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浦和レッズ2018年度経営情報の開示について

本日開催の定時株主総会において、2018年度の事業収支が承認されましたのでお知らせいたします。

2018シーズンのトップチームは、Jリーグ優勝とAFCアジアチャンピオンズリーグ(以下、「ACL」)の出場権獲得を目標に掲げシーズンをスタートしましたが、リーグ戦序盤でチーム状況が上向かず成績不振に陥り、4月に堀 孝史監督を解任し、暫定的に大槻 毅育成ダイレクターを監督に昇格させました。大槻監督就任後、4試合で3勝1分と、一時の苦しい時期を乗り越え、チーム状況は大きく好転しました。チームが上昇気流に乗る中、オズワルド オリヴェイラ監督を新たに迎え、選手の特徴を最大限に生かしチーム全体のモチベーション向上を図った結果、天皇杯で2006年大会以来7回目(三菱重工サッカー部時代を含む)の優勝を遂げ、2019シーズンのACLの出場権を獲得しました。一方、リーグ戦では、目標としていたJリーグ優勝は果たせず、5位でシーズンを終えました。また、ルヴァンカップはプレーオフステージ敗退となりました。

事業面では、2018年度の営業収入は75億4,900万円となりました。これまで過去最高であった2017年度の79億7,100万円に対し4億2,200万円の減収でしたが、2007年度に次ぐ過去3番目に多い収入規模となりました。
事業運営費、チーム運営費、一般管理費を合わせた営業費用は75億4,000万円で、この結果、営業利益が900万円、当期純利益は3,900万円となり、8年連続で黒字を確保しました。

総入場者は681,575人とACLに出場した前年度比で119,826人減少しました。主な要因はルヴァンカップのプレーオフステージ敗退による試合数の減少等によるものです。一方、リーグ戦17試合の平均入場者数は35,502人と前年度比で1,960人増加しました。要因は、シーズン前半のチーム成績が停滞していたところから後半に持ち直したことなどが挙げられます。その結果、入場料収入は、19億2,300万円(前年度比4億1,400万円減)となりました。



広告料収入は、前年度から協賛金の増額や天皇杯優勝に伴う追加協賛金、新規パートナーの獲得により、7年連続で増加するとともに、過去最高の32億2,600万円(前年度比3,300万円増)を記録しました。

グッズ収入は、2017年度ACL優勝記念グッズや選手の記念グッズ等の売上もあり、9億5,400万円(前年度比1億4,100万円増)となりました。

その他収入とJリーグ分配金の合計は、天皇杯の優勝賞金、選手の移籍金やロシアワールドカップ出場ペイメント等により、14億4,600万円(前年度比1億8,200万円減)となりました。



営業費用は、事業運営費においてルヴァンカッププレーオフステージ敗退による試合数減少等により28億3,500万円(前年度比3億600万円減)、チーム運営費において選手の移籍金の償却・報酬増や監督・コーチ交代による費用増加等により38億5,900万円(前年度比4億5,600万円増)、一般管理費8億4,600万円を加え、75億4,000万円となりました。

純資産は15億5,700万円と過去最高を更新しました。過去の利益の蓄積である利益剰余金は11億7,100万円(前年度比3,900万円増)となりました。



クラブは、2018年3月、JR浦和駅東西連絡通路と西口中ノ島バスターミナルを結ぶ約54mの地下通路(市道)に開通した「浦和サッカーストリート(URAWA SOCCER STREET)」内に、オフィシャルショップ「レッドボルテージ(RED VOLTAGE)」を移転し、リニューアルオープンしました。
開始から4年目を迎えたREX CLUB会員数は前年より約11,000人増の約78,000人となりました。
「安全で快適なスタジアム」づくりのために、安全を確保しながら継続して、子供やファミリーの観戦機会を増やす取組みを進めました。差別撲滅に向けたアクションプログラムでは、外部の学校への啓発を図るなど活動を継続させました。
また、2007年度から継続的に行われてきた「ハートフルサッカー in ASIA」活動において、タイにあるHIVに母子感染した孤児たちの生活施設「バーンロムサイ」を支援する『浦和レッズハートフルクラブ×バーンロムサイ』の活動が評価され、「HEROs AWARD 2018」の受賞に至りました。

2019シーズンは、Jリーグ優勝とACL優勝を目標に掲げ、「浦和のために、最後まで走り、闘い、貫く」という浦和レッズのスタイルを追求し、「強くて魅力あるチーム」を目指しスタートしました。オリヴェイラ監督のもと、チーム一丸となってすべての試合、すべての大会を全力で戦います。
育成については、プレミアリーグで安定的に戦い抜くこと、トップチームへの昇格選手を継続的に輩出することを目指すほか、海外チームとの交流などを通して、指導者の質の向上にも努めていきます。
レディースについては、新たに森 栄次監督を迎え、タイトル獲得に挑むシーズンとしていきます。

クラブは、ここ数年で強化された財務基盤を背景にさらなるステップアップをするための足固めを加速していきます。今シーズンから、だれもが楽しめる埼玉スタジアムを実現するため、過去最大規模の「席割り変更」を実施し、ホスピタリティ向上に取り組みます。新たに来場される観戦者も楽しめる座席を提供し、既存のファン・サポーターとの共生を図っていきます。併行して、既存メディアはもちろんSNS等のデジタルツールを活用した情報発信を強化し、マーケティング活動を進めていきます。引き続き、「安全で快適なスタジアム」「差別撲滅活動」に取り組みます。「サッカーのまち 浦和」や「さいたま市の名所」の情報発信拠点として、「レッドボルテージ(RED VOLTAGE)」と「浦和サッカーストリート(URAWA SOCCER STREET)」を活用し、ホームタウンとの絆づくりに努めていきます。また、埼玉スタジアムが所在する美園地区で進められている「美園スタジアムタウン」のまちづくりに積極的に関与し、スタジアムへのアクセス改善等に取り組んでいきます。

浦和レッズの存在意義は「サッカーをはじめとするスポーツの感動や喜びを伝え、スポーツが日常にある文化を育み、次世代に向けて豊かな地域・社会を創っていく」ことにあります。この存在意義を常に意識しながら、チームと事業が両輪となり、「浦和のために、最後まで走り、闘い、貫く」気持ちを持って、全力で取り組んでいきます。

1.クラブ収支状況



2.クラブ財産状況

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