みなさん、こんにちは。26日(日)には浦和駒場スタジアムで、プレナスなでしこリーグ1部レギュラーシリーズ、ベガルタ仙台レディースとの試合を戦います。

チームはここまで1勝3敗と、厳しいスタートとなりました。昨シーズンは最初にいい形で勝って勢いに乗り、積極的にプレーできる状況を作れたことが、いい結果につながりました。しかし今シーズンは、昨シーズンと比べて何かが非常に悪いということはありませんが、開幕から黒星が先行したことで、少し後ろ向きになっていると感じます。そうすると苦しいときに我慢ができなくなったり、失点につながるミスが出たりします。それがここまでの結果にも表れています。

11日のホームゲーム、ASエルフェン埼玉戦は、4-1で勝利しました。この試合は立ち上がりからリズムが悪かったのですが、失点した以降にボールがつながるようになり、その中で追いつけました。そして後半はボールを支配して数多くのチャンスを作り、得点に結びつけることができました。特に、後半については良かったと思っています。

19日にはアウェイでアルビレックス新潟レディースと対戦し、0-1で敗れました。新潟Lとの試合では、いつもなかなかチャンスを作れず、ロースコアゲームになります。そうしたゲームではお互いに、セットプレーやミスから得点が生まれると考えていましたが、そのミスが我々のほうに出て、前半の内に失点をしてしまいました。後半は我々が攻勢に出て、優位に試合を進められたのですが、相手のしっかりした守備を崩すまでには至りませんでした。

我々は昨シーズンに優勝し、今シーズンはいろいろな期待がかかっていたと思います。その中で開幕から連敗し、精神的な重圧もあると思いますが、そうしたものを跳ね返せないといけません。私も選手たちが前向きにプレーできるようにしていきたいと考えています。

ベガルタは昨シーズン、エキサイティングシリーズの上位リーグに入れず、非常に悔しい思いをしたでしょう。そうした面からチームがまとまり、今シーズンは非常にアグレッシブな戦いで、ここまで3勝1分という結果を残しています。中心選手が移籍しましたが、新たに力のある選手も加わっており、とても強いチームだと感じています。

そしてベガルタは、私がレッズレディースを率いてから、唯一勝ったことがないチームです。カウンターを得意としており、ボールを奪ってからの攻撃が速く、とてもやりにくい相手です。そうした相手と戦う上では、とにかく悪い形でボールの奪われ方をしないことが大切です。まずは選手に前を向かせ、先のことは考えず、この試合をすべてだと思って戦っていきます。

リーグではここまで、なかなかいい成績を残せず、サポーターの方も心配をされていると思います。その中でも、いつもサポートをしていただいていますから、その思いに応えられるよう、力を尽くします。ベガルタ戦も、最後まで選手たちの後押しをよろしくお願いいたします。