ハートフルサッカーinアジア2016ミャンマー DAY4(ハートフルサッカーinアジア)


7月29日(金)DAY4


最終日1コマ目は、ヤンゴン市内にある小中高一貫の学校の高校生91名を対象に行いました。
参加した子供たちは普段からサッカーをしている子たちで、それぞれのチームのユニフォームを着て出迎えてくれました。
講話では94年のワールドカップでブラジル代表が手をつないで入場した話など、高校生向けの内容で「おもいやり」と「一生懸命やること」の大切さを伝えました。

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グランドは敷地内にあり、普段もここでサッカーをしているようです。
昨日のグランドとは違い、整備はされてなく土と草が混じったグランドでした。
今回は室井コーチがリーダーとなり、それぞれのチームがかたまらないよう組み分けをしてスタートしました。

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普段からサッカーをしているので、とても熱心に取り組んでくれました。

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そんな中、突然のスコール。しかし、ミャンマーの子供たちは雨など関係なく一生懸命ボールを追いかけていました。

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終了後には、7月17日大宮アルディージャ戦にて実施した、「DHLジャパンプレゼンツ ミャンマーの子供たちに浦和レッズのユニフォームを届けよう!」でファン・サポータ皆様からお預かりしたユニフォームを代表して室井コーチ、小礒コーチから学校を代表して先生へ無事お渡しできました。

終了後も雨は降り続いていましたが、子供たちはサッカーを続けていました。

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2コマ目は、ヤンゴン市内にある養育施設を訪問しました。
ここはミャンマーの子どもたちを人身売買から守り、子どもの未来を育む養育施設です。

現在、ミャンマー国内においてエイズは早急な対応が必要とされる問題の一つです。
特に東北部の国境地帯では、アジア第2位のHIV感染者数を有する隣国への出稼ぎや売春・人身売買が原因となり、 HIV患者が急増しています。
エイズで親を亡くした子ども達も増え、日々の食べ物にも事欠き、教育を受ける機会に も恵まれず、根強い差別を 受けながらひっそりと生活しています。
そして貧しさから売春や人身売買のターゲットとなり、自らがエイズ感染の危険にさらされる…こんな負の連鎖が特に国境付近で、またミャンマー全域の貧しい地域で起きています。
場所は、子ども達が今まで生活していた地域からは遠く離れたヤンゴン市内。
人身売買に巻き込まれる可能性のある 地域から、敢えて子ども達を引き離すのです。
またそのほか、親から虐待を受けている子ども達や、貧しさゆえに幼いながら学校に行かずに働く子ども達なども多く受け入れています。

午前中のスコールも止み、蒸し暑いなか施設にいる子供の一部が今回のハートフルクラブの活動に参加してくれました。
コーチ陣の挨拶の後、7月17日大宮アルディージャ戦にて実施した、「DHLジャパンプレゼンツ ミャンマーの子供たちに浦和レッズのユニフォームを届けよう!」でファン・サポータ皆様からお預かりしたユニフォームを代表して小礒コーチ、永井コーチから子供たちへ無事お渡しできました。

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落合キャプテンの講話中、なかなかリアクションがなく静かにスタートしましたが、落合キャプテンの見事な話法で次第に反応もよくなり真剣かつ楽しそうに聞いていました。

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施設内の校庭には、サッカーゴールとバレーネットがあり普段からスポーツをしているのがわかりましたが、午前中のスコールの影響で校庭には大きな水たまりやぬかるみが…。
講話が終わり子供たちがプレゼントしたユニフォームを着て裸足で校庭に出てきました。

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みんな水たまりやぬかるみなど気にしてない様子で実技開始を待っていました。
永井コーチがリーダーとなり実技がスタートすると、男の子も女の子も元気いっぱいに動きまわっていました。

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また、ゲームが始まると講話開始時の静かさが嘘のように熱く激しくボールを追いかけゴールをめざし、嬉しい感情や悔しい感情をだしてサッカーをしてくれました。
実技が終わり、記念撮影が終わると子供たちは洗濯場に向かい、泥んこになってしまったユニフォームを一生懸命洗っていました。

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ファン・サポーターの皆様の大事なユニフォームがこのような子供にプレゼントできたことをとても嬉しく思える場面でした。改めて感謝いたします。ありがとうございました。

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ハートフルサッカーinアジアミャンマー2016は無事に全行程終了いたしました。

HFSinASIA2016M