手の守備組織を崩せない膠着状態へとなっていく。前半を通してF・マリノスに得点機を作らせなかったレッズだが、リードを奪うには至らずにスコアレスで前半を折り返した。

後半立ち上がりに永田から西川へのバックパスが流れてヒヤッとするシーンもあったが、前半に続き膠着状態が続く。そんな中、左サイドでボールを受けた原口が長い距離をドリブル突破してコーナーキックを得ると、柏木のキックにゴール正面で飛び込んだのは李 忠成。フリーで放ったヘディングシュートが決まり、56分にレッズが先制した。

直後に勢いよく反撃に出たF・マリノスの攻撃を数回受けると、ミシャ監督は興梠に代えて啓太をピッチへ。柏木をシャドーに上げて中盤を引き締めに掛かる。右サイドも平川から梅崎へスイッチし、連戦の中でも運動量を保っていく。

1点リードのレッズはマイボールを大切にしながら、F・マリノスにチャンスらしいチャンスを作らせることなく時計の針を進めていく。85分には攻守に躍動した原口を下げて関根がシャドーに入った。すると投入直後に左サイドでボールを受けてカットインからミドルシュート。惜しくも枠は外れたが、見せ場を作った。

アディッショナルタイムに入ってもレッズの集中力は切れず、DFの栗原や中澤を上げてパワープレーに出るF・マリノスの攻撃に3バックを中心に粘り強く対応。ファン・サポーターの『PRIDE OF URAWA』の歌声の中をタイムアップの笛が鳴り響いた。試合後には勝利の『We are Diamonds』を選手とスタジアム全体で歌い上げ、喜びを分かち合った。

レッズは1-0のシャットアウト勝ちを飾り、埼スタでのF・マリノス戦で08年から続いていた連敗を止め、リーグ優勝を飾った2006年以来の勝利を手にした。次戦、中3日で埼玉スタジアムでのホーム連戦となる。Jリーグ第11節・FC東京戦は、5月3日(土・祝)の16時にキックオフされる。

【李 忠成】
「前半もチャンスはありましたが、決め切ることができませんでした。後半はしっかりとゴールにできて良かったと思います。コーナーからのゴールでしたが、自分のプレーというよりも那須さんや阿部ちゃんがつぶれてくれた部分があってこそですし、みんなで取ったゴールだと思います」

(相手がミスマッチでチャンスだと思った?)
「そうですね。チャンスだとは思っていました」

(得点になったコーナーのときに数人で集まって話していたが?)
「誰がニアに入って、ファーに行って、真ん中にという話でした。うまい具合に真ん中でフリーになることができました」

(ニアに走った永田の後ろに入るというのも?)
「そうですね。話し合っていました」

(我慢が強いられるゲームになったのでは?)
「我慢でしたね。本当にきつかったですけど、そこを焦れずにやったから勝てたと思います。これを引き分けや負けと勝つのでは大きく違います。こういう試合だからこそ勝たなくてはいけなかったと思いますし、大きな大きな勝利だったと思います。連敗は絶対にしてはいけないですからね」

(厳しいマークを受けていたが?)
「なかなか自分のところにボールを引き出すことができなかったですし、来てもタイトなマークをされました。もっとどっしりしたキープができればチームに貢献できると思いますし、自分にもチームにも改善できるというか、成長できる点が今回のゲームで見えたので、もっともっと良いプレーをしたいです」

(前線で良く走っていたという印象だが?)
「ちょっと泣きそうでした(笑)。今日はすごく疲れました。ただ、泣くぐらい走れたことが嬉しいです。海外にいたときは試合に出られなかったですからね。課題も見えてるし、点も取れているので、もっともっと乗っていきたいです」

(先制後にチームに落ち着きを感じるが?)
「そうですね。西川の影響もあるんじゃないかと思いますが、すごく後ろからの落ち着きが伝わってきます。自分の場合は、前で頑張っている姿を見せれば皆も走らざるをえません。それも自分の良さだと思っているので、そこをもっとこれから見せていきたいです。追加点は欲しかったですけど、勝つことができましたからね」

(1-0の1点を自分で取るというのは格別なもの?)
「決勝点というのは、FWとしてはやっぱり醍醐味みたいなものですからね。点を取って決勝点というのは、すごく嬉しいですよ。やっぱり僕はFWですから。今日は素直に喜びたいと思います。次はもっと良い内容のサッカーをしなければいけないと思いますが、そうすればまた勝てると思います」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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