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オズワルド オリヴェイラ監督 川崎戦試合後会見

明治安田生命J1リーグ第19節 vs川崎フロンターレ 試合後のコメント

「我々のキャリアを、豊かなものにしてくれる試合でした。仕事に対して、このチームに対して、誇りを感じられます。選手たちの聞く耳と規律を守る姿は、最高レベルにあると思います。我々の哲学、我々の仕事の仕方を、最初から最後まで貫いてくれました。

広島との試合から中3日で、長い移動もありながら、この試合に挑みました。ずっと暑い日が続いています。すごく暑い中で広島と戦った後、私たちが選手に発した言葉は『リカバリー』、回復というものばかりでした。そして本日待ち受けていたのが、非常に質の高い、日本でもベストプレーヤーをそろえていると言えるようなチームでした。相手は中10日で、中村憲剛という、プレーヤーとしても人間としても非常にリスペクトできる存在がありながら、そこに勝てたというのは、本当に誇りに思える出来事でした。

本日、我々にとって唯一アドバンテージだったのが、埼玉スタジアムでプレーしたことです。非常に力強い応援で、選手たちを後押ししてくれたファン・サポーターの存在が、我々にとってのアドバンテージでした」

[質疑応答]
(1点を取った後、自陣で低いラインでブロックをつくって守っていたが、あれは監督の意図だったのか?)
「意図したわけではありません。もちろん、相手チームがボールをコントロールしてつないできている中では、しっかりブロックを組んで守らないといけないということは基本にありますが、開始7分に点を取って、前節の疲れも少し残っている中で、川崎というボールをつなげるチームが相手ということで、ブロックを組まざるを得ないという流れになってしまいました。

ですが、相手がバックパスを出したときにはしっかりラインを上げることが必要でしたし、それを行わないと、名古屋戦のように試合を支配されて、失点することも考えられましたから、私は選手たちに、できるだけラインを上げるようにと指示を出しながら修正しようとしていました。それは、ディフェンスラインの前のスペースを消すためです」

(2試合続けて、途中から30歳を越えるベテランの選手が入っていい仕事をしているが、彼らがチームに与えている影響については?)
「彼らの経験が、非常に重要です。以前私が日本にいたとき、李が柏にいたときの対戦を覚えていますし、森脇は広島でプレーしていました。阿部とは100回ほど対戦したのではないかと思いますけど、彼らにはゲームのビジョンがある、視野が広いということが言えると思います。ですので彼らを信頼し、若い選手ががんばっている中で、緊急事態が起こったらしっかり役割を果たしてくれる、私の選択肢になっています」

(全体的な傾向として、川崎はボールを動かしていたが、それでも完全な形で裏を取られたシーンはほとんどなかった。裏を取られるというシーンはワールドカップを見ていてもほとんどなかった気がするが、裏を取る難しさの傾向について、どう考えているか?)
「まず、そういうプレーを出させないようにする、というのが、ひとつの私たちの戦い方でした。たとえば家長のドリブル、中村憲剛のプレー、そこが危険なプレーになるので、選手たちへの指示の中でも、彼らには考える時間を与えない、バックパス、横パスを出させろということを言っていました。なぜなら、たとえば家長がターンしてドリブルをすると非常に危険ですし、中村憲剛のヘッドアップしたときのパスも、危険なものです。そういったプレーにフィルターをかけるという守り方をしました。つまり、鋭いプレーをさせないという守り方です」

(裏を突くのはワンタッチパスをつなぐようなコンビネーションしかないのではないかと思うが?)
「その通りです。それがないと、非常にコンパクトに守るチームが多いので、スペースを突くことはできないと思います」

(選手の聞く耳と規律を守る姿、と言っており、なおかつ引いて守るのは意図ではなかった、とも言っていたが、レッズにとって今日のゲームは非常に戦術的なゲームだったと思う。今までのレッズはそういうチームではなかったと思うが、それが監督が就任されてから、手応えを感じている部分なのか?)
「選手たちは、非常に意欲的に指示を実行しようとしています。組織として、チームとして戦うというところを、彼らはやってくれています。その中で、個々のクオリティーも出ていると思います。

たとえば、今は柏木がいい驚きを与えてくれています。彼には読みやテクニックがありますけど、それだけではなく、試合の終盤で森脇の背後まで戻って守備のサポートをしていました。その守備を手伝うだけでなく、そこから形をつくって、それが最終的にPKにつながりました。それ以外の選手では、(興梠)慎三のことは昔からよく知っていますし、ファブリシオのことは今知り始めているという段階ですけど、非常に高い質を見せてくれていると思います。柏木の評価は、我々だけではなく、日本代表の方もすべきだと思います。

お疲れ様でした。私も選手と一緒に走りましたので、もうくたくたです(笑)。ありがとうございました」

【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

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