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ミシャ監督 名古屋グランパス戦試合後会見

明治安田生命J1リーグ 1stステージ第7節 vs名古屋グランパス 試合後のコメント

「今日のゲームは、素晴らしかったと思います。ただ、最後の1失点は余計なものでした。本当に今日のゲームで我々のチームが見せてくれたサッカーは素晴らしいと思いましたが、最後の1失点に怒りを覚えています。昨シーズンの終盤のゲームで、ガンバ戦、鳥栖戦、名古屋戦と試合終盤に失点しました。その失点によって、去年はリーグ優勝を逃しています。そのことを思い出させる失点でしたから、私は怒りを覚えています。

今日のゲームでチームが見せたプレーは、色々な要素で素晴らしかったと思います。運動量、球際、規律、攻守の切り替えと素晴らしかったですが、最終的な2-1というスコアを見れば際どい試合だったと見られてしまいます。ただ、これまでにもそういう試合があったのもまた、浦和です。

あとはチャンスを決めるという部分についても、非常に不満です。今日と同じくらいのチャンスが名古屋にあったら、どれくらい得点していると思うか、明日選手たちに問いかけてみようと思います。おそらく、4点、5点と入れているのではないでしょうか。時間帯によっては、これ以上ないという攻撃を仕掛けられたと思います。ただ、そこで決めなければいけません。

ただ、今日は見ている方にとって素晴らしい試合だったのは間違いありません。非常にスピーディでテンポの速いゲームだったと思いますし、スタンドから見ても全ての要素を見切れないくらいだったのではないでしょうか。試合全体を通して見れば、我々が勝利に値するゲームでしたが、ここまでお話ししたように不満は残ります」

【質疑応答】
(試合のテンポが良かったのは、新加入選手が慣れてきたからか?)
「今日のゲームで言えば、ズラタンと武藤です。最近よく起用されている高木もいますが、軸になるのはこれまでも戦ってきたメンバーです。試合を追うごとにチームは成熟するものであり、新しい選手も加わって、試合を重ねるごとに良くなっていると思います。チームのやり方に慣れ、周りの選手たちとの連携が取れていることも、我々が良くなってきている要素として挙げられると思います」

(レッズは個人能力でなくチームコンセプトが優れていると思うが、新しく入ってきた選手がチームのコンセプトに乗るまでの苦労にはどのようなものがあるか?)
「まずこのサッカーを成り立たせるには、前も後ろもすべてが噛み合わなければ良い形になりません。広島時代も浦和でもそうですが、誰か一人や二人の選手に頼ったサッカーはしません。私の下でプレーする選手は、チームプレーヤーでなければいけません。獲得をするなら、それができる選手を獲得したいです。

トップ下の選手であるなら、私はドリブルができてスピードのある選手が合うと思っていました。武藤選手は仙台であまり出場機会がありませんでしたが、非常にスピードがあって視野が広いと思っていました。高木選手は清水からきましたが、東京ヴェルディでプレーしているときから見ていました。スピードがあってドリブルができ、スペースに出ていけるという意味で、我々のチームに合うと思いました。

それに加えて、予測を含めたインテリジェンスが求められます。色々な選手を見る中で、彼らは合うと判断しました。あとは、ハングリーな選手が必要です。選手がレッズに加入するにあたって、このチームでより選手としての質を上げたい、このチームでタイトルを獲りたいという強い気持ちを持っていることが必要です。そういう意味で、彼らは我々のチームにマッチしたと思います。

今週のミーティングで選手たちに、バイエルン・ミュンヘン対ポルトのゲームを見せました。ドイツ人の持っている自信や、相手をとことんまで打ちのめしていく勝利者のメンタリティがまだ足りないと語りかけました。バイエルンは今、我々と同じようなやり方をしています。例えば、フィリップ・ラームのポジションは関根であり、マリオ・ゲッツェは宇賀神、レヴァンドフスキはズラタンだということです。非常に比較をしやすいチームですから、彼らがいかに強い気持ちを持って、しかも落ち着きながらプレーできているのかということを語りかけました」

(ACL敗退から、どのようにして精神的に立て直したのか?)
「先ほどもお話ししたとおり、バイエルンとポルトの試合を見せて、我々に足りないのは勝利者のメンタリティだと話をしました。それは、今日のゲームに生かせたのではないでしょうか。サッカーとは非常に厳しいスポーツだと、選手にも話をしました。昨年結果を残さなければ、ACLには出場できませんでした。ACLは、我々がつかみ取ったものです。

しかし、そこで結果を出せなければ批判をされるのです。例えば、カップ戦で決勝まで残ったとすれば、それは素晴らしいことです。しかし、決勝で敗れたらそこまでのことは評価されません。サッカーはそういった厳しいものですから、強い気持ちが必要なんだということを話しました」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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