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09.05.05

vs柏 試合後 フィンケ監督

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フォルカー・フィンケ監督 Jリーグ第10節・柏レイソル戦後のコメント
「このようなあまりよくない条件の中、私たちはゲームで最終的に勝ち点3を収めることができましたけれど、これはもちろん難しい、プレゼントのようなものではなかったと思います。
ピッチは滑りやすい状況だったわけですし、両チームにとっていえることですが、非常に難しいピッチの状況の中、とても厳しい『ファイト・ゲーム』になったと思っています。しかし最終的にあのような形で私たちが逆転することができたのは、非常に喜ばしいことですし、それに大切なことだと思います。レッズのチームとしてのメンタリティ、そしてチームスピリットを考えれば、今日のような形で勝ち点3を収めるということは、非常に大切なことだったと思います」

(前回のアルビレックス新潟戦のゴールを「幸運だった」と言っていたが、今日もそういうところがあったと思う。この「幸運」について意味づけしてほしいのだが?)
「サッカーでは皆さんもご存じの通り、さまざまなことが起きるわけです。そして、私たちが望んでいないようなことも起きる可能性があるわけです。
例えばオウンゴールであったり、それから審判のミスジャッジがあったり、もしくは相手の選手、あるいは味方の選手にボールが当たって、(ゴールに)ボールが入ってしまうことがあるかもしれません。しかし大切なのは、このようなことがあまり起きないこと、そして私たちがこのようなことが起きたときに、毎回『幸運が必要だ』としないことです。幸運を必要とせず、あくまでもチームのクオリティーで、このようなことをすべて解決していく、これがとても大切なことだと思います。
そして私の持っている一つのフィロソフィー(哲学)としましては、やはり、相手チームよりたくさんの得点チャンスを作り出すということで、これがとても大切なことです。相手チームよりたくさんの得点チャンスを作り出せば、もちろん勝利を収める可能性も高くなるからです。ですので、できるだけこの『幸運』に頼らないような形でのゲームを進めたいです」
(前半原口元気が左サイドに張って、山田直輝がサポートをする形に見えたが、この意図は?)
「皆さん、今日は一つ根本的なことについてお話をさせていただきたいと思います。もしかしたら、記者の皆さん方にとってはあまり都合のいいことではないかもしれませんけれども、非常に大切なことですし、これは私から皆さんにとってのお願いでもあります。
私は数週間前から何度も何度も警告していたのですけれど、あのような非常に若い選手、もちろん才能があって、実力もある選手ですけれど、あのような若い選手が、毎日のようにメディアに出てしまうのはよくないことだと思っています。そして彼らにとっても悪影響を与える可能性が十分あるわけです。そして現在の原口元気の状態を見ますと、やはりどうしてもまだいろいろな意味で問題を抱えている状況だと思います。もちろん彼がリーグに出て、とても活躍した時期もありました。しかし、今日のようなパフォーマンスを見ると、私は非常に悲しくなります。なぜかというと、彼が持っている能力、そして才能を実際に発揮することができていないからです。やはり、ここ数週間、ほぼ毎日のように彼について、さまざまなところで書かれていました。彼がインタビューを受けたり、また彼についての記事があったり、もしくは彼の写真が大きく出ていたり、もちろんこれが日本ですので、日本の常態なのかもしれませんし、私はそれはできるだけリスペクトはしたいと思っています。
もしこれが私がドイツにいて、ドイツで今同じようなことが起きていれば、私は彼を約3ヵ月間、メディアには一切出さないようにするでしょう。なぜかというと、毎日、毎日彼が大きく取り上げられるということをリスペクトする必要もないからです。大切なのはまず、彼がサッカー選手としてのキャリアに集中すること、そして一番大切なサッカーのプレーに集中することです。
今日のプレーに関しましては残念ながらあまりよくありませんでした。そのことにとても悲しんでいます。しかし忘れてはならないのは彼がまだ非常に若い選手であるということです。
これは非常にまじめなテーマですので皆さんにもはっきりとお伝えしたいのですけれど、私はここで自慢をするわけではありませんが、若い選手たちをこれまでたくさん育ててきました。それでドイツでも、私のもとで育った選手が代表選手になったり、大きなヨーロッパのクラブで活躍している選手たちがたくさんいるわけです。彼らは17歳、18歳、19歳のときに私のところに来て、プロとしての道を歩み始めたわけですけれど、そのときに私はよく、これらの若い選手たちを数週間、もしくは数ヵ月間にわたってメディアに一切出さないようにしました。そしてそのようなことを、現地の記者たちもはっきりと認めて、リスペクトしてくれました。なぜかというと、選手の成長を考えればこれが大切だということをみんなが理解していたからです。
しかし、私は日本ではあくまでも『ゲスト』という立場で来ているということを理解していますし、日本のやり方があるということも知っています。しかし、この間記事でもすぐ、『新しいフィンケという監督が、情報を規制している』というような形の報道がありました。しかし、これは一切事実ではありません。大切なのは選手が成長するための環境を整えることです。(日本語で)ショウガナイ。(苦笑)
皆さん、この1人の選手がまたいいパフォーマンスを見せることができるように、また彼を助けなければいけないのは私たち監督の仕事なのです。その仕事をする上では誰も助けてくれません。ですので、大切なのは私たちが長い目で見て考えること、この1人の『優れた選手』が1年後、2年後、3年後に、『非常に優れた選手』になれるように、成長することができるように助けることです。これが大切な私たちの仕事です。
皆さん、私は日本にあくまでも『ゲスト』として来ていることは理解していますし、もし皆さんが私が言ったことに傷ついたということであれば、ここで謝罪をしたいと思います。ただし、大切なのは私が情報を規制したというわけでは一切ないということです。大切なのは選手の成長だということをあらためて考えていただきたいと思っています」

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