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ファン・サポーターのみなさまへ

日ごろより、浦和レッドダイヤモンズをサポートいただき、誠にありがとうございます。
チームは、今月13日から始動し、28日に沖縄での一次キャンプを終了しております。

2018シーズン、みなさまとこれまで以上に絆を深められるよう、また喜びの瞬間を一つでも多く作れるよう、チーム、クラブ全体で全力をつくして参りますので、本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

シーズンをスタートしたこのタイミングで、昨シーズンの振り返りと2018シーズンに向けて、私たちが取り組んでいくことをお伝えさせていただきます。

■2017シーズン振り返りと2018シーズンに向けて
2017シーズンは、「あらゆる面でバージョンアップする」というキーワードを掲げ、スタートいたしました。

これは、2012年からのチームづくりにおいて毎年成長し好成績を収めてきたことから、チームやクラブをさらに前に進め、アジアの頂点、そして世界でも活躍できるチーム、クラブにする、そのスタートの年にする、という思いを込めた言葉でした。

10年ぶり、日本勢としては初となる2度目のアジア制覇を実現できたことは、チーム、クラブにとって、また日本のサッカー界にとって大きな成果として評価できると考えています。

5年間で4回目となったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場の経験は、選手をたくましく確実に成長させ、交渉、調整、出入国手続きなどクラブの取り組みも進歩しました。これらが結実した結果、アジア制覇というものにつながったと考えています。

もちろん、これは我々だけの力でなしえたものではありません。
ファン・サポーターのみなさまの熱いサポートの賜物です。また、ホームタウンやパートナー企業のみなさま、Jリーグや日本サッカー協会など、多くの方たちの力添えがあってこそのものでした。

特に決勝トーナメントでの戦いは、浦和レッズが一つになって戦うということがどういうことなのか、浦和レッズがファン・サポーターやホームタウンの方たちに示すべきものが何なのかということを、私たち自身にもあらためて理解させていただけた出来事でした。ファン・サポーターのみなさまに、チームにとって大きなアドバンテージとなったあのような素晴らしい雰囲気をこれからも創っていただけるよう、そして大きな喜びを共にできた、あのような瞬間を一つでも多く作れるよう、2018シーズンも取り組んでいきたいと考えています。

■チームについて
チームについては、10年ぶり2度目のACL優勝という大きな成果を得た一方で、課題を残したシーズンでもありました。

<2017シーズンの主な成績>
FIFAクラブワールドカップ(FCWC) 5位
AFCチャンピオンズリーグ 優勝
明治安田生命J1リーグ 7位 14勝7分け13敗 得点64 失点54
ルヴァンカップ 準々決勝
天皇杯 ラウンド16
スルガ銀行チャンピオンシップ 優勝

ミハイロ ペトロヴィッチ前監督は、2016シーズン年間勝ち点1位を獲得したチームをさらに進化させるべく、攻撃により力を掛ける選択を行いました。その結果、4月下旬までのシーズン序盤は大量得点で勝利を重ね、好スタートを切りましたが、徐々に守備面でほころびが生じ、バランスを欠いてしまって、失点が増える状況が続きました。勝利を得られない中で、クラブとしても前監督と改善のコミュニケーションを図っていきましたが、最終的に修正が利かない状況となり、それまでの経緯を含めて札幌戦に敗れた後、7月末に解任という決断を下さざるを得ないこととなりました。

その後、堀コーチを監督に据え、再スタートを切りました。堀監督は、クラブからの守備面の立て直し、健全な競争という要請を実現するなどの成果を残したと考えています。また、ACL決勝トーナメントで見せたような、相手と自分たちの力量、ホームとアウェイでの環境の違いなどを考慮して、状況に合わせた柔軟な戦い方を選択することで、勝利に徹する姿勢でACL制覇を成し遂げました。こうした手腕は大きく評価できるものだと考えています。

一方で、国内の戦い方については、リーグでのホーム・柏レイソル戦(1-2・敗戦)、川崎フロンターレ戦(0-1・敗戦)など、主導権を握る時間を多く持つ、内容のよい試合を見せながらも勝ちきれない試合があり、改善点を残したと言えます。

