MENU

NEWS

Jヴィレッジ再始動後、Jリーグクラブ初のサッカー教室をハートフルクラブが実施

8月24日、25日の2日間に渡り、福島県双葉郡の『ナショナルトレーニングセンター Jヴィレッジ』にて、浦和レッズ ハートフルクラブが今夏の同施設再始動後、Jリーグクラブとして初のサッカー教室を実施した。

かつて日本代表チームのトレーニングキャンプや、各種カテゴリーの全国大会等で使用されてきたJヴィレッジは、2011年3月に発生した東日本大震災以降、原発事故の対応拠点として使用されていたため、スポーツ施設としての機能を停止していた。

そしてこの度、Jヴィレッジ再始動に際して、サッカー界全体で福島復興への貢献を目指す、「DREAM 福島アクションプラン」を主導している公益財団法人日本サッカー協会および公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)より、これまでの浦和レッズ ハートフルクラブの活動に対するご評価を基に、サッカー教室等の実施依頼をいただいた。

1日目には、ハートフルクラブの落合 弘キャプテンによる「浦和レッズ ハートフルトーク」が、Jヴィレッジ周辺地域の指導者および保護者の方々を対象に行われた。

冒頭に、DREAM 福島アクションプラン 代表の上田栄治様より「3月に岩手県山田町で浦和レッズ ハートフルクラブの復興支援活動に触れ、そして落合キャプテンと語り合ったときからの、Jヴィレッジに浦和レッズ ハートフルクラブをお招きするという念願が叶った」とのお言葉をいただき、落合キャプテンにマイクが託された。



落合キャプテンは、自身の現役時代に西ドイツ(当時)でスポーツシューレに出会ったときの感動や、それを日本で実現したJヴィレッジへの思いを話した後、福島県などの被災地各所で70回以上、延べ3,000人以上を対象に行ってきた復興支援サッカー教室を含む、国内外でのハートフルクラブの活動について語った。各地で出会った子供たちやご父兄らとのエピソードを交えながら、「一生懸命やる」、「楽しむ」、「思いやりを持つ」というハートフルクラブの3つのキーワードと「こころ」の大切さを熱く語ったハートフルトーク終了後には、会場は大きな拍手に包まれた。



参加者の方々がご帰宅された後、ハートフルクラブのコーチたちは、上田代表よりあらためてJヴィレッジの現状についてお話しを伺ったほか、NPO法人 富岡町3.11を語る会 代表の青木淑子様に震災発生時、そして発生後の福島県内の様子についての講義を受け、1日目は終了となった。



2日目には、Jヴィレッジ周辺地域の小学生を対象にした、「浦和レッズ ハートフルクラブ サッカー教室」が行われた。

この日も落合キャプテンによる、参加者とそのご父兄の方々に向けた講話からスタート。技術、戦術よりも「こころ」を育むことに主眼を置いた、ハートフルクラブ独自のプログラムや、「一生懸命やる」、「楽しむ」、「思いやりを持つ」というハートフルクラブの3つのキーワードについての説明を、様々なエピソードを交えて行った。



その中で落合キャプテンは、「浦和レッズ ハートフルクラブのエースは、サッカーが上手な子じゃないよ。サッカーに一生懸命、一生懸命取り組める子がエースです。うまくいかなくても全然問題ないよ。うまくいかなくても一生懸命やれる子は、社会に出てもいろいろな可能性を広げていくことができるよ」と語り、ご父兄の方々が熱心にメモを取っていた。

講話終了後、子供たちはピッチへ移動。この日のJヴィレッジは、この時期の福島県の平均気温を大きく上回る暑さに見舞われたが、参加した61名の子供たちはこまめに水分補給をしながら、元気に天然芝のピッチを駆け回っていた。









サッカー教室終了後、ハートフルクラブのコーチたちは車に分乗し、NPO法人 富岡町3.11を語る会 のご協力をいただき、東京電力福島第二原子力発電所がある富岡町の各所を見学した。帰還困難区域周辺も含め、車を降りて自分たちの目で被災地の現状を見た後、帰埼した。





【浦和レッズオフィシャルメディア(URD:OM)】

PARTNERパートナー

  • ポラスグループ
  • Nike
  • 三菱重工
  • 三菱自動車
  • エネクル
  • DHL
  • ミンカブ・ジ・インフォノイド
  • チケットぴあ