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上海上港戦試合後公式会見

ACLグループステージMD4 vs上海上港 試合後のコメント

【ミシャ監督】
「今日は、両チームが本当にすばらしいプレーをして五分に渡り合い、チャンスを多くクリエイトした、すばらしいゲームであったと思います。

後半に入って運動量が落ちてきて、相手に押し込まれるような展開が増えてしまいました。その中で2回ほど、相手にPKを与えてしまったシーンがありました。そして最後は、我々はリードを守り切るような形で試合を終えました。

試合を通して分かったことは、私は日本での12年目のシーズンで、これまでに練習試合やAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を通して中国のチームと多く対戦してきましたが、上海上港というチームが戦術的に、これまでに見てきたチームの中で最もオーガナイズされているチームだということでした。中国人のプレーヤーたちをしっかりと指導し、規律・戦術を守らせて戦うというのは、私がこれまで見てきた中では、非常に難しいと思っていました。しかし、中国人の選手も規律・戦術を守りながら、質の高いプレーをしてきていました。その中でオスカル選手やウズベキスタンの代表選手(オディル アフメドフ選手)、エウケソン選手、フッキ選手もプレーをしていればそうですし、規律を守り、戦術をしっかりと理解しながらプレーしています。その意味では、本当に素晴らしいチームとして戦っているチームだったと思います。

もちろん我々は相手に2回PKを与え、それを相手が2回とも外してくれて、我々が勝利できれば、我々に幸運があった勝利だったと見られると思います。私がこれまでサッカーに長く携わってきた中で言えることは、幸運は引き寄せるものだということです。自動的に、上から落ちてくるものではありません。アウェイでの上海上港とのゲームでは、特に1失点目は非常に不運な形で決められましたし、2失点目も、我々のミスからですが、非常に不運な失点をしました。そして今日は相手に2回PKを与えてしまった中で、1本は我々の選手が止めて、もう1本は相手が外してくれました。そうした運もありましたけど、それは選手たちが試合を通してがんばったからこそ、引き寄せたものだと思っています。

このグループステージでは、突破をほぼ手中に収められたと言ってもいいと思います。今後我々がリーグとACLを戦っていく上で、非常に重要な勝利だったと言っていいでしょう。

すばらしいプレーを見せている両チームがノックアウトステージでもう一度戦うことを、私は望んでいます。非常に魅力的で、攻撃的なサッカーを展開する両チームが上位に勝ち上がり、もう一度対戦することを願っています」

【ラファエル シルバ】
「90分間において、非常にタフな試合だったと思います。両チームがいつゴールを入れてもおかしくないような状況の中で、我々のチームは本当によく戦ったと思いますし、勝利に値する試合だったと思います」

【質疑応答】
(ボールを受けたときに、前に3人が立ちふさがっていたが、どういうアイデアを持ってシュートしたのか?)
ラファエル・シルバ
「目の前に3人のDFがいましたけど、とっさの判断でした。ズラタンの正しいパスからだったと思います。コースがなかった中で、僕がズラタンを呼んで、彼が僕に気づき、いいパスが来て受けました。そのパスから一度フェイントを入れて、DFが食いついたのを利用して、押し込むことができました」

(今日は雨ですごくスリッピーな状況で、お互いに苦しんだと思うが、もっとミドルシュートなどを打ってもよかったと思う。シュートを打てなかったのか、あるいは打たなかったのか?)
ラファエル・シルバ
「おっしゃる通り、シュートを打てるシーンはたくさんあったと思います。我々のやっているサッカーは、基本的にはパスをつないで、正しいタイミングで打つべきところで打つ、というスタンスでやっています。それは決して間違った判断ではなかったと思います。ただ、もっと決定的な場面を逃さなければ、もう少しうまい形で、僕たちらしいサッカーができたと思います」

(後半、苦しい中で柏木選手をボランチに下げ、その後に遠藤選手をボランチに上げたが、交代はどのように考えていたか?)
ミシャ監督
「本来であれば、あそこのポジションは違う選手を起用するべきだったかなと思います。いろいろなチーム事情の中で、今日はそうしませんでした。中盤のオスカル選手を抑えたいという意図もある中で、ああいった展開になりました。今日はああいう形で、中盤を途中で変更しながら、何とか相手のキーとなる選手を抑えようというふうにしました。それが遠藤でした」

(フッキ選手がケガで出場できないという情報があったが、その情報を分かっていたか?また、彼が出場できないことで、何か調整をしたのか?)
ミシャ監督
「昨日の記者会見のコメントでも話しましたが、私は今日、フッキ選手がプレーすると思っていました。もしケガをしているような状況であれば、わざわざチームと一緒に日本には来ないのではないかと思っていましたし、彼は日本でもプレーしていたことのある選手ですので、このスタジアムで、日本の方々に自分のプレーを見せたいという思いがあったのではないかと思っています。試合の直前、相手のスタートの選手を見るまで、私は彼が出場すると思っていました」

(オスカルという偉大な選手が1試合で2回PKを外したことについて、何かコメントはあるか?)
ミシャ監督
「我々レッズにとっては幸運であったと思っています。もちろん、彼のようなすばらしいプレーヤーであってもそういうことが起こるのが、サッカーなのかなと思います。これまでも、世界では偉大な選手たちがPKを外したシーンがありました。それが起こるのもサッカーです。我々サイドとしては、彼のような選手が1試合で2回もPKを外してくれるというのは、本当に幸運でした。それしか言いようがありません」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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