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試合の必需品『マッチデー・プログラム(MDP)』

もう10年前。2004年のヤマザキナビスコカップ決勝でFC東京に敗れた日、取材もほぼ終わって、ぼんやりしていたころ、相手方を指揮していた原 博実さんと顔が合った。かつては長くレッズで一緒に闘った仲だし、本人にとっての初タイトルだ。心が狭い僕は、チームではなく原さん個人へという気持ちで「おめでとうございます」と握手を求めた。原さんは「ああ、ありがとうございます」と応じながら、少し複雑な表情で、こう言った。

「だから、レッズはリーグ戦、獲った方がいいって」

苦笑するしかなかった。当時のレッズはJリーグの2ndステージで2位(G大阪)に勝ち点7差の首位におり、残りは4試合だったから、ナビスコカップ決勝で勝とうが負けようが、ステージ優勝はすでに秒読み段階だった。ナビスコカップ優勝とステージ優勝、どちらかを選ぶ必要などなく、両方獲る気満々でいたのだ。まるでナビスコカップで優勝するとリーグ戦優勝の資格がなくなるかのような物言いがおかしかった。

原さんは僕の心情もよく知っているから、そんな言い方になったのだろう。勝手に翻訳すると「ごめんね、ナビスコカップもらっちゃったよ。でもレッズはステージ優勝できるんだから、いいじゃないか。頑張ってよ」ということなのかもしれない。

9年前、その後レッズのステージ優勝について原さんが何か力を貸してくれた記憶はない。自分たちの力で勝ち取った(優勝した節は負けたが)。今回ももちろん自分たちの力でリーグ優勝を目指す。天皇杯がなくなろうと、ナビスコカップがなくなろうと、それはこれまでもこれからも変わらない。

悔しいドロー敗退から6日後、清水戦でその姿勢を示したチームの戦いと、選手たちの決意をお伝えするMDP459号をどうぞ。表紙も熱いです。(清尾)

◆オフィシャルマッチデープログラム(MDP)は、浦和レッズのホームゲームで発行する小冊子です。試合が何倍も面白くなる記事を満載してお届けします。1部:300円(税込み)で、試合当日、レッドボルテージ、浦和PARCO1階「レッズゲート」、埼玉スタジアムMDP販売ステーションでご購入いただけます。発売開始時間は、概ねキックオフ4時間前となります(当日の交通事情等により、発売時間が前後することがあります)。
レッドボルテージでは、バックナンバーのお取り扱いもございます。
レッズゲートは、浦和駅東口からのシャトルバスをご利用になる方にオススメです。

MATCHDAY PROGRAM 459
2014年9月20日(土) 2014Jリーグディビジョン1 第24節 柏レイソル

■contents
・MIHAILO PETROVIC/監督からのメッセージ
「残った唯一のタイトル、リーグ優勝を必ず 競り合いに負けず、全力でレイソルを倒す」
・WILL TO WIN/選手コメント
「柏にどう勝つかが楽しみ~阿部勇樹」
・PREVIEW/水内 猛さんが語る見どころ
「柏のような相手に勝つことで優勝に近づく」
・MY URAWA NOTE
「2年前の柏戦 終了間際の劇的な結果 マジックではなく必然」小齋秀樹
・INTERVIEW/鈴木啓太
「この時代、このレッズで優勝したい」

試合の必需品『マッチデー・プログラム(MDP)』

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