2018シーズン、堀監督は昨年のFCWCの5位決定戦となったカサブランカ戦でのパフォーマンスを「チームづくりのベース」としたいと話しており、その上で「相手の状況を考慮に入れながら、できるだけ主導権を握る時間を多くし、勝利と共に見ている方にも何かを感じてもらえるサッカーを目指す」としています。

補強面では、堀監督からのオーダーも含め、即戦力であることやチームの年齢構成などを考慮して進めました。
マルティノス選手、岩波拓也選手、武富孝介選手、そして、4年ぶりに復帰した山田直輝選手は即戦力であり、高いレベルで競争を高め、チームの力をさらに高めてくれる存在と期待しています。
また、明治大学から加入した柴戸海選手、ユースから昇格した荻原拓也選手、橋岡大樹選手、井澤春輝選手は、将来性があり、チームの未来を支えてくれる人材です。井澤選手は、徳島ヴォルティスへ期限付き移籍をさせ、実戦経験を積み、成長を促すという新しい試みも行っています。

そのほか、ラファエル シルバ選手のチーム離脱に伴う補強についても、堀監督とコミュニケーションを取りながら、最大限の努力をしていきます。

クラブは、堀監督を全力で支えていき、目標達成を目指していきます。

■経営面について
経営面では、昨シーズンのチームの好成績と2011年の降格危機の経験を生かし、ここ数年の継続した積み重ねもあって、過去最高の営業収入に迫る見込みとなりました。

しかし、一方で入場者数は減少しました。リーグ戦での平均入場者数は3万3,542人と前年度比3,000人強減少しました。ACL、ルヴァンカップを含めたホームゲームの総入場者数は80万人強となりましたが、これも前年度よりも3万人ほど減っている状況です。平日試合開催増、リーグ戦での低迷ほか様々な要因がありますが、浦和レッズの最大の強みであるスタジアムでのレッズワンダーランドづくりの歩みを止めてはいけません。2018シーズンはロシアワールドカップに伴う過密日程など引き続き厳しい環境にありますが、一人でも多くの方の来場を頂けることをクラブの最重要課題として取り組んでいきます。

3年前に立ち上げたREX CLUBの会員数は1年で2倍以上増え7万人近くとなりました。引き続きREX CLUBを中心とし、これまでレッズと共に歩んでくださった方とより深い絆が作れるよう努めるとともに、新たにファン・サポーターとなっていただける方が増える施策も行っていきます。
そのためには、「安全で快適なスタジアムづくり」も継続します。ACLで見られたような、浦和レッズの強みである、スタジアムの熱気ある雰囲気を維持するため、安全で快適な観戦環境を整え、また、スタジアムのホスピタリティー向上も進めます。

スタジアム内、スタンド内だけでなく、埼玉スタジアムへのアクセス改善、埼玉スタジアムの改修・修繕、「浦和美園」のまちづくり、埼玉高速鉄道の延伸といった課題や、JR浦和駅における「サッカーストリート」の開設、一般社団法人化したレッズランドでの取り組み強化など、スポーツを通じた幸せづくりをひとつでも多く手掛け、実現させていきます。

■クラブとして
「あらゆる面でバージョンアップする」というキーワードを掲げた2017シーズンはACL制覇という成果を得た一方で多くの課題も残しました。

2018シーズンは、ACL出場がなく、国内の戦いに集中します。また、アジアを制した翌年以降厳しいシーズンとなることは過去も経験しました、だからこそ、2018シーズンは、非常に重要な年になると考えています。2019シーズン以降にふたたび、アジアの戦いに戻り、アジア、世界で継続して活躍できるチーム、クラブとなっていくために、今一度、足元を固める必要があると考えています。

「ステップアップをしていくために、足元を固める年」

2018シーズンは、上記のようなシーズンと認識して、これまで掲げた課題に取り組んでいきます。

そのためには、これまで以上にホームタウン活動にも注力し、地域のみなさまに愛されるように努めていきます。

また、浦和レッズは地域の公共財であることをあらためて意識し、浦和の街の活性化や浦和美園のまちづくり、そしてレッズランドを含めてスポーツ文化の醸成にも尽力していきます。

今シーズンも、クラブ一丸となって全力を尽くしてまいりますので、引き続き、タイトル獲得、ACL出場権の獲得という目標はもちろんのこと、豊かなスポーツ文化の創造に向けて、共に歩んでいただきますよう、よろしくお願いいたします。

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