ACLのMDPで苦労するのは、相手の情報だ。もちろんチームの特長や弱点などを簡単に知ろうとは思わないが、登録選手全員の名前や身長、体重などをレッズ側に合わせて載せようと思ってもデータがそろわない。たしかに身長はともかく体重まで必要なのか？と言われれば困ってしまうが、あって邪魔になるものでもないからMDPではずっと載せているが、オーストラリアでは必須情報ではないのだろう。そういえば昔、チキ(ベギリスタイン)に血液型を尋ねたら「知らない」と言われた。ペトロ(ゼリコ・ペトロヴィッチ)にいたっては「何で俺が知っていないといけない？ドクターに聞いてくれ」。ヨーロッパでは血液型占いなんて絶対に流行らないだろう、と思ったものだ。

オーストラリアのチームと対戦するのは8年ぶり。体格差のある相手に苦戦して、2007年はシドニーFCに2試合ドローだった。

サッカーは世界共通のスポーツだが、やはりその国独自の発展をしてきているし、トレンドも違っているだろう。そういうチームとの試合は勝ち負けを別にして、ACLの醍醐味の一つだ。明日はそれを満喫した上で、勝ち点3を得る最良の日にしたい。

AFC(アジアサッカー連盟)の指示で、JリーグやヤマザキナビスコカップのときとはMDPのテイストが違うものACLの特徴だ。それが開幕号だというのもなかなか大変だった。

新しい連載もあります。今シーズンもよろしくお願いします。(清尾)

◆オフィシャルマッチデープログラム(MDP)は、浦和レッズのホームゲームで発行する小冊子です。試合が何倍も面白くなる記事を満載してお届けします。1部：300円(税込み)で、試合当日、レッドボルテージ、浦和PARCO1階「レッズゲート」、埼玉スタジアムMDP販売ステーションでご購入いただけます。発売開始時間は、概ねキックオフ4時間前となります(当日の交通事情等により、発売時間が前後することがあります)。
レッドボルテージでは、バックナンバーのお取り扱いもございます。
レッズゲートは、浦和駅東口からのシャトルバスをご利用になる方にオススメです。

MATCHDAY PROGRAM 464
2015年3月4日(水) AFCチャンピオンズリーグ2015 グループステージ MD2 ブリスベン・ロアー

■contents(抜粋)
・MIHAILO PETROVIC／監督からのメッセージ
「この試合に勝つことで勢いを付ける 今季も一心同体となって闘いましょう」
・WILL TO WIN／試合に向かう選手たちの思い
「チャンスに決めるプレーを」宇賀神友弥
・FOOTBALL IN AUSTRALIA」／オーストラリアのサッカー事情
「ACL制覇、アジア杯優勝で注目」
・PREVIEW／水内　猛さんが語る今日の見どころ
「2連敗も悲観する内容ではない 新加入選手の積極的なプレーを」
・INTERVIEW／選手インタビュー
「サポーターの思いも背負って戦っていく」鈴木啓太
・THE WARRIORS／矢内由美子コラム
「那須大亮◎熱い男の５度目のチャレンジ ACLのタイトルを浦和で」
・担当記者の目／今季のレッズの見どころは
「新加入の即戦力と強化した戦術がかみ合うときが楽しみ」
福田龍之介／埼玉新聞社運動部