MENU

NEWS

Web Little Diamonds Vol.14

20日からJユースカップ決勝トーナメント

Jユースカップ第19回Jリーグユース選手権の決勝トーナメントが11月20日(日)から始まる。
浦和レッズユースは、予選リーグを2勝1敗でCグループ2位となり、決勝トーナメントに進んだ。横河武蔵野FCユースと20日14時から日産フィールド小机で1回戦を行う。レッズユースは、Jユースカップでは過去に2度ベスト4になったのが最高位(02年と04年)。
今季は、夏の日本クラブユース選手権でベスト8。高円宮杯プレミアリーグでは東ブロックで3位を争っている状況で、これが3年生たちにとっては最後の公式大会。優勝を目指すのはもちろん、レッズの選手として悔いのない戦いになるよう、最後まで努力して欲しい。
1回戦を控えたレッズユースの選手、および渡辺監督に話を聞いた。なお、堀孝史氏がトップチーム監督、天野賢一氏が同コーチに就任したのに伴い、渡辺隆正前コーチが監督を務めている。



言い合うことでまとまってきた

DF 小出啓太(3年)
◆ジュニアユースからやってきて最後の大会なので、決勝トーナメントに進めてひと安心でした。初戦、札幌には負けましたが、あの試合も最後の最後にやられてしまいましたが、流れは作れていたので、心配はしていませんでした。
いまチームが一つにならなければいけないときで、自分はDFなのでバックラインも統率しながら、チーム全体をまとめて一体感を持って一つひとつ勝っていきたいです。
夏以降、個人個人が自分の言いたいことを素直に言い合って、それをお互いに受け入れたり、議論したりということができてきました。そうやってまとまってきたというのはあります。
堀さんがトップの監督になると聞いたときは、正直びっくりしました。自分たちはどうなるんだろう、と(笑)。でも堀さんと天野さんがいたときよりも、自分たちでやらないと、という気持ちになっていますが、やることは変わりませんから。


サイドでの勝負、負けたくない

MF 鈴木悠太(3年)
◆決勝はクリスマスですが(笑)、大阪まで行って優勝したいです。初戦の札幌に負けたときはすごく悔しかったですが、もうやるしかない、という気持ちで草津戦と山形戦に臨みました。
 チームの変化としては、プレミアリーグで連敗しているときなどは、1点取られると落ち込んだりしていたのですが、それがなくなってきたと思います。自分のプレーとしては、球際に強くなった実感もありますし、今年になってから仕掛けて取られることも少なくなりました。サイドで勝負したときには絶対に負けたくないし、絶対に抜ききってクロスかシュートまで持っていきたいです。


チームの一体感が出てきた

MF 片 槙吾(3年)
◆決勝トーナメントに進むことができてうれしいです。夏以降、1年生も含めてチーム全体として一体感が出てきました。ベンチに入れなかった選手もスタンドでユニフォームを着て応援してくれたり、それでピッチの選手たちもより頑張らないといけないという気持ちが出てきました。
自分はチームのために、ということを心がけていますが、トップ下でもあるのでこれからは得点に絡むプレーを増やしていきたいです。野崎の代わりにキャプテンマークを巻くこともありますが、そういうときはみんなの責任感も増すので、僕は少し声を出すだけです(笑)。
3年生にとっては、これがレッズでの最後の大会になるので、勝ちたい思いはより強いです。


堀さん、天野さんのためにも優勝を

FW 堀田 稜(3年)
◆Jユースカップが始まる前に堀監督と天野コーチがトップに行くことになって、あらためてJユースを獲ろう、ということをみんなで話し合いました。まずその第一段階を越えられたことがうれしいですし、またここから気持ちを入れて戦おうと思います。
試合でうまくいかないときに、チームのモチベーションが下がってしまい、そのまま負けてしまうということがあって、それはみんなわかっていました。しかし夏のクラブユース選手権のベスト8で負けた東京Vに、プレミアリーグでは勝つことができて、そういう気持ちを持って毎回戦おうとみんなで話し合いました。負けてから気づくのではなく、負ける前に気持ちを入れていこう、と。
みんなで動いてポゼッションを取っていくというサッカーをしながら、球際なども厳しく気持ちを出してやっていきたいですし、自分は点を取るポジションなので、ガンガンゴールに向かっていきたいですし、前線からのプレスも激しくいきたいです。
高校生になってから、人もボールも動くというサッカーをやるために、周りの状況をよく見て流れを読むことを意識してきました。その結果、ボールに関わる回数も増えたと思いますし、プレーエリアも広くなりました。その慣れないエリアでのプレーも楽しみになっています。


選手たち自身のモチベーションが高い

レッズユース監督 渡辺隆正
◆Jユースカップの予選リーグ初戦から監督として指揮を執っています。堀さん、天野さんがレッズの最前線で降格阻止のために戦っている中で「俺たちもやってやろう」というムードが選手たちにあります。3年生を中心にチームが一体感を持ってやろうという雰囲気が出てきているので、僕が特別に何かをやるということではなく、その雰囲気を大事にしています。1年生を含めた選手たちの著しい成長を感じます。3年生なら3年間、2年生なら2年間、堀さんと天野さんに学んで来た恩返しというか、自分たちはここまでやれるんだ、というところを見せよう、という話をしています。
初戦の札幌戦(10月23日)は、終了間際に少しバタバタしてしまい、残念な逆転負けでした。ただ試合の直前にいろんなことがあった割には(20日に指導体制が変更)、選手たちは落ち着いていて、内容的には悪くなかったと思います。Jユースカップで頂点を目指そうということが、選手たちから出てきているので、予選リーグは絶対に勝ち抜かなくてはいけないという思いでしたから、草津戦、山形戦をしっかり勝つことができて良かったです。2勝1敗だと得失点差が絡んでくるので、できるだけ点を取りたいということがあり、草津戦ではもっと取れる場面があった、ということも反省材料でした。
結果として1回戦からの出場になりましたが、頂点を目指すからには何試合あろうが、全部勝たなくてはいけないので、同じです。特にJユースカップ優勝に向けて3年生のモチベーションは高いです。
サッカーの技術としては、堀さん、天野さんがやってきたことが選手たちに浸透してきたと思います。それにプラスして、僕や井嶋GKコーチが言っているのは、勝負を決めるのは一瞬のところなので、細かいことに私生活から気をつけよう、ということです。当たり前のことを当たり前にできる。ゴミが落ちていたら拾うとか、小さいことに気付く。そういうピッチ外での習慣が大事だということです。
このレベルになるとチーム力の差はあまりないと思うので、そういう細かいところで勝負が決まることもあります。そうやって1試合1試合、頂点を目指していきます。
3年生は最後の大会ですが、彼らの力が大事になってくると思いますし、その自覚を持って大会に臨んで欲しいです。

Jユースカップの詳細はこちら

Web Little Diamonds Vol.14

PARTNERパートナー

  • ポラスグループ
  • Nike
  • 三菱重工
  • 三菱自動車
  • エネクル
  • DHL
  • ミンカブ・ジ・インフォノイド
  • チケットぴあ