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ミシャ監督 札幌戦試合後会見

明治安田生命J1リーグ第19節 vs北海道コンサドーレ札幌 試合後のコメント

「前半は選手たちが強い気持ちを持って試合に臨んでくれました。互角な展開だったと思いますが、相手のCKから先に失点してしまいました。その後に槙野選手がレッドカードで退場して一人少ない中で試合は進みました。

前半の終わりの展開を見て、私は一人少ない状況の中でも、十分に追いつけると思っていましたし、逆転まで持っていけるという感覚はありました。後半に追いつき、逆転する勢いを持って試合に入りたかったという意図があって、3人のフレッシュな選手を交代で入れました。残念ながら、立ち上がりすぐの時間に、交代で入った那須選手がケガをしてプレーを続けられない状況になって、戦わなければいけませんでした。

2人少ない状況の中でしたが、しっかりとボールを支配して相手ゴールに迫れる展開を作ったと思います。私も長くサッカーをやっていますが、2人少ない状態の中で、あれだけチャンスが作れたのも稀でしょう。選手たちも非常に強い気持ちを持って、そして冷静に試合を進めてくれたと思います。その中で、ズラタン選手のシュートがポストに当たったり、際どく上に外れたり、遠藤選手のシュートがゴールラインのギリギリで止められたり、あるいはカウンターで関根選手とズラタン選手で2対1の状況を作ったり、2人少ない状況でも、ボールを支配して、決定的なシュートまで持っていくことができました。選手たちは非常によく戦ってくれたと思います。

試合の後にレフェリーのジャッジについてコメントすることは好きではありませんが、今日のレフェリングは、若干我々にとって不利だった印象を受けています。相手のGKは途中に遅延行為でイエローカードを1枚もらいましたが、あと3枚くらいもらってもおかしくないくらい、我々が2人少ない状況の中でも、時間を使ってなかなかボールを蹴らないような状況がありました。そのことに関して、言い訳をするつもりはないですが、私の見ていた印象として、今日のレフェリングはそういう印象を受けました。

前半は途中からフィールドプレーヤーが9人、後半は8人で戦わなければいけない展開の中で、自分たちが目指す勝利をつかむことはなかなか難しい状況であったと感じていています。ここ最近は、調子が上がらず結果も出せない中で、それに加えて、今日のようなゲーム展開というのは、我々にとって厳しい状況だと感じています。ただ、下を向いて諦めてしまったら、前には進めません。痛い敗戦ですが、この敗戦を受け止めて、しっかりと立ち上がり前を向いて進んでいかなければいけないと思います」

[質疑応答]
(槙野選手が退場した時点では、十分に同点や逆転を狙えるとのことだったが、前半の中でそのように感じた理由について)
「9人の状況と言いましたが、私は8人の状況でも同点に追いつける感覚を覚えていました。なぜなら、一人多くても少なくても、札幌の狙いは変わらなかったからです。我々が一人少ない状況の中でも、守備的に守って、ボールを奪って縦に蹴ったりカウンターを狙ったりすることが相手の狙いでしたので、我々はボールを運んでつなぎながら、得点できるチャンスは作れると感じていました。2人少ない状況の中でも、十分にそのようなシーンは作れていたと思います。残念ながら、際どいシュートがポストに嫌われたことはありましたが、あのシュートが決まっていれば、十分に試合をひっくり返せる展開になっていたと思います。ただ、今日の試合に関しては、先ほども言ったように、我々にとって厳しい判定が多かった印象があります。そういったことをプラスして、2人少ない状況の中で戦うとなると、やはりあの状況の中で試合をひっくり返すことは難しかったです。

私もスポーツマンとして、敗戦に対して言い訳はしたくないですし、勝利した相手を賞賛したいと思います。札幌にとっては大きな勝利だったと思いますし、浦和にとっては非常に痛い敗戦でした。ただ、そのような結果になっても、我々はしっかり前を向かなければいけません。こういうときこそ、地に足をつけて前を向いていかなければいけません」

(勢いをつけるためにハーフタイムに3枚を替えたとのことだが、博打的な要素もある中で、悪い流れを何とか変えたいという思いからの交代だったのか?)
「博打とおっしゃいましたが、サッカーでは常にリスクを負わなければ、試合に勝つことは難しいと思います。例えばハーフタイムに2人を交代して、後半が始まって15分後にもう1人を交代したとしても、その選手がケガをしない保証はありません。あるいは3枚目のカードを切った後に誰かがケガをすることもあると思います。それは誰にも分からないことです。ただ、リスクは常につきまとうものです。リスクを負ってでも、勝利を得るために何かをしなければ、何かを起こすことは難しいと私は思っています。

試合が終わってみれば、なぜ3枚を替えたのかとみなさんは考えられると思います。試合の後に起こった出来事に対して、あそこでこうしていればこうだったのではないかという推察をされると思います。私は何かが起こる前に、ハーフタイムのときに決断しなければいけません。私はハーフタイムに3枚を替えることで試合をひっくり返せると思いましたし、誰かがケガをするといったネガティブなことは考えずに、これでいけるという思いを持って交代をしました。試合が終わってみれば、起こった出来事を逆算しながら推察はできると思いますが、物事が起こる前に決断しなければいけないのが私の仕事です。試合を振り返ったときに、監督の判断は間違っていたと批判をするのであれば、私はその批判を受け止めます。ただ、私はその場面でそういう判断をしましたし、後半を振り返ると、前半よりもいい戦いをしたというのが、私の印象です」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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